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公開番号2025034698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141228
出願日2023-08-31
発明の名称光学的情報読取装置および光学的情報読取装置の制御方法
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】視野における情報コードの大きさが、読み取りに適した範囲に収まっているか否かを判定できる光学的情報読取装置を実現する。
【解決手段】光学的情報読取装置は、複数のモジュールを含む情報コード(Q)を撮像する撮像部(14)と、情報コードをデコードする画像認識部(15)と、撮像部が情報コードを撮像するときの、撮像部と情報コードとの間の距離を測定する距離測定部(11)と、情報コードを読み取り可能な適正な距離の範囲の設定する範囲設定部(12)と、測定した距離が適正な距離の範囲に収まっているか否かを判定する判定部(13)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の明色モジュールおよび暗色モジュールを含む情報コードを撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像した前記情報コードをデコードする画像認識部と、
前記撮像部が前記情報コードを撮像するときの、前記撮像部と前記情報コードとの間の距離を測定する距離測定部と、
前記画像認識部が前記情報コードを読み取り可能な適正な距離の範囲を設定する範囲設定部と、
前記距離が前記範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、を備える、光学的情報読取装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
外部装置と通信を行う通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記情報コードに関連した情報を取得し、
前記範囲設定部は、前記情報に基づき、前記範囲を設定する、請求項１に記載の光学的情報読取装置。
【請求項３】
前記通信部は、前記情報コードの物理的な第１サイズに関する情報、または、前記明色モジュールおよび前記暗色モジュールの物理的な第２サイズに関する情報、を取得する、請求項２に記載の光学的情報読取装置。
【請求項４】
前記範囲設定部は、
前記第１サイズに基づき前記範囲の下限を設定する、または、
前記第２サイズに基づき前記範囲の上限を設定する、請求項３に記載の光学的情報読取装置。
【請求項５】
前記範囲設定部は、前記範囲に関する情報を入力可能である、請求項１に記載の光学的情報読取装置。
【請求項６】
前記画像認識部は、撮像された前記情報コードをデコードすることによって、前記情報コードの物理的な第１サイズと、前記明色モジュールおよび前記暗色モジュールの物理的な第２サイズと、を取得し、
前記範囲設定部は、
前記第１サイズに基づき前記範囲の下限を設定する、または、
前記第２サイズに基づき前記範囲の上限を設定する、請求項１に記載の光学的情報読取装置。
【請求項７】
前記判定部の判定結果をユーザに報知する報知部を、さらに備える、請求項１に記載の光学的情報読取装置。
【請求項８】
前記報知部は、前記距離と前記範囲との乖離度合いに応じた報知を行う、請求項７に記載の光学的情報読取装置。
【請求項９】
前記範囲は、前記情報コードが前記撮像部の視野に収まるように規定された範囲、または、前記明色モジュールおよび前記暗色モジュールの大きさが必要ピクセル数の条件を満たすように規定された範囲、である請求項１から８のいずれか１項に記載の光学的情報読取装置。
【請求項１０】
複数の明色モジュールおよび暗色モジュールを含む情報コードを撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて前記情報コードを撮像するときの、前記情報コードまでの距離を測定する距離測定ステップと、
前記撮像ステップで撮像した前記情報コードをデコードする画像認識ステップと、
前記画像認識ステップにおいて前記情報コードを読み取り可能な適正な距離の範囲を設定する範囲設定ステップと、
前記距離が前記範囲に収まっているか否かを判定する判定ステップと、を含む、光学的情報読取装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
バーコードまたは二次元コード等の情報コードを光学的に読み取るハンディタイプの光学的情報読取装置が用いられている。光学的情報読取装置は、読取り対象の情報コードから離れた位置で読み取りができるように、ＣＣＤエリアセンサなどの受光センサ、結像レンズを有する結像光学部、ＬＥＤ（Light emitting diode）などの照明装置等を備えて構成されている。
【０００３】
光学的情報読取装置では、読取り対象の情報コードに向けた状態でトリガースイッチを操作することで、照明装置によって情報コードが照らされ、その反射光が結像光学部を介して受光センサに入射して撮像される。
【０００４】
特許文献１には、情報コードのぼけ具合を検出し、ぼけないような距離で情報コードを読み取るようにユーザに通知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１３－０８９０６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、上述のような従来技術は、情報コードのぼけ具合を考慮しているだけであり、情報コードが視野に収まらない、または読み取れないほど情報コードが小さいことも起こり得る。
【０００７】
本発明の一態様は、視野における情報コードの大きさが、読み取りに適した範囲に収まっているか否かを判定できる光学的情報読取装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光学的情報読取装置は、複数の明色モジュールおよび暗色モジュールを含む情報コードを撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像した前記情報コードをデコードする画像認識部と、前記撮像部が前記情報コードを撮像するときの、前記撮像部と前記情報コードとの間の距離を測定する距離測定部と、前記画像認識部が前記情報コードを読み取り可能な適正な距離の範囲を設定する範囲設定部と、前記距離が前記範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、を備える。
【０００９】
上記の構成によれば、情報コードまでの距離が、適正な距離の範囲に収まっているか否かに基づき、情報コードを正常にデコードできるか否かを判断することができる。そのため、ユーザは効率的に情報コードを読み取ることができる。
【００１０】
外部装置と通信を行う通信部をさらに備え、前記通信部は、前記情報コードに関連した情報を取得し、前記範囲設定部は、前記情報に基づき、前記範囲を設定してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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