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公開番号2025012633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115611
出願日2023-07-14
発明の名称通信システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類H04M 11/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 レンジフードの近距離無線通信を行う無線通信部のファームウェアの更新をユーザが簡単に行える通信システムを提供する。
【解決手段】 無線通信部23を有するレンジフード2と管理装置5とを備え、レンジフード2は、無線通信部23の識別情報及びファームウェア特定情報を定期的に管理装置5へ送信し、管理装置5は、アプリが起動された携帯端末7から管理装置5から取得した無線通信部23の識別情報及びファームウェア特定情報とともに問合せ要求を受信したときに更新用データを記憶しているときには更新用データが有る旨及び更新用データを携帯端末7へ送信し、レンジフード2は、更新実行指示が入力された携帯端末7から管理装置5を経由して更新要求を受信すると、無線通信部23を更新モードに移行させ、無線通信部23は、更新待機情報を発信し、更新待機情報を受信した携帯端末7から更新用データを受信してファームウェアの更新を行う。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
調理機器と近距離無線通信を行うためのファームウェアが組み込まれた第1の無線通信部および外部通信網を介して管理装置と通信を行う第2の無線通信部を有するレンジフードと、
所定のアプリケーションソフトが予めインストールされており、近距離無線通信を行うことができ前記第1の無線通信部とペアリングが行われていない第3の無線通信部を有する携帯端末と前記外部通信網を介して通信が可能であり、前記第1の無線通信部の前記ファームウェアの更新用データを記憶可能である前記管理装置と、を備え、
前記レンジフードは、前記第2の無線通信部によって前記第1の無線通信部の識別情報と前記第1の無線通信部の前記ファームウェアを特定するファームウェア特定情報とを定期的に前記管理装置へ送信し、
前記管理装置は、ユーザの操作によって前記アプリケーションソフトが起動された前記携帯端末から、前記管理装置から取得した前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報とともに前記第1の無線通信部の前記ファームウェアの更新用データの有無を問合せる問合せ要求を受信したときに、前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報に基づいて前記ファームウェアの更新用データを記憶しているか否かを判定し、前記ファームウェアの更新用データを記憶している場合には、前記更新用データが有る旨および前記更新用データを前記携帯端末へ送信し、
前記レンジフードは、ユーザの操作によって更新実行指示が入力された前記携帯端末から前記管理装置を経由して送信されたファームウェア更新要求を前記第2の無線通信部によって受信すると、前記第1の無線通信部をファームウェア更新モードに移行させ、
前記第1の無線通信部は、前記ファームウェア更新モードに移行すると、前記第1の無線通信部の識別情報と前記ファームウェア更新モードである旨を示す情報とを含む更新待機情報を発信し、
前記第1の無線通信部は、前記更新待機情報を受信した前記携帯端末の前記第3の無線通信部から送信される前記更新用データを受信して前記ファームウェアの更新を行う、
通信システム。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記レンジフードの前記第2の無線通信部は、無線LANルータおよび前記外部通信網を介して前記管理装置と通信を行い、
前記携帯端末の前記アプリケーションソフトが起動されて前記携帯端末が前記管理装置と通信を開始したときに前記無線LANルータを介して通信する場合にのみ、前記携帯端末から前記管理装置へ前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報とともに前記問合せ要求が送信されるよう構成された、
請求項1に記載の通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンロ等の調理機器とレンジフードとを有する厨房システムにおける通信システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、キッチン等に設置されたコンロとユーザのスマートフォン等の携帯端末とが近距離無線通信によって通信可能に構成されており、さらに、コンロとレンジフードとが近距離無線通信によって通信可能に構成された通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、コンロ等の調理機器と、ユーザのスマートフォン等の携帯端末およびレンジフードとが、Bluetooth(登録商標)通信にて無線通信可能に構成されていることが記載されている。
