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公開番号2025012686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115713
出願日2023-07-14
発明の名称化粧材
出願人大建工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E04F 15/04 20060101AFI20250117BHJP(建築物)
要約【課題】床材として用いたときに、転倒時やベッドからの転落時に頭部に致命的な損傷を与えないように衝撃を緩和可能な化粧材を、環境負荷に配慮してリサイクル可能に構成する。
【解決手段】化粧材1は、木質基材10と、該木質基材10の裏面に接着された緩衝材20と、上記木質基材10の表面に設けられた化粧層30とを備えている。緩衝材20を、木質繊維板で構成し、化粧材1を、ASTM規格F1292に準拠した衝撃試験によって測定される頭部損傷基準値(HIC値)が1000となる落下高さが60cm以上となるように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
木質基材と、該木質基材の裏面に接着された緩衝材と、上記木質基材の表面に設けられた化粧層とを備えた化粧材であって、
上記緩衝材は、木質繊維板であり、
ASTM規格F1292に準拠した衝撃試験によって測定される頭部損傷基準値(HIC値)が1000となる落下高さが60cm以上となるように構成されている
ことを特徴とする化粧材。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化粧材において、
上記木質基材は、厚さが6mm以上12mm以下であり、
上記緩衝材は、厚さが12mm以上18mm以下のインシュレーションボードである
ことを特徴とする化粧材。
【請求項3】
請求項2に記載の化粧材において、
上記緩衝材の表面には、互いに平行に延びる複数の直線状の溝が形成されている
ことを特徴とする化粧材。
【請求項4】
請求項2に記載の化粧材において、
上記緩衝材の内部には、厚さ方向に直交する方向に互いに平行に延びる複数の直線状の空隙が形成されている
ことを特徴とする化粧材。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載の化粧材において、
上記化粧層は、樹脂シートである
ことを特徴とする化粧材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内に用いられる、転倒時又は転落時の安全性に配慮した化粧材に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高齢者が転倒によって骨折等の傷害を負うことが問題視され、転倒時の衝撃を吸収することにより、骨折のリスクを低減させる床材が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には、合成樹脂発泡体又はゴム発泡体で構成された衝撃吸収材を備えることにより、JIS A6519の測定方法により測定した加速度の最大値(G値)が80G以下となるようにした床材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-190672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、高齢者の転倒やベッドからの転落による死亡事故が多発している。そのため、転倒時や転落時に致命的な損傷につながる頭部への大きな衝撃を緩和する対策が床材にも求められている。
【0006】
しかしながら、従来の床材において衝撃緩和性能を示す指標として用いるG値は、20cmの高さからヘッドモデルを自由落下させて床材に衝突したときの加速度を測定したものである。一方、実際の転倒時や転落時には、20cmより高所から頭部が落下することもある。そのため、G値が適正範囲のものであっても、実際の転倒時や転落時に頭部や床材が受ける衝撃を適切に緩和できているかは不明であった。
【0007】
また、従来の床材は、衝撃吸収材として環境負荷の高い樹脂発泡体を用いているため、地球温暖化や海洋マイクロプラスチック問題等の環境問題に悪影響を与えかねない。さらに、従来の床材では、木質基材に樹脂発泡体を接着剤で貼り合わせているため、リサイクル性に欠けるという問題がある。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、床材として用いたときに、転倒時やベッドからの転落時に頭部に致命的な損傷を与えないように衝撃を緩和可能な化粧材を、環境負荷に配慮してリサイクル可能に構成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明では、木質繊維板を緩衝材として用い、ASTM規格F1292に準拠した衝撃試験によって測定される頭部損傷基準値(HIC値)が1000となる落下高さ(危険高さ)が60cm以上となるように化粧材を構成した。
【0010】
具体的には、第1の発明は、木質基材と、該木質基材の裏面に接着された緩衝材と、上記木質基材の表面に設けられた化粧層とを備えた化粧材であって、上記緩衝材は、木質繊維板であり、ASTM規格F1292に準拠した衝撃試験によって測定される頭部損傷基準値(HIC値)が1000となる落下高さが60cm以上となるように構成されていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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