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公開番号
2025010936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113252
出願日
2023-07-10
発明の名称
有機エレクトロニクス材料、有機層、有機エレクトロニクス素子
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
73/02 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】導電性などの特性を向上できる有機層を形成可能であり、かつ安価な材料を使用して簡便な方法で得られる電荷輸送性ポリマーを含む有機エレクトロニクス材料を提供する。
【解決手段】分岐構造を有する電荷輸送性ポリマーであって、下記式(a)で表される3価の構造単位と、下記式(b)で表される2価の構造単位とを含み、かつ、前記3価の構造単位における少なくとも1つの結合部位と、前記2価の構造単位における少なくとも1つの結合部位とが直接結合して形成される式(I)で表される構造を有し、重量平均分子量が2,000~500,000である電荷輸送性ポリマーを含有する、有機エレクトロニクス材料。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分岐構造を有する電荷輸送性ポリマーであって、下記式(a)で表される3価の構造単位と、下記式(b)で表される2価の構造単位とを含み、かつ、前記3価の構造単位における少なくとも1つの結合部位と、前記2価の構造単位における少なくとも1つの結合部位とが直接結合して形成される式(I)で表される構造を有し、重量平均分子量が2,000~500,000である電荷輸送性ポリマーを含有する、有機エレクトロニクス材料。
TIFF
2025010936000041.tif
32
166
TIFF
2025010936000042.tif
33
166
[式中、Ar
1
は、炭素数2~30の芳香族炭化水素若しくは芳香族複素環、又はトリアリールアミンに由来する3価の有機基を表し、Ar
2
は電子吸引基又は電子供与基を有する炭素数6~30の芳香族炭化水素に由来する1価の有機基を表し、*は他の構造との結合部位を表す。]
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記式(I)で表される構造が、下記式(I-1)又は下記式(I-2)で表される構造を含む、請求項1に記載の有機エレクトロニクス材料。
TIFF
2025010936000043.tif
59
166
[式中、Ar
1
は炭素数2~30の芳香族炭化水素若しくは芳香族複素環、又はトリアリールアミンに由来する3価の有機基を表し、Ar
2
は電子吸引基又は電子供与基を有する炭素数6~30の芳香族炭化水素に由来する1価の有機基を表し、*は他の構造との結合部位を表す。]
【請求項3】
前記式(I)において、Ar
1
が、トリフェニルアミンに由来する構造、又はN-フェニルカルバゾールに由来する構造を有する、請求項1又は2に記載の有機エレクトロニクス材料。
【請求項4】
前記式(I)において、Ar
2
が下記式(b-1)で表される構造を有する、請求項1又は2に記載の有機エレクトロニクス材料。
TIFF
2025010936000044.tif
31
166
[式中、R
1
は、電子吸引基、電子供与基、又は炭素数1~12のアルキル基であり、少なくとも1つは電子吸引基又は電子供与基であり、aは1~5の整数である。]
【請求項5】
前記式(b-1)において、R
1
は電子吸引基であり、aは1又は2の整数であり、前記電子吸引基は、ハロゲン基、ハロゲン置換アルキル基、ニトロ基、シアノ基、スルホン酸基、及びスルホキシド基からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項4に記載の有機エレクトロニクス材料。
【請求項6】
前記電荷輸送性ポリマーが、下記式(c)で表される1価の構造単位をさらに含む、請求項1又は2に記載の有機エレクトロニクス材料。
TIFF
2025010936000045.tif
36
167
[式中、R
2
は炭素数1~8のアルキル基であり、bは1~5の整数である。]
【請求項7】
さらに溶剤を含む、請求項1又は2に記載の有機エレクトロニクス材料。
【請求項8】
請求項7に記載の有機エレクトロニクス材料を用いて形成された有機層。
【請求項9】
請求項8に記載の有機層を含む有機エレクトロニクス素子。
【請求項10】
請求項8に記載の有機層を含む有機エレクトロルミネセンス素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、有機エレクトロニクス材料、有機層、及び有機エレクトロニクス素子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロニクス素子は、有機材料を用いて電気的な動作を行う素子であり、省エネルギー、低価格、柔軟性といった特長を発揮できると期待され、従来のシリコンを主体とした無機半導体に替わる技術として注目されている。
【0003】
有機エレクトロニクス素子の一例として、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という)、有機光電変換素子、有機トランジスタが挙げられる。有機エレクトロニクス素子の中でも、有機EL素子は、例えば、白熱ランプ、ガス充填ランプ等の代替えとして、大面積ソリッドステート光源用途として注目されている。また、フラットパネルディスプレイ(FPD)分野における液晶ディスプレイ(LCD)に置き換わる最有力の自発光ディスプレイとしても注目されており、製品化が進んでいる。
【0004】
有機EL素子は、素子を構成する有機材料から、低分子型有機EL素子と高分子型有機EL素子とに大別される。低分子型有機EL素子では、低分子化合物が使用され、真空下で成膜を行う乾式プロセスが必要となる。これに対し、高分子型有機EL素子では、高分子化合物が使用され、凸版印刷、凹版印刷等の有版印刷、及びインクジェット等の無版印刷といった湿式プロセスによる簡易成膜が可能である。
【0005】
そのため、簡易成膜が可能な高分子型有機EL素子は、今後の大画面有機ELディスプレイの実現には不可欠な素子として期待されている。このようなことから、近年、高分子型有機EL素子を構成する高分子化合物として、様々な電荷輸送性ポリマーの開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2008/010487号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電荷輸送性ポリマーの一例として、アリールアミンポリマーが広く知られており、ポリマーの分子設計によって、有機EL素子の特性の向上を図ることが検討されている。例えば、特許文献1は、トリフェニルアミン構造を含むアリールアミンポリマーを開示している。
しかし、近年、有機EL素子など有機エレクトロニクスの分野では、導電性などの特性のさらなる向上が求められており、従来のアリールアミンポリマーには改善の余地がある。また、アリールアミンポリマーに特定の構造を導入するためには、ポリマーの製造において、高価な材料が必要となるか、多段階の工程が必要となる場合が多い。そのため、有機EL素子の特性を向上できる有機層を形成可能であり、さらに、安価な材料を使用して簡便な方法で得られる、電荷輸送性ポリマーに対する要望がある。
【0008】
したがって、本発明の一実施形態は、導電性を向上できる有機層を形成可能であり、さらに安価な材料を使用して簡便な方法で得られる電荷輸送性ポリマーを含む有機エレクトロニクス材料を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、アリールアミン構造を有する電荷輸送性ポリマーについて鋭意検討を行い、特定のアリールアミン構造を有するポリマーが有機エレクトロニクス材料として好適であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明の実施形態は以下に関するが、本発明は以下の実施形態に制限されず、様々な実施形態を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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