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公開番号
2025012235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114942
出願日
2023-07-13
発明の名称
位置合わせ治具
出願人
前田建設工業株式会社
,
株式会社熊谷組
,
テクノス株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
E04G
21/18 20060101AFI20250117BHJP(建築物)
要約
【課題】建材孔部の位置合わせを精度よく実行することができる位置合わせ治具を提供する。
【解決手段】位置合わせ治具は、規定方向に延在する延設部と、延設部から突出する第1突出部と、複数の建材を間にして第1突出部と規定方向に並ぶよう延設部から突出する第2突出部と、第1突出部に設けられる第1螺合孔部と、を含む治具本体と、第1螺合孔部に螺合する第1ボルトと、第1ボルトに連結すると共に規定方向に延在し、規定方向の一方側から建材孔部に挿入される第1挿入棒と、第2突出部に連結すると共に規定方向に延在し、規定方向の他方側から建材孔部に挿入される第2挿入棒とを備える。第1挿入棒は、規定方向に対して傾斜する第1傾斜面を含み、第2挿入棒は、第1傾斜面と対面して当接する第2傾斜面を含む。第1ボルトの回転によって第1挿入棒が規定方向に移動すると、第1傾斜面は第2傾斜面に対して摺動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物を構成する複数の建材の各々に設けられる建材孔部の位置合わせをするための位置合わせ治具であって、
規定方向に延在する延設部と、前記延設部から突出する第1突出部と、前記複数の建材を間にして前記第1突出部と前記規定方向に並ぶよう前記延設部から突出する第2突出部と、前記第1突出部に設けられる第1螺合孔部と、を含む治具本体と、
前記第1螺合孔部に螺合する第1ボルトと、
前記第1ボルトに連結すると共に前記規定方向に延在し、前記規定方向の一方側から前記建材孔部に挿入される第1挿入棒と、
前記第2突出部に連結すると共に前記規定方向に延在し、前記規定方向の他方側から前記建材孔部に挿入される第2挿入棒と、
を備え、
前記第1挿入棒は、前記規定方向に対して傾斜する第1傾斜面を含み、
前記第2挿入棒は、前記第1傾斜面と対面して当接する第2傾斜面を含み、
前記第1ボルトの回転によって前記第1挿入棒が前記規定方向に移動すると、前記第1傾斜面は前記第2傾斜面に対して摺動するように構成される
位置合わせ治具。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1ボルトは、前記規定方向に延在する第1軸部を含み、
前記第1軸部の前記第1挿入棒側の端面である第1軸端面は、凸状または凹状の湾曲形状を呈し、
前記第1挿入棒の前記第1ボルト側の端面である第1挿入棒端面は、前記第1軸端面に対面して当接する凹状または凸状の湾曲形状を呈する
請求項1に記載の位置合わせ治具。
【請求項3】
前記第1軸端面と前記第1挿入棒端面とが互いに摺動可能となるよう第1ボルトと前記第1挿入棒とを連結させる第1連結部材をさらに備え、
前記第1連結部材は、前記第1ボルトおよび前記第1挿入棒に対して離脱可能に取り付けられている
請求項2に記載の位置合わせ治具。
【請求項4】
前記第1挿入棒は、前記規定方向に沿って視たとき、前記第1傾斜面とは反対側に向かって凸となる第1湾曲面をさらに含む
請求項1乃至3の何れか1項に記載の位置合わせ治具。
【請求項5】
前記第1挿入棒は、前記第1湾曲面と前記第1傾斜面とを接続する第1接続面をさらに含み、
前記第1接続面は、前記規定方向に沿って視たとき、前記第1挿入棒の軸心を中心とした半径が前記第1湾曲面の曲率半径と同じになる第1仮想円よりも内側に位置する
請求項4に記載の位置合わせ治具。
【請求項6】
前記第1傾斜面には、前記規定方向に沿って延在する複数の第1縦溝が形成されている
請求項1または2に記載の位置合わせ治具。
【請求項7】
前記治具本体は、前記第2突出部に設けられる第2螺合孔部をさらに含み、
前記位置合わせ治具は、前記第2螺合孔部に螺合する第2ボルトをさらに備え、
前記第2挿入棒は、前記第2ボルトに連結される
前記第2ボルトの回転によって前記第2挿入棒が前記規定方向に移動すると、前記第2傾斜面は前記第1傾斜面に対して摺動するように構成される
請求項1または2に記載の位置合わせ治具。
【請求項8】
前記第2ボルトは、前記規定方向に延在する第2軸部を含み、
前記第2軸部の前記第2挿入棒側の端面である第2軸端面は、凸状または凹状の湾曲形状を呈し、
前記第2挿入棒の前記第2ボルト側の端面である第2挿入棒端面は、前記第2軸端面に対面して当接する凹状または凸状の湾曲形状を呈する
請求項7に記載の位置合わせ治具。
【請求項9】
前記第2軸端面と前記第2挿入棒端面とが互いに摺動可能となるよう第2ボルトと前記第2挿入棒とを連結させる第2連結部材をさらに備え、
前記第2連結部材は、前記第2ボルトおよび前記第2挿入棒に対して離脱可能に取り付けられている
請求項8に記載の位置合わせ治具。
【請求項10】