【0004】
このような通信システムでは、予めコンロと携帯端末とのペアリングが実施されるとともに、コンロとレンジフードとのペアリングが実施されている。Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を行うためのコンロの無線通信部のファームウェアの更新は、例えば新しいファームウェアが記憶されたサーバから新しいファームウェアをインターネット等の外部通信網を介して携帯端末にダウンロードし、さらに携帯端末から近距離無線通信によってコンロへ転送することにより行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018―155414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、コンロと近距離無線通信を行うためのレンジフードの無線通信部のファームウェアの更新を行う際には、ユーザが携帯端末とレンジフードとを事前にペアリングした後で、サーバから新しいファームウェアを携帯端末にダウンロードし、携帯端末から近距離無線通信によってレンジフードへ転送することが考えられる。しかしながら、レンジフードの無線通信部のファームウェアの更新のためだけに携帯端末とレンジフードとを事前にペアリングを行うことは、ユーザにとって利便性が低下する。
【0007】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、レンジフードの近距離無線通信を行う無線通信部のファームウェアの更新をユーザが簡単に行うことができる通信システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る通信システムは、調理機器と近距離無線通信を行うためのファームウェアが組み込まれた第1の無線通信部および外部通信網を介して管理装置と通信を行う第2の無線通信部を有するレンジフードと、所定のアプリケーションソフトが予めインストールされており、近距離無線通信を行うことができ前記第1の無線通信部とペアリングが行われていない第3の無線通信部を有する携帯端末と前記外部通信網を介して通信が可能であり、前記第1の無線通信部の前記ファームウェアの更新用データを記憶可能である前記管理装置と、を備え、前記レンジフードは、前記第2の無線通信部によって前記第1の無線通信部の識別情報と前記第1の無線通信部の前記ファームウェアを特定するファームウェア特定情報とを定期的に前記管理装置へ送信し、前記管理装置は、ユーザの操作によって前記アプリケーションソフトが起動された前記携帯端末から、前記管理装置から取得した前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報とともに前記第1の無線通信部の前記ファームウェアの更新用データの有無を問合せる問合せ要求を受信したときに、前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報に基づいて前記ファームウェアの更新用データを記憶しているか否かを判定し、前記ファームウェアの更新用データを記憶している場合には、前記更新用データが有る旨および前記更新用データを前記携帯端末へ送信し、前記レンジフードは、ユーザの操作によって更新実行指示が入力された前記携帯端末から前記管理装置を経由して送信されたファームウェア更新要求を前記第2の無線通信部によって受信すると、前記第1の無線通信部をファームウェア更新モードに移行させ、前記第1の無線通信部は、前記ファームウェア更新モードに移行すると、前記第1の無線通信部の識別情報と前記ファームウェア更新モードである旨を示す情報とを含む更新待機情報を発信し、前記第1の無線通信部は、前記更新待機情報を受信した前記携帯端末の前記第3の無線通信部から送信される前記更新用データを受信して前記ファームウェアの更新を行う。
【0009】
この構成によれば、ユーザは、携帯端末にインストールされているアプリケーションソフトを起動した後、レンジフードの第1の無線通信部のファームウェアの更新実行指示の入力操作を行うだけで、第1の無線通信部のファームウェアの更新を行うことができる。このように、ユーザは、レンジフードの第1の無線通信部と携帯端末の第3の無線通信部とのペアリングを行うことなく、レンジフードの第1の無線通信部のファームウェアの更新を簡単に行うことができる。
【0010】
前記レンジフードの前記第2の無線通信部は、無線LANルータおよび前記外部通信網を介して前記管理装置と通信を行い、前記携帯端末の前記アプリケーションソフトが起動されて前記携帯端末が前記管理装置と通信を開始したときに前記無線LANルータを介して通信する場合にのみ、前記携帯端末から前記管理装置へ前記第1の無線通信部の識別情報および前記ファームウェア特定情報とともに前記問合せ要求が送信されるよう構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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