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公開番号2025023032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024206319,2020043700
出願日2024-11-27,2020-03-13
発明の名称栽培支援システム、栽培支援装置、栽培支援方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250206BHJP(計算;計数)
要約【課題】植物栽培の知識や経験が十分でない者であっても、理想的な植物の栽培を実現するために必要な栽培作業を容易に実行することができる技術を提供する。
【解決手段】植物の栽培を支援するためのシステムであって、前記植物の生育状態に係る情報を取得する、生育情報取得手段と、前記植物の生育状態を、段階的に評価する生育状態評価手段と、前記植物の生育状態に対応する最適な栽培作業を決定する作業内容決定手段と、前記作業内容決定手段が決定した栽培作業に基づいて、前記植物の栽培に従事する者が実行すべき作業を示す作業指示情報を作成する、作業指示情報作成手段と、前記作業指示情報作成手段が作成した作業指示情報を出力する出力手段と、を有する栽培支援システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物の栽培を支援するためのシステムであって、
前記植物の生育状態に係る情報を取得する、生育情報取得手段と、
前記植物の生育状態を、段階的に評価する生育状態評価手段と、
前記植物の生育状態に対応する最適な栽培作業を決定する作業内容決定手段と、
前記作業内容決定手段が決定した栽培作業に基づいて、前記植物の栽培に従事する者が実行すべき作業を示す作業指示情報を作成する、作業指示情報作成手段と、
前記作業指示情報作成手段が作成した作業指示情報を出力する、出力手段と、
を有する、栽培支援システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記生育状態評価手段は、少なくとも栄養成長の観点から前記植物の生育状態を評価する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の栽培支援システム。
【請求項3】
前記生育状態評価手段は、植物の品種に応じて、栄養成長と生殖成長それぞれの観点から前記植物の生育状態を評価する、
ことを特徴とする、請求項2に記載の栽培支援システム。
【請求項4】
前記植物の栽培方針を取得する栽培方針取得手段をさらに有しており、
前記作業内容決定手段は、前記栽培方針取得手段が取得した栽培方針に応じて、最適な栽培作業を決定する、
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の栽培支援システム。
【請求項5】
過去の栽培作業の履歴情報を取得する作業履歴取得手段をさらに有しており、
前記作業内容決定手段は、前記作業履歴取得手段が取得した過去の作業履歴に応じて、最適な栽培作業を決定する、
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の栽培支援システム。
【請求項6】
前記植物の生育環境に係る情報を取得する、環境情報取得手段をさらに有しており、
前記作業内容決定手段は、前記環境情報取得手段が取得した環境情報応じて、最適な栽培作業を決定する、
ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の栽培支援システム。
【請求項7】
前記植物の栽培に従事する者の栽培技能に係る情報を取得する、育成者情報取得手段をさらに有する、
ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の栽培支援システム。
【請求項8】
前記作業内容決定手段は、前記育成者情報取得手段が取得した情報に応じて、最適な栽培作業を決定する、
ことを特徴とする、請求項7に記載の栽培支援システム。
【請求項9】
前記作業指示情報作成手段は、前記育成者情報取得手段が取得した情報に応じて、作業指示情報を作成する、
ことを特徴とする、請求項7又は8に記載の栽培支援システム。
【請求項10】
前記作業指示情報は、
時間の経過と前記植物の生育状態との関係を示すグラフ表示を含む、
ことを特徴とする、請求項1に記載の栽培支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農作物などの植物を栽培するための技術に関し、さらに具体的には、植物の栽培支援システム、栽培支援装置、栽培支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、農業従事者の高齢化が問題となる中、企業等による農業の大規模化や若者の就農ニーズの開拓などにより、新規に農業に従事する人材の増加が期待されている。また、個人が趣味の範疇で植物を栽培すること(以下、ガーデニングという)も一般的になっている。
【0003】
このように、新規に農業に従事する者や、個人的な趣味でガーデニングを行う者は、植物の栽培に関する知識・ノウハウが十分でないことも多いため、専門家以外の者が植物を栽培することを支援する技術が提案されている(例えば特許文献1)。
【0004】
特許文献1には、専門家以外の者が植物の状態を判断することができるように、センサー(CCD、赤外線センサー、バンドパスフィルター)を組み合せ、植物体から離れた地点からイメージング処理を行うことで、葉表面温度や水ポテンシャルなど、植物体の活性度を表す指標を安価に非破壊で測定する技術が開示されている。より具体的には、上記のようにセンシングした植物の画像を提示するだけではなく、相対湿度の測定結果から得られる飽差に基づき、植物の葉表面温度の変動が異常な状態か否かを判断できる情報に変換して提示することが提示されている。また、理想的な営農者(例えば高い収量を実現している営農者)の葉表面温度や水ポテンシャルなどのデータとの違いを視覚的に表示すること、これに合わせてユーザーの栽培方法に対する分析を表示すること、が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-198012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の技術によれば、専門家以外の者でも植物の状態を知ることができ、理想的な営農者の植物の状態との比較を行うことが可能になる。しかしながら、植物の栽培に関する知識やノウハウが十分でない者が、そのようなデータを確認したとしても、理想的な状態に近づけるために、具体的に、いつ、どのような栽培作業を行えばよいのかわからないという問題がある。また、植物栽培の目的や方針(以下、まとめて栽培方針という)によって、植物の「理想的」な状態は異なるという事情もある。
【0007】
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、植物栽培の知識や経験が十分でない者であっても、理想的な植物の栽培を実現するために必要な栽培作業を容易に実行することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。
【0009】
本発明に係る栽培支援システムは、植物の栽培を支援するためのシステムであって、
前記植物の生育状態に係る情報を取得する、生育情報取得手段と、
前記植物の生育状態を、段階的に評価する生育状態評価手段と、
前記植物の生育状態に対応する最適な栽培作業を決定する作業内容決定手段と、
前記作業内容決定手段が決定した栽培作業に基づいて、前記植物の栽培に従事する者が実行すべき作業を示す作業指示情報を作成する、作業指示情報作成手段と、
前記作業指示情報作成手段が作成した作業指示情報を出力する、出力手段と、を有する。
【0010】
ここで、植物の栽培に従事する者のことを、以下では育成者ともいう。また、「植物の生育状態に係る情報(以下、生育情報ともいう)」には、植物の丈、茎径、葉の形・色・数、果実の大きさ・数、光合成量、などが含まれる。なお、生育情報の取得は、常設のセンサ機器によるセンシングに基づいて自動的に行ってもよいし、ユーザーによる情報の手入力により行ってもよい。また、例えばユーザーが任意に撮影した植物の画像を分析することにより個別に生育情報を取得する、半自動式の取得とすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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