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公開番号
2025011497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113649
出願日
2023-07-11
発明の名称
複合部品および実装構造
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】差動信号線路に実装するCMCCとコンデンサとの距離のばらつきを抑える。
【解決手段】複合部品は、一対の巻線が巻回された巻芯部と、巻芯部の伸びる方向である第1方向の一方の端部である第1端部に設けられた第1フランジ部と、第1方向の他方の端部に設けられた第2フランジ部とを備え、第1フランジ部は第1底面と第1底面から立設される第1側面と第1天面とを有し、前記第2フランジ部は第2底面と前記第2底面から立設される第2側面と第2天面とを有するコモンモードチョークコイルと、第1フランジ部から、第1方向に対して直交する第2方向に配置される第1拡張部と、第2フランジ部から、第2方向に配置される第2拡張部と、第1拡張部の第1底面に設けられた第1電極と、第2拡張部の第2底面に設けられた第2電極と、を含み、第1電極と第2電極との間に容量を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の巻線が巻回された巻芯部と、前記巻芯部の伸びる方向である第1方向の一方の端部である第1端部に設けられた第1フランジ部と、前記第1方向の他方の端部に設けられた第2フランジ部とを備え、前記第1フランジ部は第1底面と前記第1底面から立設される第1側面と第1天面とを有し、前記第2フランジ部は第2底面と前記第2底面から立設される第2側面と第2天面とを有するコモンモードチョークコイルと、
前記第1フランジ部から、前記第1方向に対して直交する第2方向に配置される第1拡張部と、
前記第2フランジ部から、前記第2方向に配置される第2拡張部と、
前記第1拡張部の前記第1底面に設けられた第1電極と、
前記第2拡張部の前記第2底面に設けられた第2電極と、
を含み、
前記第1電極と前記第2電極との間に容量を形成する
複合部品。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第1電極は、前記第1拡張部の前記第1底面および前記第1拡張部の第1側面に形成される
請求項1に記載の複合部品。
【請求項3】
前記第1電極は、さらに、前記第1拡張部の前記第1底面の反対側の面である、前記第1拡張部の第1天面に形成される
請求項2に記載の複合部品。
【請求項4】
前記第2電極は、前記第2拡張部の前記第2底面および前記第2拡張部の第2側面に形成される
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の複合部品。
【請求項5】
前記第2電極は、さらに、前記第2拡張部の前記第2底面の反対側の面である、前記第2拡張部の第2天面に形成される
請求項4に記載の複合部品。
【請求項6】
前記第1電極の前記第1拡張部の第1側面に形成される部分と、前記第2電極の前記第2拡張部の第2側面に形成される部分と、が互いに対向する位置に掲載される請求項4に記載の複合部品。
【請求項7】
前記第1電極と前記第2電極とは近接配置され、前記第1電極と前記第2電極との間に容量を形成する請求項1または請求項2に記載の複合部品。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の複合部品と、
一対の差動伝送線路と、前記差動伝送線路の延びる方向に交差する方向に延びて設けられる絶縁部と、前記絶縁部を挟んで前記絶縁部の両側にそれぞれ設けられる第1グランド部および第2グランド部と、
を有する基板と、
を含み、
前記差動伝送線路と前記絶縁部との交差部分に、前記複合部品の前記コモンモードチョークコイルが挿入され、
前記コモンモードチョークコイルの前記第1電極が前記第1グランド部に接続され、かつ、前記コモンモードチョークコイルの前記第2電極が前記第2グランド部に接続される実装構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合部品および実装構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
差動信号線路にコモンモードチョークコイル(Common Mode Choke Coil:以下、CMCCと呼ぶ)を実装してEMC(Electromagnetic Compatibility)対策を行うことがある。また、CMCCの近傍にコンデンサを実装してノイズ対策を行うことがある。例えば、特許文献1においては、差動信号線路と並行にコンデンサを実装してフィルタ回路を形成して、ノイズ対策を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-028999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、CMCCとコンデンサとの距離が一定にならず、両者の距離にばらつきが生じることがある。距離にばらつきが生じると、差動信号線路の特性インピーダンスがばらつき、ノイズが発生する問題がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、差動信号線路に実装するCMCCとコンデンサとの距離のばらつきを抑えることができる複合部品および実装構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のある態様による複合部品は、一対の巻線が巻回された巻芯部と、前記巻芯部の伸びる方向である第1方向の一方の端部である第1端部に設けられた第1フランジ部と、前記第1方向の他方の端部に設けられた第2フランジ部とを備え、前記第1フランジ部は第1底面と前記第1底面から立設される第1側面と第1天面とを有し、前記第2フランジ部は第2底面と前記第2底面から立設される第2側面と第2天面とを有するコモンモードチョークコイルと、前記第1フランジ部から、前記第1方向に対して直交する第2方向に配置される第1拡張部と、前記第2フランジ部から、前記第2方向に配置される第2拡張部と、前記第1拡張部の前記第1底面に設けられた第1電極と、前記第2拡張部の前記第2底面に設けられた第2電極と、を含み、前記第1電極と前記第2電極との間に容量を形成する。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のある態様による実装構造は、上記複合部品と、一対の差動伝送線路と、前記差動伝送線路の延びる方向に交差する方向に延びて設けられる絶縁部と、前記絶縁部を挟んで前記絶縁部の両側にそれぞれ設けられる第1グランド部および第2グランド部と、を有する基板と、を含み、前記差動伝送線路と前記絶縁部との交差部分に、前記複合部品の前記コモンモードチョークコイルが挿入され、前記コモンモードチョークコイルの前記第1電極が前記第1グランド部に接続され、かつ、前記コモンモードチョークコイルの前記第2電極が前記第2グランド部に接続される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、差動信号線路に実装するCMCCとコンデンサとの距離のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1実施形態による複合部品の構成を示す図である。
図2は、第1実施形態による複合部品の平面図である。
図3は、図1に示すCMCCの構成例を示す図である。
図4は、複合部品の使用例を示す図である。
図5は、本開示の第2実施形態による複合部品を示す図である。
図6は、本開示の第3実施形態による複合部品を示す図である。
図7は、各実施形態による複合部品によって得られる容量値を比較して説明する図である。
図8は、複合部品からCMCCを除いて基板に実装した場合を示す図である。
図9は、図8に示す実装状態についてのシミュレーション結果を示す図である。
図10は、実測定の条件を説明する図である。
図11は、CMCCにコンデンサを接続することによるノイズ抑制効果を示す図である。
図12は、EMCの規格を満たすことを説明する図である。
図13は、本開示の第4実施形態による複合部品を基板に実装した状態を示す図である。
図14は、本開示の第5実施形態による複合部品を基板に実装した状態を示す図である。
図15は、本開示の第6実施形態による複合部品を示す図である。
図16は、本開示の第7実施形態による複合部品を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明において、他の実施形態と同一または同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略または省略する。各実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の省略、置換または変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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