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公開番号2025012115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114705
出願日2023-07-12
発明の名称木質壁設置構造、及び木質壁の施工方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/61 20060101AFI20250117BHJP(建築物)
要約【課題】コンクリート部材の上面の不陸を吸収しつつ、当該コンクリート部材上に木質壁を設置することを目的とする。
【解決手段】木質壁設置構造は、床スラブ20の立ち上がり部22の上面22Uから上方へ延出する接合部材60と、立ち上がり部22の上方に配置され、接合部材60の上端側が接合される下側木質壁40F1と、接合部材60に設けられ、立ち上がり部22の上方で下側木質壁40F1の下端面40Lを支持する仮受け部80Bと、立ち上がり部22の上面22Uと仮受け部80Bとの間に充填される充填材Gと、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート部材の上面から上方へ延出する接合部材と、
前記コンクリート部材の上方に配置され、前記接合部材の上端側が接合される木質壁と、
前記接合部材に設けられ、前記コンクリート部材の上方で前記木質壁の下端面を支持する仮受け部と、
前記コンクリート部材の上面と前記仮受け部との間に充填される充填材と、
を備える木質壁設置構造。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記木質壁の下端面には、該木質壁の幅方向に延びる挿入穴が形成され、
前記接合部材は、上端側が前記挿入穴に挿入される接合プレートを有し、
前記仮受け部は、前記接合プレートから該接合プレートの厚み方向の両側へそれぞれ張り出し、前記木質壁の下端面を支持する、
請求項1に記載の木質壁設置構造。
【請求項3】
木質壁の下端面に形成された挿入穴に、コンクリート部材の上面から上方へ延出する接合部材の上端側を挿入するとともに、前記コンクリート部材の上方に配置された前記接合部材の仮受け部に前記木質壁の下端面を載置する仮支持工程と、
前記コンクリート部材の上面と前記仮受け部との間に充填材を充填する充填工程と、
を備える木質壁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木質壁設置構造、及び木質壁の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
CLT(Cross Laminated Timber)等によって形成された木質壁が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-172743号公報
特開2019-065685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スラブやコンクリート梁等のコンクリート部材の上面に木質壁を設置する場合、コンクリート部材の上面に不陸があると、木質壁が不安定となったり、コンクリート部材の上面と木質壁の下端面との間に隙間が形成されたりする可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の事実を考慮し、コンクリート部材の上面の不陸を吸収しつつ、当該コンクリート部材上に木質壁を設置することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の木質壁設置構造は、コンクリート部材の上面から上方へ延出する接合部材と、前記コンクリート部材の上方に配置され、前記接合部材の上端側が接合される木質壁と、前記接合部材に設けられ、前記コンクリート部材の上方で前記木質壁の下端面を支持する仮受け部と、前記コンクリート部材の上面と前記仮受け部との間に充填される充填材と、を備える。
【0007】
請求項1に係る木質壁設置構造によれば、接合部材は、コンクリート部材の上面から上方へ延出する。この接合部材の上端側は、コンクリート部材の上方に配置される木質壁に接合される。また、接合部材には、仮受け部が設けられる。仮受け部は、コンクリート部材の上方で木質壁の下端面を支持する。このコンクリート部材の上面と仮受け部との間に充填材が充填される。
【0008】
このようにコンクリート部材の上面から上方へ延出する接合部材の仮受け部によって木質壁の下端面を支持し、コンクリート部材の上面と仮受け部との間に充填材を充填することにより、コンクリート部材の上面の不陸を吸収することができる。したがって、コンクリート部材上に、木質壁を安定した状態で設置することができる。
【0009】
請求項2に記載の木質壁設置構造は、請求項1に記載の木質壁設置構造において、前記木質壁の下端面には、該木質壁の幅方向に延びる挿入穴が形成され、前記接合部材は、上端側が前記挿入穴に挿入される接合プレートを有し、前記仮受け部は、前記接合プレートから該接合プレートの厚み方向の両側へそれぞれ張り出し、前記木質壁の下端面を支持する。
【0010】
請求項2に係る木質壁設置構造によれば、木質壁の下端面には、当該木質壁の幅方向に延びる挿入穴が形成される。この挿入穴には、接合部材の接合プレートの上端側が挿入される。また、仮受け部は、接合プレートから当該接合プレートの厚み方向の両側へそれぞれ張り出し、木質壁の下端面を支持する。
(【0011】以降は省略されています)

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