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公開番号2025025512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130330
出願日2023-08-09
発明の名称生体信号計測装置
出願人オムロン株式会社,オムロンヘルスケア株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61B 5/346 20210101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数組の電極の中から心電計測に好適な電極の組を選択できる生体信号計測装置を提供する。
【解決手段】本生体信号計測装置は、被計測者に巻きつけられる帯状の固定部材と、上記固定部材に配置される複数組の電極と、上記複数組の電極の夫々によって取得される上記被計測者の心電図波形の基線の電位を基準としたときにおける正の方向の最大振幅の絶対値と負の方向における最大振幅の絶対値とに基づく特徴量に基づいて、上記複数組の電極の中から前記心電図波形の取得に用いる測定電極の組を選択する選択部と、選択された上記測定電極の組を用いて上記心電図波形の特徴を検出する検出部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
被計測者に巻きつけられる帯状の固定部材と、
前記固定部材に配置される複数組の電極と、
前記複数組の電極の夫々によって取得される前記被計測者の心電図波形の基線の電位を基準としたときにおける正の方向の最大振幅の絶対値と負の方向における最大振幅の絶対値とに基づく特徴量に基づいて、前記複数組の電極の中から前記心電図波形の取得に用いる測定電極の組を選択する選択部と、
選択された前記測定電極の組を用いて前記心電図波形の特徴を検出する検出部と、を備える、
生体信号計測装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記特徴量は、前記心電図波形における前記正の方向の前記最大振幅の前記絶対値及び前記負の方向における前記最大振幅の前記絶対値のうちの大きい方の値を小さい方の値で除算した値を含む、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項3】
前記心電図波形は、前記心電図波形に含まれる各波形の最大振幅と最小振幅の差が一定となるように調整されており、
前記特徴量は、前記心電図波形における前記正の方向の前記最大振幅の前記絶対値と前記負の方向における前記最大振幅の前記絶対値との差を含む、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項4】
前記心電図波形は、前記心電図波形に含まれる各波形の最大振幅と最小振幅の差が一定となるように調整されており、
前記特徴量は、前記心電図波形における前記正の方向の前記最大振幅の第1の絶対値及び前記負の方向における前記最大振幅の第2の絶対値の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項5】
前記選択部は、他の電極の組よりも前記特徴量が大きい電極の組を前記測定電極の組として選択する、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項6】
前記特徴は、前記心電図波形におけるR波のピークの間隔であるRRI及び前記心電図波形におけるP波の有無の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項7】
前記選択部は、所定間隔で前記測定電極の組の選択を実行し、
連続して同一の前記電極の組が前記測定電極の組として選択されると、前記測定電極の組以外の前記電極に対する電力の供給を停止する制御部をさらに備える、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項8】
前記選択部は、
選択する前記測定電極の組の数の指定を受け付け、
受け付けた数の組だけ前記測定電極の組を選択する、
請求項1に記載の生体信号計測装置。
【請求項9】
前記検出部は、検出した前記特徴を基に心房細動を検出する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の生体信号計測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体信号計測装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
長期間連続して身体に装着し、心電図波形のモニタリングを行う、ウェアラブルタイプの生体信号計測装置が知られている。例えば、24時間ホルター心電計等の医療用途の装置から、スマートウォッチのようなコンシューマー向け装置まで、様々な製品が存在する。例えば、特許文献1では、上腕に複数の電極を接触させ、取得された心電図波形のR波の振幅に着目し、それが最大となる電極の組を選択して心電波形の計測に用いる心電計測装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5428889号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
心電図波形のR波の振幅が最大となる電極の組が選択されても、選択された電極の組では心電解析に用いられる波形情報が計測されていない可能性もある。例えば、心房細動の検出にはP波が消失して確認できないことやR波の周期が一定ではないことが用いられるが、信号の振幅が最大となる電極の組によって取得される信号において、P波がそもそも計測されていない虞もある。そのため、選択した電極の組では正しく心電解析できない虞がある。
【0005】
開示の技術の1つの側面は、複数組の電極の中から心電計測に好適な電極の組を選択できる生体信号計測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の1つの側面は、次のような生体信号計測装置によって例示される。本生体信号計測装置は、被計測者に巻きつけられる帯状の固定部材と、上記固定部材に配置される複数組の電極と、上記複数組の電極の夫々によって取得される上記被計測者の心電図波形の基線の電位を基準としたときにおける正の方向の最大振幅の絶対値と負の方向における最大振幅の絶対値とに基づく特徴量に基づいて、上記複数組の電極の中から上記心電図波形の取得に用いる測定電極の組を選択する選択部と、選択された上記測定電極の組を用いて上記心電図波形の特徴を検出する検出部と、を備える。
【0007】
本生体信号計測装置によれば、上記特徴量に基づいて測定電極の組が選択される。本生体信号計測装置は、このような特徴を備えることで、複数組の電極の中から心電図波形の特徴検出に好適な電極の組を選択できる。上記検出部によって検出される上記特徴としては、例えば、上記心電図波形におけるR波のピークの間隔であるRRIであってもよいし、P波の有無であってもよい。また、上記特徴量は、上記心電図波形における上記正の方向の上記最大振幅の上記絶対値及び上記負の方向における上記最大振幅の上記絶対値のうちの大きい方の値を小さい方の値で除算した値であってもよい。また、上記特徴量は、上記心電図波形に含まれる各波形の最大振幅と最小振幅の差が一定となるように上記心電図波形が調整されている場合には、上記心電図波形における上記正の方向の上記最大振幅の上記絶対値と上記負の方向における上記最大振幅の上記絶対値との差であってもよいし、上記心電図波形における上記正の方向の上記最大振幅の第1の絶対値及び上記負の方向に
おける上記最大振幅の第2の絶対値の少なくとも一方であってもよい。また、上記選択部は、他の電極の組よりも上記特徴量が大きい電極の組を上記測定電極の組として選択してもよい。
【0008】
本生体信号計測装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記選択部は、所定間隔で上記測定電極の組の選択を実行し、連続して同一の上記電極の組が上記測定電極の組として選択されると、上記測定電極の組以外の上記電極に対する電力の供給を停止する制御部をさらに備える。本生体信号計測装置によれば、測定電極の組以外の電極に対する電力の供給が停止されるため、本生体信号計測装置の消費電力を低減できる。また、連続して同じ電極の組が測定電極の組として選択される場合、引き続き同じ電極の組が測定電極の組として選択される蓋然性が高い。そのため、測定電極の組以外の電極に対する電力の供給を停止しても心電計測の計測精度に対する影響は低いと考えられる。
【0009】
本生体信号計測装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記選択部は、選択する上記測定電極の組の数の指定を受け付け、受け付けた数の組だけ上記測定電極の組を選択する。このような特徴を備える生体信号計測装置であれば、被計測者の要望に応じて柔軟に測定電極の組の数を変更できる。
【0010】
本生体信号計測装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記検出部は、検出した上記特徴を基に心房細動を検出する。このような特徴を備える生体信号計測装置であれば、上記選択部によって選択された測定電極の組を用いて、心房細動を検出できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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