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公開番号2025011181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024175206,2020566714
出願日2024-10-04,2019-05-30
発明の名称チャネル内の拘束を有するステントグラフトシステム及びその方法
出願人エンドロジックス リミテッド ライアビリティ カンパニー
代理人個人,個人,個人
主分類A61F 2/07 20130101AFI20250116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者の血管内への挿入を容易にするためのステントグラフトの圧縮及び拡張の改善を提供する。
【解決手段】ステントグラフトシステム1は、グラフト材料の第1の層2aと、グラフト材料の第2の層2bと、1又は2以上のステント部材5a等と、1又は2以上の減径ベルト6a等と、解除ワイヤ12とを含む。ステント部材は、グラフト材料の第1の層とグラフト材料の第2の層の間に位置付けられる。グラフト材料の第2の層は、ステント部材の各々の上に対応するチャネル3a等を有するように形成される。1又は2以上の減径ベルトの各々は、両端にループ7a等を含み、各々は、ステント部材のうちの対応する1つの周りで対応するチャネルに位置付けられる。解除ワイヤは、ステント部材が圧縮状態にある時に減径ベルトのうちの各々の両方のループを通過する。解除ワイヤを引っ張ることは、ステントグラフトシステムが半径方向に拡張することを可能にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
グラフト材料の第1の層と、
グラフト材料の第2の層と、
前記グラフト材料の第1の層と前記グラフト材料の第2の層の間に位置付けられたステント部材と、
前記グラフト材料の第2の層と前記グラフト材料の第1の層の間でかつ前記ステント部材の少なくとも一部分の周りでチャネルに少なくとも部分的に位置付けられた減径ベルトと、
を含むことを特徴とするステントグラフトシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記グラフト材料の第2の層は、該グラフト材料の第2の層と前記グラフト材料の第1の層の間に前記チャネルを提供する形状を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフトシステム。
【請求項3】
前記減径ベルトは、前記ステント部材が完全に拡張された時に該ステント部材の円周よりも短いが該ステント部材が圧縮状態にある時に該ステント部材の円周よりも長い長さを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフトシステム。
【請求項4】
前記減径ベルトは、ループを含み、該減径ベルトの各端部に該ループのうちの対応するループがある、
ことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフトシステム。
【請求項5】
前記減径ベルトの前記ループを通過する解除ワイヤ、
を更に含むことを特徴とする請求項4に記載のステントグラフトシステム。
【請求項6】
前記ステント部材は、圧縮状態から復元状態まで半径方向に拡張可能であり、
前記減径ベルトは、前記ステント部材が前記圧縮状態から前記復元状態まで拡張することを可能にするように解除可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフトシステム。
【請求項7】
前記グラフト材料の第1の層と前記グラフト材料の第2の層の間に位置付けられた第2のステント部材と、
前記グラフト材料の第2の層と前記グラフト材料の第1の層の間でかつ前記第2のステント部材の少なくとも一部分の周りで第2のチャネルに少なくとも部分的に位置付けられた第2の減径ベルトと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフトシステム。
【請求項8】
前記グラフト材料の第2の層は、該グラフト材料の第2の層と前記グラフト材料の第1の層の間に前記第2のチャネルを提供する形状を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のステントグラフトシステム。
【請求項9】
前記減径ベルトは、ループを含み、前記第2の減径ベルトもループを含み、
ステントグラフトシステムが、前記減径ベルトの前記ループを通過するかつ前記第2の減径ベルトの前記ループを通過する解除ワイヤを更に含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のステントグラフトシステム。
【請求項10】
前記ステント部材と前記第2のステント部材の間の前記グラフト材料の第2の層内のひだ、
を更に含むことを特徴とする請求項7に記載のステントグラフトシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
〔関連特許出願への相互参照〕
この出願は、引用によって本明細書にその内容全体が組み込まれている2018年5月31日出願の米国仮特許出願第62/678,961号からの優先権を主張するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
