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公開番号2025011624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113847
出願日2023-07-11
発明の名称情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】製造設備の設計データに基づいて、消費電力を算出できる仕組みを提供する。
【解決手段】電動機器を含む製造設備の設計データに基づいて消費電力を算出する情報処理システムが提供される。情報処理システムは、設計データに含まれる電動機器に対する動作指令に基づいて、電動機器の動作プロファイルを算出するエミュレータと、動作プロファイルに基づいて、電動機器の周辺環境の物理シミュレーションを行うシミュレータと、物理シミュレーションの結果に基づいて、電動機器の消費電力を算出する算出部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動機器を含む製造設備の設計データに基づいて消費電力を算出する情報処理システムであって、
前記設計データに含まれる前記電動機器に対する動作指令に基づいて、前記電動機器の動作プロファイルを算出するエミュレータと、
前記動作プロファイルに基づいて、前記電動機器の周辺環境の物理シミュレーションを行うシミュレータと、
前記物理シミュレーションの結果に基づいて、前記電動機器の消費電力を算出する算出部とを備える、情報処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記物理シミュレーションの結果は、前記電動機器に生じる負荷の時系列データを含む、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記算出部は、前記電動機器の消費電力として、タクトにおける消費電力の時系列データを算出する、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記電動機器の消費電力の累積値である消費電力量から温室効果ガスの排出量を算出する換算部をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記エミュレータは、前記電動機器の機種に固有の情報に基づいて、前記動作プロファイルを算出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記算出部は、前記電動機器の機種に対応する制御モデルおよび機構特性モデルを参照して、前記電動機器で必要な電圧の時系列データおよび電流の時系列データを算出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記算出部は、前記電動機器の機種に対応する電気系モデルが規定する回生特性に基づいて、前記電圧の時系列データおよび前記電流の時系列データから前記電動機器の消費電力を算出する、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記算出された電動機器の消費電力および前記算出された電動機器の消費電力に基づく情報の少なくとも一方を含むユーザインターフェイス画面を提供するユーザインターフェイス部をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記ユーザインターフェイス画面は、前記電動機器を表現するオブジェクトを含む、請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
電動機器を含む製造設備の設計データに基づいて消費電力を算出するための情報処理プログラムであって、前記情報処理プログラムはコンピュータに、
前記設計データに含まれる前記電動機器に対する動作指令に基づいて、前記電動機器の動作プロファイルを算出するステップと、
前記動作プロファイルに基づいて、前記電動機器の周辺環境の物理シミュレーションを行うステップと、
前記物理シミュレーションの結果に基づいて、前記電動機器の消費電力を算出するステップとを実行させる、情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
カーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Products)は、商品やサービスのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を意味している。近年、カーボンフットプリントを管理する仕組みの実現が要求されている。例えば、特開2010-191832号公報(特許文献1)は、製品単位でその生産にかかわる温室効果ガス排出を把握できるカーボントレーサビリティ管理システムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-191832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、製造設備を設計するにあたって、温室効果ガスの排出量についても評価する必要がある。上述の先行技術に開示されるシステムは、現実に存在する製造設備から収集される情報に基づいて温室効果ガスの排出量を算出するものであるが、設計段階において、温室効果ガスの排出量を算出することはできない。
【0005】
本発明は、製造設備の設計データに基づいて、消費電力を算出できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施の形態に従えば、電動機器を含む製造設備の設計データに基づいて消費電力を算出する情報処理システムが提供される。情報処理システムは、設計データに含まれる電動機器に対する動作指令に基づいて、電動機器の動作プロファイルを算出するエミュレータと、動作プロファイルに基づいて、電動機器の周辺環境の物理シミュレーションを行うシミュレータと、物理シミュレーションの結果に基づいて、電動機器の消費電力を算出する算出部とを含む。
【0007】
この構成によれば、エミュレータによって算出された電動機器の動作プロファイルに基づいて、電動機器の周辺環境の物理シミュレーションを行うことで、電動機器の消費電力をより正確に算出できる。
【0008】
物理シミュレーションの結果は、電動機器に生じる負荷の時系列データを含んでいてもよい。この構成によれば、電動機器の消費電力量をより正確に算出できる。
【0009】
算出部は、電動機器の消費電力として、タクトにおける消費電力の時系列データを算出されてもよい。この構成によれば、タクトの単位で消費電力または消費電力量を評価できる。
【0010】
情報処理システムは、電動機器の消費電力の累積値である消費電力量から温室効果ガスの排出量を算出する換算部をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、製造設備の設計データに基づいて、温室効果ガスの排出量を算出できる。
(【0011】以降は省略されています)

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