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公開番号2025011148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024169705,2022548089
出願日2024-09-28,2021-02-08
発明の名称ウイルス性肺炎を治療する方法及び薬剤
出願人タレンゲン インターナショナル リミテッド,TALENGEN INTERNATIONAL LIMITED
代理人弁理士法人謝国際特許商標事務所
主分類A61K 38/36 20060101AFI20250116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ウイルス性肺炎を予防または治療する薬剤を提供する。
【解決手段】プラスミノーゲン活性化経路の成分、プラスミノーゲンを活性化し得る化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミンの活性を模倣する化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミノーゲン活性化剤の発現をアップレギュレートすることができる化合物、プラスミノーゲン類縁体、プラスミン類縁体、tPAまたはuPA類縁体及び線維素溶解阻害剤の拮抗剤から選択される1つ以上の治療有効量の化合物を含む医薬組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
プラスミノーゲン活性化経路の成分、プラスミノーゲンを直接活性化し得るか、またはプラスミノーゲン活性化経路の上流成分を活性化することによって間接的にプラスミノーゲンを活性化し得る化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミンの活性を模倣する化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミノーゲン活性化剤の発現をアップレギュレートすることができる化合物、プラスミノーゲン類縁体、プラスミン類縁体、tPAまたはuPA類縁体及び線維素溶解阻害剤の拮抗剤から選択される1つ以上の治療有効量の化合物

含む、肺炎を予防及び治療する
医薬組成物


発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、肺の炎症を改善し、血中酸素飽和度を高め、肺炎を治療し、肺の繊維化やその他の関連する合併症を予防するように、被験者に有効量のプラスミノーゲン活性化経路の成分またはその関連化合物、例えば、プラスミノーゲン、を投与することを含む、ウイルス性肺炎、例えば、コロナウイルス感染肺炎及びその合併症を予防または治療する方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
コロナウイルス(Coronaviruses、CoVs)は、エンベロープのある一本鎖のプラス鎖RNAウイルスであり、コロナウイルス科(Coronaviridae)に属し、遺伝子型によって、アルファコロナウイルス(Alpha Coronavirus、α-CoV)、ベータコロナウイルス(Beta Coronavirus、β-CoV)、ガンマコロナウイルス(Gamma Coronavirus、γ-CoV)、及びデルタコロナウイルス(Delta Coronavirus、δ-CoV)の4つの属に分けることができ、そのうち、α-CoV及びβ-CoVコロナウイルスは哺乳類に対してより感受性が高い(CUI J,Li F,SHI Z L.Origin and evolution of pathogenic coronaviruses [J].Naturereviews.Micorbiology,2019,17(3):181-192)。
【0003】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(severe acute respiratory syndromes coronavirus,SARS-CoV)、すなわちβ-CoVは、非定型肺炎を主な特徴とする重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndromes、SARS)を引き起こす可能性がある。中東及び韓国で現れたSARS-CoVに似た新しいヒトコロナウイルス(hCoVEMC/2012)は、ヒトに中東呼吸器症候群(Middle East respiratory syndrome、MERS)を引き起こす可能性がある。2013年、世界保健機関はその病原体を中東呼吸器症候群コロナウイルス(Middle East respiratory syndrome coronavirus、MERS-CoV)と名付けた。この疾患はSARSに似ているが、肝不全や腎不全などの他の合併症を引き起こす可能性が高いため、患者の死亡率は高くなる。
【0004】
SARSウイルスは広範な組織指向性を持ち、さまざまな組織や器官に侵入し、さまざまな組織や器官に障害を引き起こす。患者の肺うっ血、出血、浮腫及び重度のびまん性肺胞損傷、ヒアリン膜形成、肺胞上皮過形成、肺間質単核細胞の炎症性浸潤、肺胞間肺胞細胞の脱落、及び肺間質線維症が現れる。
【0005】
2019新型コロナウイルスは、β属コロナウイルスに属し、2020年1月12日にWHOによって正式に2019-nCoV(本出願ではCOVID-19ともいう)と命名され、その遺伝的特徴は、SARS-CoV及びMERS-CoVとは大きく異なり、コウモリのSARS様コロナウイルスであるbat-SL-CoV ZC45及びbat-SL-CoV ZXC21により類似している(CHEN Y,LIU Q,GUO D.Emerging coronaviruses:genome structure, replication,and pathogenesis [J].Journal of medical virology,2020)。
【0006】
2019-nCoVは感染力が高く、ヒトが一般的に感染しやすく、主に空咳、発熱、呼吸困難などの下気道感染症の症状として現れ、重症の場合、急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome,ARDS)や敗血症を引き起こすことさえある(Clinical management of severe acute respiratory infection when novel coronavirus (2019-nCoV) infection issuspected: interim guidance. 28 January 2020. WHO/nCoV/Clinical/2020.2)。
【0007】
新型コロナウイルス肺炎は病期によって、早期、進行期、重症期の3段階に分けられる。疾患の早期では、病変は限定的であり、単一または複数のスリガラス陰影(GGO)の結節、斑点またはシート状の陰影として現れる;進行期では病変が進行し、病変が増加して範囲が拡大し、GGOは硬化陰影またはストリーク陰影と共存し、一部の硬化陰影または構造的歪曲陰影内の気管支柱状肥厚がある;重症期では、両肺にびまん性病変、肺実質の広範な浸出及び硬化があり、主に硬化陰影であり、肺構造の歪み、気管支拡張症、サブ分節性無気肺もあり、重症の場合は「白い肺」である(史河水、韓小雨、樊艶青、梁波、楊帆、韓萍、鄭伝勝、新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症による肺炎の臨床的特徴及びイメージング表現。臨床放射学雑誌。https://doi.org/10.13437/j.cnki.jcr.20200206.002)。
【発明の概要】
【0008】
本発明は、プラスミノーゲンが肺炎(2019-nCoVウイルス性肺炎などのウイルス感染性肺炎を含む)、肺線維症患者の肺換気機能を有意に改善し、血中酸素飽和度を高め、呼吸困難の症状を改善し、それによって肺炎及び肺線維症に関連する疾患を治療できることを発見した。
【0009】
具体的には、本発明は下記のことに係る。
1、一態様では、本願は、プラスミノーゲン活性化経路の成分、プラスミノーゲンを直接活性化し得るか、またはプラスミノーゲン活性化経路の上流成分を活性化することによって間接的にプラスミノーゲンを活性化し得る化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミンの活性を模倣する化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミノーゲン活性化剤の発現をアップレギュレートすることができる化合物、プラスミノーゲン類縁体、プラスミン類縁体、tPAまたはuPA類縁体及び線維素溶解阻害剤の拮抗剤から選択される1つ以上の治療有効量の化合物を被験者に投与することを含む、肺炎を予防及び治療する方法に関する。
【0010】
一態様では、本願は、プラスミノーゲン活性化経路の成分、プラスミノーゲンを直接活性化し得るか、またはプラスミノーゲン活性化経路の上流成分を活性化することによって間接的にプラスミノーゲンを活性化し得る化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミンの活性を模倣する化合物、プラスミノーゲンまたはプラスミノーゲン活性化剤の発現をアップレギュレートすることができる化合物、プラスミノーゲン類縁体、プラスミン類縁体、tPAまたはuPA類縁体及び線維素溶解阻害剤の拮抗剤から選択される1つ以上の化合物の、肺炎を予防及び治療する薬剤の調製における使用に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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