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公開番号2025020894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124523
出願日2023-07-31
発明の名称トリガスイッチ
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類H01H 9/22 20060101AFI20250205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】誤動作防止、盗難防止等の安全性の高いトリガスイッチを提供する。
【解決手段】トリガスイッチ2は、トリガ20と、軸部材22と、筐体21とを備える。トリガスイッチ2は、互いに係合することによりトリガ20の移動を抑止する固定係合部210及び動作可能な可動係合部202bを備える。トリガ20は、トリガキャップ200と、トリガキャップ200を保持し、軸部材22に支持される保持部材201とを備える。トリガキャップ200は、規制部200bを有し、保持部材201に対して、取り付け及び取り外しが可能である。トリガキャップ200を取り外した場合、可動係合部202bが、係合位置に動作して、押込操作によるトリガ20の移動を抑止する。トリガキャップ200を取り付けた場合、規制部200bにより、可動係合部202bが動作を規制されて、トリガ20の移動の抑止を解除する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
操作者の押込操作を受け付けて移動するトリガと、前記トリガを一端側で支持する軸部材と、前記軸部材の他端側に位置する筐体とを備えるトリガスイッチであって、
互いに係合することにより押込操作による前記トリガの移動を抑止する固定係合部及び動作可能な可動係合部を備え、
前記トリガは、
操作者の指が掛けられる指掛け部を有するトリガキャップと、
前記トリガキャップを保持し、前記軸部材に支持される保持部材と
を備え、
前記トリガキャップは、
前記可動係合部が、前記固定係合部と係合する動作を規制する規制部を有し、
前記保持部材に対して、取り付け及び取り外しが可能であり、
前記トリガキャップを取り外した場合、前記可動係合部が、前記固定係合部と係合する係合位置に動作して、押込操作による前記トリガの移動を抑止し、
前記トリガキャップを取り付けた場合、前記規制部により、前記可動係合部が、前記固定係合部と係合しない解除位置に動作を規制されて、押込操作による前記トリガの移動の抑止を解除する
ことを特徴とするトリガスイッチ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載のトリガスイッチであって、
前記固定係合部は、
前記筐体に形成されており、
前記可動係合部は、
前記保持部材に取り付けられた可動部材の一部であり、
前記固定係合部と係合する係合位置及び係合しない解除位置の間を動作するようにしてあり、
前記トリガキャップは、
前記保持部材に取り付けられた場合に、前記規制部により、前記可動係合部を、係合位置から解除位置へ動作させる
ことを特徴とするトリガスイッチ。
【請求項3】
請求項2に記載のトリガスイッチであって、
前記可動部材は、
係合位置及び解除位置の間を動作し、係合位置で前記固定係合部に当接して係合する前記可動係合部と、
前記可動係合部を解除位置側から係合位置側へ付勢する付勢部と
を有し、
前記トリガキャップの前記規制部は、前記可動係合部が係合位置に動作しないように規制する
ことを特徴とするトリガスイッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押込操作を受け付けるトリガを備えるトリガスイッチに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電動工具の操作に用いられるトリガスイッチは、操作者の押込操作を受け付けるトリガと、トリガを支持する軸部材とを備えている。操作者は、トリガに指を掛け、トリガを引く(押し込む)ことにより、軸部材が操作方向に移動して、トリガスイッチが作動し、電動工具が動作する。このような電動工具は、誤動作防止等の安全面への配慮が必要となる。また、電動工具は、高価な製品が多く、盗難防止の観点からの安全面への配慮が必要となる。例えば、特許文献1は、使用者に装着される認証用機器と情報の送受信を行うことで、認証処理を行い使用可能状態を保つ電動工具を開示しており、盗難防止の面からの安全性を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-218575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
誤動作防止、盗難防止等の安全性の向上は、電動工具の重要な機能であり、様々な技術開発が求められている。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、誤動作防止、盗難防止等の安全性を向上させるトリガスイッチの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、操作者の押込操作を受け付けて移動するトリガと、前記トリガを一端側で支持する軸部材と、前記軸部材の他端側に位置する筐体とを備えるトリガスイッチであって、互いに係合することにより押込操作による前記トリガの移動を抑止する固定係合部及び動作可能な可動係合部を備え、前記トリガは、操作者の指が掛けられる指掛け部を有するトリガキャップと、前記トリガキャップを保持し、前記軸部材に支持される保持部材とを備え、前記トリガキャップは、前記可動係合部が、前記固定係合部と係合する動作を規制する規制部を有し、前記保持部材に対して、取り付け及び取り外しが可能であり、前記トリガキャップを取り外した場合、前記可動係合部が、前記固定係合部と係合する係合位置に動作して、押込操作による前記トリガの移動を抑止し、前記トリガキャップを取り付けた場合、前記規制部により、前記可動係合部が、前記固定係合部と係合しない解除位置に動作を規制されて、押込操作による前記トリガの移動の抑止を解除することを特徴とする。
【0007】
また、前記トリガスイッチにおいて、前記固定係合部は、前記筐体に形成されており、前記可動係合部は、前記保持部材に取り付けられた可動部材の一部であり、前記固定係合部と係合する係合位置及び係合しない解除位置の間を動作するようにしてあり、前記トリガキャップは、前記保持部材に取り付けられた場合に、前記規制部により、前記可動係合部を、係合位置から解除位置へ動作させることを特徴とする。
【0008】
また、前記トリガスイッチにおいて、前記可動部材は、係合位置及び解除位置の間を動作し、係合位置で前記固定係合部に当接して係合する前記可動係合部と、前記可動係合部を解除位置側から係合位置側へ付勢する付勢部とを有し、前記トリガキャップの前記規制部は、前記可動係合部が係合位置に動作しないように規制することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願開示のトリガスイッチは、トリガキャップを取り外した場合に、トリガの移動を抑止する。これにより、安全性を高めることが可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願開示の電動装置の外観の一例を示す概略斜視図である。
本願開示のトリガスイッチの外観の一例を示す概略斜視図である。
本願開示のトリガスイッチの一例を示す概略分解図である。
本願開示のトリガスイッチが備えるトリガキャップの一例を示す概略断面図である。
本願開示のトリガスイッチの一例を示す概略断面図である。
本願開示のトリガスイッチの一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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