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公開番号
2025012296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115031
出願日
2023-07-13
発明の名称
セパレータ兼サイレンサ及び真空ステーション
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03F
1/00 20060101AFI20250117BHJP(上水;下水)
要約
【課題】従来のセパレータ兼封水タンクの気液分離機能を不要にすることができる、セパレータ兼サイレンサを提供する。
【解決手段】気体を吸引する水封式真空ポンプに用いられた封水と水封式真空ポンプから吐出された気体を分離する気液分離室及び気体の排気音を低減する減音室を備える、セパレータ兼サイレンサ。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
気体を吸引する水封式真空ポンプに用いられた封水と前記水封式真空ポンプから吐出された前記気体を分離する気液分離室及び前記気体の排気音を低減する減音室を備える、セパレータ兼サイレンサ。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載されるセパレータ兼サイレンサであって、
前記セパレータ兼サイレンサは、筒状の側壁、前記側壁の下端部に固定される下壁及び前記側壁の上端部に固定される上壁を備える本体と、仕切り板とを備え、前記仕切り板は、前記仕切り板と前記下壁の間に前記気液分離室を画定し、前記仕切り板と前記上壁の間に前記減音室を画定するように、前記本体の内部で横方向に延在し、
前記仕切り板は、前記仕切り板を上下方向に貫通する開口を含み、
前記側壁は、前記気液分離室に開口する入口開口を含み、前記下壁は、出口開口を含む、
セパレータ兼サイレンサ。
【請求項3】
請求項2に記載されるセパレータ兼サイレンサであって、
前記セパレータ兼サイレンサは、前記仕切り板に固定され、前記気液分離室内で上下方向に延在するバッフルプレートを備え、前記バッフルプレートの下端と前記下壁との間に隙間が設けられている、セパレータ兼サイレンサ。
【請求項4】
請求項1に記載されるセパレータ兼サイレンサと、
前記水封式真空ポンプと、
前記気体から分離された封水を貯留する封水タンクと、
を備える真空ステーション。
【請求項5】
請求項2または3に記載されるセパレータ兼サイレンサと、
前記水封式真空ポンプと、
前記気体から分離された封水を貯留する封水タンクと、
を備える真空ステーション。
【請求項6】
請求項5に記載される真空ステーションであって、
前記セパレータ兼サイレンサの前記入口開口と前記水封式真空ポンプの排気口とを接続し、前記水封式真空ポンプから吐出された気体を、前記水封式真空ポンプに用いられた封水とともに移送する排気管が設けられており、
前記セパレータ兼サイレンサの前記入口開口は、前記水封式真空ポンプの前記排気口と同じまたは前記排気口より下側の位置に配置される、真空ステーション。
【請求項7】
請求項5に記載される真空ステーションであって、
前記セパレータ兼サイレンサの前記出口開口と前記封水タンクの側部開口とを接続する封水管が設けられており、
前記封水タンクに貯留可能な封水の最高水位があらかじめ設定されており、
前記セパレータ兼サイレンサの前記出口開口は、前記最高水位より上側の位置に配置される、真空ステーション。
【請求項8】
請求項6に記載される真空ステーションであって、
前記セパレータ兼サイレンサの前記出口開口と前記封水タンクの側部開口とを接続する封水管が設けられており、
前記封水タンクに貯留可能な封水の最高水位があらかじめ設定されており、
前記セパレータ兼サイレンサの前記出口開口は、前記最高水位より上側の位置に配置さ
れる、真空ステーション。
【請求項9】
請求項7に記載される真空ステーションであって、
前記封水タンクに、前記封水タンクから封水を搬送するポンプの運転を停止するインターロック水位が設定されており、
前記封水タンク内において、前記側部開口に取り付けられた配管の管頂が、前記インターロック水位と同じまたは前記インターロック水位より下側の位置に配置されている、真空ステーション。
【請求項10】
請求項8に記載される真空ステーションであって、
前記封水タンクに、前記封水タンクから封水を搬送するポンプの運転を停止するインターロック水位が設定されており、
前記封水タンク内において、前記側部開口に取り付けられた配管の管頂が、前記インターロック水位と同じまたは前記インターロック水位より下側の位置に配置されている、真空ステーション。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セパレータ兼サイレンサに関する。特に、本発明は、真空式下水道システムにおける真空ステーションに適用可能なセパレータ兼サイレンサに関する。また、本発明は、セパレータ兼サイレンサを備える真空ステーションに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