前記第2挿入棒は、前記規定方向に沿って視たとき、前記第2傾斜面とは反対側に向かって凸となる第2湾曲面をさらに含む
請求項7に記載の位置合わせ治具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、建築物を構成する複数の建材の各々に設けられる建材孔部の位置合わせをする位置合わせ治具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建設現場において例えば鉄骨架構などを構成する複数の建材をボルト接合するためには、建材孔部の位置合わせを予め行う必要がある。従来では、位置ずれしている複数の建材孔部にボール芯を差し込み、工具を使ってボール芯を打ち込むことで位置合わせを行っていた。しかしながら、打ち込みを行う際に発生する騒音は近隣に悪影響を及ぼしかねないため、上記の作業は夜間など特定の時間帯を避けて行わざるを得ず、結果として建設工期が長くなる一因になっていた。
【0003】
そこで、位置合わせ作業の静音化を図るために特許文献1では、同軸に配置される一対の傾斜面摺動部材と、一対の傾斜面摺動部材の各々に挿通される棒状部材とを備えた位置合わせ治具が提案されている。建材孔部に挿入した一対の傾斜面摺動部材の一方を他方へ向かって押し付けると、一対の傾斜面摺動部材は互いに摺動しながら建材孔部をスライドさせ、位置合わせが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-031897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記位置合わせ治具では、棒状部材が一対の傾斜面摺動部材の各々に挿通されているため、各傾斜面摺動部材は棒状部材に当接する位置までしか建材孔部をスライドさせることができない。そのため、複数の建材孔部の位置合わせを精度よくできない虞がある。
【0006】
本開示の目的は、建材孔部の位置合わせを精度よく実行することができる位置合わせ治具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1)本開示の少なくとも一実施形態に係る位置合わせ治具は、
建築物を構成する複数の建材の各々に設けられる建材孔部の位置合わせをするための位置合わせ治具であって、
規定方向に延在する延設部と、前記延設部から突出する第1突出部と、前記複数の建材を間にして前記第1突出部と前記規定方向に並ぶよう前記延設部から突出する第2突出部と、前記第1突出部に設けられる第1螺合孔部と、を含む治具本体と、
前記第1螺合孔部に螺合する第1ボルトと、
前記第1ボルトに連結すると共に前記規定方向に延在し、前記規定方向の一方側から前記建材孔部に挿入される第1挿入棒と、
前記第2突出部に連結すると共に前記規定方向に延在し、前記規定方向の他方側から前記建材孔部に挿入される第2挿入棒と、
を備え、
前記第1挿入棒は、前記規定方向に対して傾斜する第1傾斜面を含み、
前記第2挿入棒は、前記第1傾斜面と対面して当接する第2傾斜面を含み、
前記第1ボルトの回転によって前記第1挿入棒が前記規定方向に移動すると、前記第1傾斜面は前記第2傾斜面に対して摺動するように構成される。
【0008】
上記1)の構成によれば、第2傾斜面といずれかの建材孔部との間で第1挿入棒が挟まった状態で第1ボルトが締め込まれると、第1挿入棒は、第1傾斜面を第2傾斜面に対して摺動させつつ、建材孔部を押しのけながら規定方向の他方側に向けて移動する。これにより、建材孔部はスライドするので、建材孔部の位置合わせを行うことができる。第1挿入棒が建材孔部をどの程度だけスライドさせるかは第1ボルトの締込量によって自在に調整できるため、建材孔部のスライド量も自在に調整できる。よって、建材孔部の位置合わせを精度よく行うことができる。
【0009】
2)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の位置合わせ治具であって、
前記第1ボルトは、前記規定方向に延在する第1軸部を含み、
前記第1軸部の前記第1挿入棒側の端面である第1軸端面は、凸状または凹状の湾曲形状を呈し、
前記第1挿入棒の前記第1ボルト側の端面である第1挿入棒端面は、前記第1軸端面に対面して当接する凹状または凸状の湾曲形状を呈する。
【0010】
上記2)の構成によれば、第1ボルトが締め込まれる場合、第1軸端面と第1挿入棒端面が互いに摺動するため、第1挿入棒は連れ回りを起こしにくい。これにより、第1ボルトの回転力と直進力とのうち直進力のみが第1挿入棒に伝わり易く、第1挿入棒は回転位置を変えることなく移動して建材孔部を押しのけることができる。よって、建材孔部の位置合わせを行う際に、建材孔部が回転してしまうのを回避できる。また、建材孔部をスライドさせる際に第1ボルトの軸心に対して第1挿入棒の軸心を偏心させようとする力が発生しようとしても、第1挿入棒端面が第1軸端面に対して摺動して、第1挿入棒は規定方向に対して傾くことができ、第1挿入棒に作用する上記の力を逃がすことができる。これにより、第1挿入棒にかかる負荷を低減でき、第1挿入棒の破損などを回避できる。
(【0011】以降は省略されています)
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