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公開番号2025012393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115189
出願日2023-07-13
発明の名称電子機器用筐体及び電子機器用筐体の製造方法
出願人アンリツ株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20250117BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】組み立てが容易で、底面フレーム3と正面パネル4の連結部分におけるシールド性に優れた電子機器用筐体2を提供する。
【解決手段】組み立て途中の筐体2に正面パネル4を取り付ける(図3)。正面パネルのフランジ20の長孔21を底面フレーム3の突起部材16に係合させてスライドさせる容易な操作で底面フレーム3に正面パネル4を取り付けることができ(図5)、巻胴8を被せて固定ねじ29で固定することで筐体2が完成する(図7)。フランジ20と底面パネル3の隙間は突起部材の基部17の高さに設定されるので、隙間にある第1シールド材15の潰れ量は一定となり、当該部分における電磁波のシールド性能は一定となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が実装される底面フレーム(3)と、
前記底面フレームの正面側に連結された正面パネル(4)と、
前記底面フレーム及び前記正面パネルを覆って前記底面フレーム及び前記正面パネルに連結された巻胴(8)と、
を具備し、
前記底面フレームと前記正面パネルの連結部分には、前記底面フレームと前記正面パネルの隙間を一定に保持する高さを備えた突起部材(16)と、前記突起部材が挿入される長孔(21)が設けられており、前記突起部材を前記長孔に挿入して前記突起部材と前記長孔を相対的に移動させることにより、前記底面フレームと前記正面パネルが正規の組立状態となることを特徴とする電子機器用筐体(2)。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記突起部材(16)は、外径が大径の基部(17)と、外径が小径の頭部(18)と、前記基部と前記頭部を接続する外径が細径の棒部(19)を備えており、
前記長孔(21)は、前記頭部を挿通する幅を備えており、
前記突起部材の前記頭部を前記長孔に挿入し、前記突起部材と前記長孔を前記長孔の長手方向に沿って相対的に移動させ、前記突起部材の前記棒部に前記長孔の端部を係止させることにより、前記底面フレーム(3)と前記正面パネル(4)の間隔を、前記突起部材の前記基部の長さで規定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器用筐体(2)。
【請求項3】
前記底面フレーム(3)と前記正面パネル(4)の前記隙間には、前記底面フレームと前記正面パネルの間を遮蔽する第1シールド材(15)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器用筐体(2)。
【請求項4】
前記正面パネル(4)と前記巻胴(8)の間には、前記正面パネルと前記巻胴の間を遮蔽する第2シールド材(22)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器用筐体(2)。
【請求項5】
前記正面パネル(4)の背面側には、背面方向に突出したフランジ(20)が前記正面パネルの外形に沿って設けられており、
前記第1シールド材(15)は、前記フランジの外面と、前記フランジの前記外面と対面する前記底面フレーム(3)の内面とによって挟持されており、
前記第2シールド材(22)は、前記フランジの外面と、前記フランジと対面する前記巻胴(8)の内面とによって挟持されていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器用筐体(2)。
【請求項6】
前記フランジ(20)の外面に設けられた所定の高さのスペーサ部材(25)と、前記巻胴(8)を前記スペーサ部材に固定する固定部材(29)とを有しており、
前記フランジの外面に配置した前記第2シールド材(22)を、前記固定部材によって前記スペーサ部材に固定された前記巻胴と前記フランジとの間で挟持することを特徴とする請求項5に記載の電子機器用筐体(2)。
【請求項7】
電子部品が実装される底面フレーム(3)と、前記底面フレームの正面側に連結された正面パネル(4)と、前記底面フレーム及び前記正面パネルを覆って前記底面フレーム及び前記正面パネルに連結された巻胴(8)と、を具備する電子機器用筐体(2)の製造方法において、
前記底面フレームを組立平面上に載置し、
前記底面フレームの正面側の縁辺に沿って第1シールド材(15)を設け、
前記正面パネルの上縁辺と、右縁辺と、左縁辺に第2シールド材(22)を設け、
前記底面フレームと前記正面パネルの連結部分において、前記底面フレームと前記正面パネルの一方に設けられた突起部材(16)を、前記底面フレームと前記正面パネルの他方に設けられた長孔(21)に挿入し、前記突起部材と前記長孔を相対的に移動させることにより、前記底面フレームと前記正面パネルが所定の隙間をおいて配置された正規の組立状態とし、
前記底面フレーム及び前記正面パネルに前記巻胴を被せ、前記底面フレーム及び前記正面パネルと、前記巻胴を連結することを特徴とする電子機器用筐体(2)の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に電子部品等が収納される電子機器用筐体に係り、特に電子部品等が実装された底面フレームを設置面に置いた状態で、その姿勢を変更することなく容易に組み立てることができるとともに、底面フレームと正面パネルの連結部分におけるシールド性に優れた電子機器用筐体及び電子機器用筐体の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 830 文字)【背景技術】
【0002】
図9は、本願発明者等が提案している電子機器の組み立て工程及び電子機器用筐体の構造を説明するための模式図である。固定は、作業台の上で作業員の人力によって行なわれるものとして説明する。
【0003】
工程1)では、各種板金100を用いて電子部品104が実装・搭載されるフレームとしてのシャーシ101を組み立てる。
【0004】
工程2)では、シャーシ101の正面に正面パネル102を取り付け、シャーシ101の背面に背面パネル103を取り付ける。
【0005】
工程3)では、プリント基板、モジュール、電源その他の各種部品(総称して電子部品104と称する。)をシャーシ101に組み込む。
【0006】
工程4)では、組み立て途中の電子機器の向きを変える。図示のように、正面パネル102を作業台に当接させた縦長の姿勢とする。
【0007】
工程5)では、電子機器の背面パネル103の側から、正面側と背面側が開放された四角筒状のカバー(巻胴)105を、シャーシ101等を外挿するように差し込む。
【0008】
工程6)では、カバー105の上面の四隅に足受け106を取り付け、カバー105の底面の四隅にも足受け107を取り付ける。また、背面パネルの四隅に脚部108を設ける。
【0009】
工程7)では、再び電子機器の向きを変える。図示のように、シャーシ101の底面を作業台に当接させ、正面パネル102を前方に向けた最初の姿勢(工程2))に戻す。
【0010】
工程8)では、背面パネル103に、モデル名やシリアル番号等を記載した製品のラベルを貼付し、正面パネル102に化粧板109を貼付する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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