真空式下水道システムは、家庭で発生する生活排水等を含む液体(以下、下水という。)を、真空弁ユニット及び真空下水管を介して真空ステーションへ収集するシステムである。図12に、従来の真空ステーションの一例を概略的に示す。従来の真空ステーション10は、下水を収集する原動力となる真空を発生させる真空ポンプ11及び収集された下水を一時貯留する集水タンク12などを備えており、集水タンク12に貯留された下水を下水処理場などへ搬送する施設である。
【0003】
真空ポンプ11は、下水を同伴搬送する気体(以下、排気という。)を集水タンク12から吸引することによって、集水タンク12内を負圧(例えば、-80~-50kPa)にする。また、集水タンク12は、真空下水管(換言すれば、真空管路)を介して、図示されない真空弁ユニットが接続されている。真空ポンプ11によって集水タンク12内を負圧にすることによって、真空弁ユニットに一時的に貯められた下水が、真空下水管を介して排気とともに搬送される。搬送された排気及び下水が、集水タンク12へ貯められる。また、真空ステーション10は、集水タンク12にある程度下水が貯まったら、集水タンク12内の下水を下水処理場などへ圧送する圧送ポンプ13などを備えている。また、真空ステーション10は、真空ポンプ11によって吸引された排気に含まれる臭気成分を除去する、図示されない脱臭装置などを備えることができる。
【0004】
従来の真空ステーション10において、真空ポンプ11は、水封式真空ポンプとして構成される。集水タンク12に下水とともに貯められた排気は、真空ポンプ11によって吸引される。吸引された排気は、真空ポンプ11から、封水とともにセパレータ兼封水タンク14へ搬送される。セパレータ兼封水タンク14の内部は、搬送された排気と封水とを分離する気液分離室を形成する。具体的には、図13に示すように、セパレータ兼封水タンク14は、仕切り板14aを含む気液分離構造を有する。仕切り板14aは、セパレータ兼封水タンク14の天井部から実質的に鉛直方向に延在する。仕切り板14aと、セパレータ兼封水タンク14の底面との間には、隙間が形成されている。封水は、この隙間を通過することができる。真空ポンプ11からセパレータ兼封水タンク14に搬送された封水と排気は、仕切り板14aに衝突し、流れの方向を変える。排気はセパレータ兼封水タンク14の天井部に取り付けられた排気管から後述する排気サイレンサ16に流入する。封水は、セパレータ兼封水タンク14内に落下して貯留される。これにより、排気と封水を適切に分離することができる。
【0005】
再び図12を参照すると、セパレータ兼封水タンク14に貯留された封水は、封水ポンプ15の作動によって再び真空ポンプ11に供給される。また、セパレータ兼封水タンク14に貯留された封水は、冷却水ポンプ18によって冷却装置19に搬送され、再びセパレータ兼封水タンク14に供給される。これにより、セパレータ兼封水タンク14内の封水の温度を下げることができる。セパレータ兼封水タンク14には、清水管(符号省略)を通して清水が注入される。また、真空ステーション10は、セパレータ兼封水タンク14等からの排水を受け入れる排水ピット20を備えている。
【0006】
一方、セパレータ兼封水タンク14で封水から分離された排気は、排気サイレンサ16
及びミストセパレータ17等を通って排気塔へ搬送される。排気サイレンサ16は、真空ポンプ11からの排気を減音するために設けられている。
【0007】
また、真空ステーション10は、真空ポンプ11等の動作を制御する制御部21を備えている。制御部21には、集水タンク12の水位及び圧力、セパレータ兼封水タンク14の水位及び水温、排水ピット20の水位などの計測値が入力される。これらの計測値に異常が生じた場合に、制御部21は、警報器22から警報を発するように構成されている。この他、様々に構成される真空ステーションが、例えば、特開2014-98284号公報等に記載されている。
【0008】
真空ステーション10には、様々な設置態様がある。例えば、上記した真空ポンプ11、集水タンク12などの各機器を建屋内にまとめて収容する単独設置型の真空ステーションがある。また、敷地面積の制約等の理由で、道路下埋設型の真空ステーションも存在する。道路下埋設型の真空ステーションでは、例えば、マンホール内などの地下空間に集水タンク12を埋設し、地上に真空ポンプ11を設置することができる。
【0009】
真空ステーションを構成する各機器は、必要に応じて新設機器に更新(換言すれば、交換)される。しかし、敷地面積が限られた設置環境において、真空ステーション10の更新作業は容易ではない。各機器のうち、セパレータ兼封水タンク14は特に寸法が大きいので、更新に関して、以下のような問題点がある。
【0010】
搬出入計画に関する問題点
搬出入口とセパレータ兼封水タンク14との間に他の機器が設置されていると、セパレータ兼封水タンク14の搬出入に他の機器が干渉する可能性がある。例えば集水タンク12が干渉する場合、集水タンク12を撤去すると、その間、下水道システムの運転を停止しなければならない。各機器を他の機器の搬出入を妨げない位置に配置することが好ましいが、敷地面積の制約上、難しい。また、セパレータ兼封水タンク14は寸法が大きいので、利用できる搬出入口が限られる。例えば真空ポンプ11などのポンプ用の搬出入口は、寸法が小さいので利用できない。また、限られた敷地面積内で、設備更新用の搬出入口を追加して設けることは困難である。
(【0011】以降は省略されています)
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