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公開番号2025011900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114315
出願日2023-07-12
発明の名称組電池
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/6556 20140101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組電池の複数のセルを一様に冷却する。
【解決手段】組電池10は、対向する一対の幅広面21をそれぞれ有する複数のセル20と、複数のセル20を支持する支持部材40と、Uターン流路形成部材60と、冷媒供給装置80とを備える。支持部材40は、間隔を空けた状態で幅広面21を対向させて複数のセル20を配置する。支持部材40は、複数のセル20のうち隣り合うセル20のそれぞれの間において、幅広面21の幅方向D2の第1側21aから第2側21bに至る第1流路51と、第1流路51と独立し、第2側21bから第1側21aに至る第2流路52とを有する。Uターン流路形成部材60は、複数のセル20の幅広面21の第2側21bに配置され、第1流路51と第2流路52とを繋ぐ第3流路53を有する。冷媒供給装置80は、第1流路51の第1側21aから冷媒を供給するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
対向する一対の幅広面をそれぞれ有する複数のセルと、
前記複数のセルを支持する支持部材と、
Uターン流路形成部材と、
冷媒供給装置と、
を備え、
前記支持部材は、間隔を空けた状態で前記幅広面を対向させて前記複数のセルを配置するように構成され、
前記支持部材は、
前記複数のセルのうち隣り合うセルのそれぞれの間において、前記幅広面の幅方向の第1側から第2側に至る第1流路と、
前記第1流路と独立し、前記第2側から前記第1側に至る第2流路と、
を有し、
前記Uターン流路形成部材は、前記複数のセルの前記幅広面の前記第2側に配置され、前記第1流路と前記第2流路とを繋ぐ第3流路を有し、
前記冷媒供給装置は、前記第1流路の前記第1側から冷媒を供給するように構成された、組電池。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第3流路を冷却する冷却装置を備えた、請求項1に記載された組電池。
【請求項3】
前記冷却装置は、ペルチェ素子を有する、請求項2に記載された組電池。
【請求項4】
前記冷却装置は、少なくとも前記第3流路に設けられた放熱フィンを有し、
前記ペルチェ素子は、前記放熱フィンを冷却する、請求項3に記載された組電池。
【請求項5】
前記放熱フィンは、前記第3流路の内部と外部に通じるように設けられている、請求項4に記載された組電池。
【請求項6】
前記第1流路と前記第2流路は、前記複数のセルの前記幅広面の幅方向と直交する方向に並んで配置されている、請求項1に記載された組電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2015-72741号公報には、電池を冷却する機能を有する電池パックが開示されている。電池パックは、複数の電池が収容された筐体と、複数の電池を冷却する流体を筐体内に循環させる流体駆動手段と、筐体の内部に形成され、流体が複数の電池と熱交換した後に、流体駆動手段に戻るための循環通路と、流体から吸熱するペルチェモジュールとを備えている。
【0003】
流体駆動手段から流出された流体は、複数の電池を通過することで電池の熱を吸収する。このことによって、筐体に収容された複数の電池を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-72741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特開2015-72741号公報に開示された電池パックでは、電池に対して上から下に向かう一方向に沿って流体が通る。そのため、電池における流体の入口部分と出口部分とで流体の温度差が生じるため、電池の全体を一様に冷却することができないおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示される組電池は、対向する一対の幅広面をそれぞれ有する複数のセルと、前記複数のセルを支持する支持部材と、Uターン流路形成部材と、冷媒供給装置と、を備えている。前記支持部材は、間隔を空けた状態で前記幅広面を対向させて前記複数のセルを配置するように構成されている。前記支持部材は、前記複数のセルのうち隣り合うセルのそれぞれの間において、前記幅広面の幅方向の第1側から第2側に至る第1流路と、前記第1流路と独立し、前記第2側から前記第1側に至る第2流路と、を有している。前記Uターン流路形成部材は、前記複数のセルの前記幅広面の前記第2側に配置され、前記第1流路と前記第2流路とを繋ぐ第3流路を有している。前記冷媒供給装置は、前記第1流路の前記第1側から冷媒を供給するように構成されている。
【0007】
上記組電池によれば、冷媒供給装置から供給された冷媒が、第1流路を通ることによって、第1流路の周囲に位置するセルの部分を冷却することができる。第1流路を通り、第3流路に達した冷媒が第2流路を通ることによって、第2流路の周囲に位置するセルの部分を冷却することができる。よって、第1流路および第2流路を通る冷媒によって、セルの全体を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る組電池を示す斜視図である。
実施形態に係る組電池を示す平面図である。
図2のIII-III断面における組電池の断面図である。
複数のセルを支持する支持部材を示す正面図である。
Uターン流路形成部材を示す正面図である。
他の実施形態に係る組電池の支持部材を示す正面図である。
他の実施形態に係る組電池を示す断面図であり、図3相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ここで開示される技術の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここで説明される実施形態は、本願の特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図したものではない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実際の実施品が忠実に反映されたものではない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略される。
【0010】
図1、図2は、それぞれ本実施形態に係る組電池10を示す斜視図、平面図である。図3は、図2のIII-III断面における組電池10の断面図である。図面において、符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ組電池10の前、後、左、右、上、下を示している。符号D1、D2、D3は、それぞれ第1方向、第2方向、第3方向を示している。ここで、第1方向D1と、第2方向D2と、第3方向D3とは互いに交差(ここでは直交)している。本実施形態では、第1方向D1は左右方向である。第2方向D2は前後方向である。第3方向D3は上下方向である。ただし、これら方向は説明の便宜上定めたものに過ぎず、限定的に解釈すべきものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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