本明細書に開示する実施形態は、一般的に血管内ステントグラフトシステムの分野に関する。特に、様々な実施形態は、ステントグラフトを含むシステムと、そのようなステントグラフトを作る方法と、動脈瘤を治療するのにそのようなステントグラフトを使用する方法とに関する。
【背景技術】
【0003】
動脈瘤は、個人の動脈の壁の拡張及び脆弱化によって特徴付けられる病態である。動脈瘤は、動脈内の異なる部位で発症する可能性がある。例えば、胸部大動脈瘤又は腹部大動脈瘤は、個人の身体内で発現する場合がある。そのような病態は、個人に対して深刻であり、生命を脅かす場合があり、従って、この病態を治療するための医療関与を必要とする。そのような病態を治療するための既存システム及び方法は、患部の血管又は体管腔のグラフト置換を用いた侵襲的外科手順を含む。
【0004】
動脈瘤を治療するための外科手順は、動脈又は動脈壁の外科的修復に内在するリスクファクタに起因して比較的高い発病率及び死亡率を有する。多くの場合に、長く痛みを有する回復が必要とされ、多大な医療コストがもたらされる。これらの内在的なリスク及び大動脈瘤の外科的修復の複雑さの理由から、血管内修復は、広く使用される代替療法となってきている。
【0005】
血管内修復では、動脈壁の脆弱化部分を補強するために損傷を受けた動脈内に拡張可能ステントグラフトが置かれる。ステントグラフトは、骨格又は金属ワイヤステントによって支持された織物チューブである。ステントグラフトは、骨格を取り囲むポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような材料のいくつかの層を有する。動脈瘤の血管内修復を実施するために、外科医は、小さい切開部を典型的には患者の鼠蹊部に作り、圧縮されたステントグラフト送出システムをこの切開部を通して血管の中に動脈瘤の場所まで挿入する。ステントグラフトは、次に、損傷を受けた動脈壁を補強するために動脈内で拡張される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
様々な実施形態は、患者の1又は2以上の血管内への挿入を容易にするためのステントグラフトの圧縮及び拡張の改善を提供する。様々な実施形態は、ステント部材を取り囲む複数のグラフト材料層を提供し、ステント部材の各々の周りにグラフト材料を使用してチャネルを生成し、グラフト材料層の間にあるチャネル内でステント部材にわたって減径ベルトを配置し、かつ必要に応じてステントグラフトが拡張することを可能にするために減径ベルトを簡単に解除するための解除ワイヤを減径ベルトの末端ループを通るように設けることにより、血管内ステントグラフト圧縮を提供する。
【0007】
一部の実施形態では、ステントグラフトシステムは、ステントグラフトと、縫合糸又はワイヤのような1又は2以上の減径ベルトと、解除ワイヤ又はロックワイヤとを含む。様々な実施形態では、ステントグラフトに対するグラフト材料は、1又は2以上のステント部材の各々を取り囲む一体化チャネルを有するように形成される。一部の実施形態では、1又は2以上の減径ベルトは、糸又はワイヤで作られ、各々は、対応するステント部材の周りにあるグラフト材料の形状によって定められた対応するチャネルを通るように経路指定される。様々な実施形態では、各減径ベルトは、完全に拡張された対応するステント部材の円周よりも短いが、圧縮状態にある時のステント部材の円周よりも長い長さを有し、従って、ステント部材を圧縮状態に保持することができる。一部の実施形態では、各減径ベルトは、両端にループを有し、解除ワイヤは、ステントグラフトが圧縮状態にある時に減径ベルトの両方のループを通過するように構成される。その後に、解除ワイヤを減径ベルトのループから引っ張ることにより、ステントグラフトが半径方向に拡張することが可能になる。
【0008】
実施形態によるステントグラフトシステムは、グラフト材料の第1の層と、グラフト材料の第2の層と、ステント部材と、減径ベルトとを含む。ステント部材は、グラフト材料の第1の層とグラフト材料の第2の層の間に位置付けられる。減径ベルトは、グラフト材料の第2の層とグラフト材料の第1の層の間でかつステント部材の少なくとも一部分の周りでチャネルに少なくとも部分的に位置付けられる。
【0009】
様々な実施形態では、グラフト材料の第2の層は、グラフト材料の第2の層とグラフト材料の第1の層の間にチャネルを提供する形状を有する。様々な実施形態では、減径ベルトは、ステント部材が完全に拡張された時にステント部材の円周よりも短く、ステント部材が圧縮状態にある時にステント部材の円周よりも長い長さを有する。一部の実施形態では、減径ベルトは複数のループを含み、減径ベルトの各端部に複数のループのうちの対応するループが存在する。同じく、一部の実施形態では、ステントグラフトシステムは、減径ベルトのループを通過する解除ワイヤを更に含む。
【0010】
様々な実施形態では、ステント部材は、圧縮状態から復元状態まで半径方向に拡張可能であり、減径ベルトは、ステント部材が圧縮状態から復元状態まで拡張することを可能にするように解除可能である。一部の実施形態では、ステントグラフトシステムは、グラフト材料の第1の層とグラフト材料の第2の層の間に位置付けられた第2のステント部材と、グラフト材料の第2の層とグラフト材料の第1の層の間でかつ第2のステント部材の少なくとも一部分の周りで第2のチャネルに少なくとも部分的に位置付けられた第2の減径ベルトとを更に含む。
(【0011】以降は省略されています)

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