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公開番号2025012055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114591
出願日2023-07-12
発明の名称回路遮断器
出願人富士電機機器制御株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 71/12 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電磁引外し装置を構成するスライダの第2係合部の動作確認を組み立て前に行うことができ、生産性を向上させることができる回路遮断器を提供する。
【解決手段】主回路に過電流が流れたときに、トリップクロスバー13を回動させて開閉機構4を介して可動接触子11を開離させる電磁引外し装置8は、制御基板15と、制御基板を搭載する装置ケース14と、装置ケースに収納されたトリップコイル16と、トリップコイルの可動鉄心16aに連結したスライダ17を備えている。スライダは、トリップコイルの駆動で前進することでトリップクロスバーを回動させる第1係合部22と、操作ハンドル5と連動するハンドルレバー5aに接触可能な第2係合部23とを備え操作ハンドルのリセット動作によりハンドルレバーが第2係合部に当接してスライダが後退していく際に、第2係合部が後退方向に移動するのを案内するガイド部24を装置ケースのみに形成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
主回路に過電流が流れたときに、トリップクロスバーを回動させて開閉機構を介して可動接触子を開離させる電磁引外し装置を有する回路遮断器において、
前記電磁引外し装置は、電流検出回路を実装した制御基板と、前記制御基板を搭載する装置ケースと、前記装置ケースに収納されたトリップコイルと、前記トリップコイルの可動鉄心に連結したスライダと、を備え、
前記スライダは、前記トリップコイルの駆動で前進することで前記トリップクロスバーを回動させる第1係合部と、操作ハンドルと連動するハンドルレバーに接触可能な第2係合部とを備えており、
前記操作ハンドルのリセット動作により前記ハンドルレバーが前記第2係合部に当接して前記スライダが後退していく際に、前記第2係合部が後退方向に移動するのを案内するガイド部を前記装置ケースのみに形成したことを特徴とする回路遮断器。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記スライダは、前記第1係合部の長手方向の一端から前記第2係合部が直交して延在するL字状に形成された部材であり、
前記装置ケースの側壁に形成した凹部に前記第1係合部が摺動自在に配置されていることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記凹部の周縁から前記側壁の外側に突出して形成されており、前記第2係合部が前進及び後退する方向に対して直交する方向に前記第2係合部が変位するのを規制しながら前記第2係合部を摺動自在に支持する複数のガイド面を備えていることを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁引外し装置を備えた回路遮断器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
主回路に過電流が流れたときに、トリップクロスバーを回動させて開閉機構を介して可動接触子を開離させる電磁引外し装置を有する回路遮断器が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
電磁引外し装置は、電流検出回路を実装した制御基板と、制御基板を搭載する装置ケースと、装置ケースに収納されたトリップコイルと、トリップコイルの可動鉄心に連結してトリップクロスバーの操作片に対向配置したスライダと、を備えている。電流検出回路からの引外し信号によりトリップコイルが駆動して可動鉄心及びスライダを前進させると、スライダがトリップクロスバーの操作片に接触してトリップクロスバーが回動することで、開閉機構を介して可動接触子が開離する。
【0004】
ところで、特許文献1のスライダとは異なり、トリップクロスバーの操作片に接触可能な第1係合部と、開閉機構の操作ハンドルを回動自在に支持するハンドルレバーに接触可能な第2係合部とを備えたスライダが知られている。このスライダを使用すると、操作ハンドルのリセット動作を行う際に、操作ハンドルとともに回動するハンドルレバーが第2係合部に当接して押し力を作用することでスライダ全体が後退し、スライダ及びトリップコイルがセット位置に戻される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-233824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、ハンドルレバーの押し力でスライドが後退する際、第2係合部には後退方向以外の外力も作用するので、第2係合部が変形、あるいは損傷するおそれがある。そこで、第2係合部に後退方向以外の外力が作用するのを抑制し、第2係合部の後退方向の移動を案内するガイド部が設けられている。
【0007】
ところで、ガイド部は、電磁引外し装置の装置ケースに設けたガイド壁と、回路遮断器の筐体ケースの内部に設けたガイド壁とで構成されており、回路遮断器の組み立てが完了した後で、第2係合部の動作確認をしているのが現状である。そのため、第2係合部に対するガイド部の案内に不具合がある場合には、回路遮断器を分解してガイド部を調整しなければならず、回路遮断器の生産性が低下するおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、スライダの第2係合部の動作確認を組み立て前に行うことができ、生産性を向上させることができる回路遮断器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る回路遮断器は、主回路に過電流が流れたときに、トリップクロスバーを回動させて開閉機構を介して可動接触子を開離させる電磁引外し装置を有する回路遮断器において、電磁引外し装置は、電流検出回路を実装した制御基板と、制御基板を搭載する装置ケースと、装置ケースに収納されたトリップコイルと、トリップコイルの可動鉄心に連結したスライダと、を備え、スライダは、トリップコイルの駆動で前進することでトリップクロスバーを回動させる第1係合部と、操作ハンドルと連動するハンドルレバーに接触可能な第2係合部とを備えており、操作ハンドルのリセット動作によりハンドルレバーが第2係合部に当接してスライダが後退していく際に、第2係合部が後退方向に移動するのを案内するガイド部を装置ケースのみに形成した。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る回路遮断器によると、スライダの第2係合部の動作確認を組み立て前に行うことができ、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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