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公開番号
2025011298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024184554,2023208355
出願日
2024-10-21,2020-07-08
発明の名称
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
主分類
H01L
21/205 20060101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基底面転位のより少ない炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板は、オフセット角が8°以下であり、二乗平均粗さが0.1nm以下である表面を有する炭化ケイ素単結晶基板1と、複数の炭化ケイ素単結晶エピタキシャル層とを有し、炭化ケイ素単結晶基板1に接する第1エピタキシャル層2は、C/Siが1.0以上1.4以下を満たすガス供給条件で形成され、第1エピタキシャル層2のドナー濃度は、5×10
18
cm
-3
以上、2×10
19
cm
-3
以下であり、第1エピタキシャル層2上に形成された第2エピタキシャル層3中の基底面転位密度の、炭化ケイ素単結晶基板1の基底面転位密度に対する割合は、0.1%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オフセット角が0°以上8°以下であり、二乗平均粗さが0.1nm以下である表面を有する炭化ケイ素単結晶基板と、
前記炭化ケイ素単結晶基板の(0001)Si面の表面に順次成長させた、複数の炭化ケイ素単結晶エピタキシャル層と、を有し、
前記複数の炭化ケイ素単結晶エピタキシャル層のうち、前記炭化ケイ素単結晶基板に接する第1エピタキシャル層は、C/Siが1.0以上1.4以下を満たすガス供給条件で形成されることにより、
前記第1エピタキシャル層のドナー濃度は、5×10
18
cm
-3
以上、2×10
19
cm
-3
以下であり、
前記複数の炭化ケイ素単結晶エピタキシャル層のうち、前記第1エピタキシャル層上に形成された第2エピタキシャル層中の基底面転位密度は、前記炭化ケイ素単結晶基板の基底面転位密度に対する割合が0.1%以下であり、
前記複数の炭化ケイ素単結晶エピタキシャル層の最表面の二乗平均粗さRq(nm)は、Rq(nm)<0.326の関係を満足する、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1記載の炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板において、前記炭化ケイ素単結晶基板に接する第1エピタキシャル層は、N/Cが4.0以上110以下を満たすガス供給条件で形成される、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
【請求項3】
請求項1記載の炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板において、前記Rq(nm)は、0.288~0.326である、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
【請求項4】
請求項1記載の炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板において、前記第1エピタキシャル層のドナー濃度は、8×10
18
cm
-3
以上、2×10
19
cm
-3
以下である、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
【請求項5】
請求項1記載の炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板において、前記炭化ケイ素単結晶基板に接する第1エピタキシャル層のドナー濃度は、1×10
19
cm
-3
以上、2×10
19
cm
-3
以下である、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
【請求項6】
請求項1記載の炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板において、前記炭化ケイ素単結晶基板に接する第1エピタキシャル層の厚さは、3μm以上、10μm以下である、
炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は炭化ケイ素半導体エピタキシャル基板の製造方法に利用できるものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高周波、大電力の制御を目的として、シリコン(Si)を用いた電力用半導体素子(パワーデバイス)の開発が進められ、様々な改良により大幅な素子特性の向上が図られてきた。しかし、現在、こうした電力用半導体素子の素子性能は、ほぼシリコンの物性値から計算される理論上の限界値に近づいている。このため、素子特性をさらに向上させる目的で、新たな半導体材料を用いた電力用半導体素子が検討されている。
【0003】
そのような電力用半導体素子用の半導体材料として、炭化ケイ素(SiC)が注目されている。炭化ケイ素はシリコンより一桁以上高い絶縁破壊電界を持つため、高耐圧デバイスへの適用が可能と見られるほか、耐熱性に優れるなどシリコンと比較してはるかに優れた半導体特性をもつと期待されている。
【0004】
炭化ケイ素を用いて電力用半導体素子を作製する場合、炭化ケイ素単結晶基板上に炭化ケイ素単結晶薄膜を化学気相堆積法と呼ばれる方法を用いてエピタキシャル成長させ、このエピタキシャル層中に半導体素子を作り込むことが考えられる。このエピタキシャル層は、例えば、炭化ケイ素単結晶基板を加熱した状態で、ケイ素(Si)原子を供給するためのモノシラン(SiH
4
)ガスおよび炭素(C)原子を供給するためのプロパン(C
3
H
8
)ガスを導入することにより、炭化ケイ素単結晶基板上に成長させる。
【0005】
特許文献1(米国特許第4912064号明細書)は、エピタキシャル成長の際、異相の発生を防ぐために、炭化ケイ素単結晶の(0001)結晶面を表面に対して3~12°傾けた基板を用いる方法を開示している。現在、炭化ケイ素単結晶基板上エピタキシャル層を形成する場合にはこの方法が広く採用されている。(0001)結晶面の、表面に対する傾斜角を以下ではオフセット角と称する。
【0006】
また、特許文献2(特開2005-311348号公報)および非特許文献1は、炭化ケイ素単結晶基板に存在する基底面転位が、エピタキシャル層に伝播し、それにより、バイポーラ素子またはバイポーラ型の寄生ダイオードを内蔵するユニポーラ素子の信頼性が低下することを開示している。
【0007】
特許文献3(特開2008-4888号公報)は、エピタキシャル成長前の炭化ケイ素単結晶基板の表面を水素エッチングまたは化学的機械研磨などにより所定の粗度値以下に平滑にし、さらに原料ガスの流量を所定の条件を満たすように設定することで、エピタキシャル層に伝播する基底面転位が減少することを開示している。
【0008】
特許文献4(特開平9-321323号公報)および非特許文献2は、炭化ケイ素半導体素子の電気特性の安定性を高めるために、半導体素子を作り込むエピタキシャル層と炭化ケイ素単結晶基板との間に不純物濃度の高いエピタキシャル層を設けることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
米国特許第4912064号明細書
特開2005-311348号公報
特開2008-4888号公報
特開平9-321323号公報
【非特許文献】
【0010】
マテリアルズ サイエンス フォーラム(Materials Science Forum)2007年、第600-603巻、p.1127-1130
エピワールド社の製品資料2018年10月版、[令和2年3月13日検索]、インターネット<URL:http://www.epiworld-cn.com>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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