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公開番号
2025010782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112991
出願日
2023-07-10
発明の名称
配管システム
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04D
13/08 20060101AFI20250116BHJP(建築物)
要約
【課題】主管と枝管との合流部による排水性能の低下の低減を可能にし、かつ、枝管からの排水の安定化を可能にする配管システムを提供する。
【解決手段】配管システムは、第1軒樋の第1落とし口に接続される主管と、第2軒樋の第2落とし口に接続される枝管と、を備える。主管は、第1落とし口に接続される第1竪樋と、第1竪樋の下流側にあって、第1竪樋より管径が大きい部位を含む第2竪樋と、第1竪樋と第2竪樋との間にあり、枝管の下流側の端部が接続される合流部と、合流部の下流側の端部と第2竪樋の上流側の端部とを接続する接続管と、を含む。主管は、合流部の下流側の端部より下方に、大気圧に開放される開放部位を有する。第1落とし口から開放部位までの鉛直方向における距離をh1、合流部の高さ方向の中心から開放部位までの鉛直方向における距離をh2とすると、表1の関係を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1軒樋の第1落とし口に接続される主管と、
第2軒樋の第2落とし口に接続される枝管と、
を備え、
前記主管は、
前記第1落とし口に接続される第1竪樋と、
前記第1竪樋の下流側にあって、前記第1竪樋より管径が大きい部位を含む第2竪樋と、
前記第1竪樋と前記第2竪樋との間にあり、前記枝管の下流側の端部が接続される合流部と、
前記合流部の下流側の端部と前記第2竪樋の上流側の端部とを接続する接続管と、
を含み、
前記主管は、前記合流部の下流側の端部より下方に、大気圧に開放される開放部位を有し、
前記第1落とし口から前記開放部位までの鉛直方向における距離をh1[m]、前記合流部の高さ方向の中心から前記開放部位までの鉛直方向における距離をh2[m]とすると、
3≦h1≦5の場合、1≦h2、
5≦h1≦10の場合、2≦h2、
10≦h1≦15の場合、3≦h2、
15≦h1≦20の場合、4≦h2、
20≦h1≦30の場合、5≦h2を満たす、
配管システム。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
h2/h1≧1/3を満たす、
請求項1の配管システム。
【請求項3】
前記開放部位から地面までの鉛直方向における距離をh3〔m〕とすると、
h3≧0.5を満たす、
請求項1の配管システム。
【請求項4】
h1≧3を満たす、
請求項1の配管システム。
【請求項5】
前記第2竪樋は、
前記第1竪樋より管径が大きい縦管と、
前記接続管を前記縦管に接続するインクリーザと、
を含み、
前記開放部位は、前記接続管と前記インクリーザとの接続部分である、
請求項1の配管システム。
【請求項6】
前記第2竪樋は、前記第1竪樋より管径が大きい縦管を含み、
前記接続管の下流側の端部は、前記縦管内に配置され、
前記開放部位は、前記接続管の下流側の端部である、
請求項1の配管システム。
【請求項7】
前記縦管の上流側の端部から前記開放部位までの鉛直方向における距離をh4〔m〕とすると、
0.2≦h4を満たす、
請求項6の配管システム。
【請求項8】
前記第1落とし口からの第1排水経路の最大許容流量(対外保証値)をQ1D、
前記第1排水経路の流量をQ1、
前記第2落とし口からの第2排水経路の流量をQ2とすると、
Q1D≧Q1+Q2を満たす、
請求項1の配管システム。
【請求項9】
前記枝管は、前記合流部に向かって下降する呼び樋を含み、
前記呼び樋の勾配は、1/1000以上である、
請求項1の配管システム。
【請求項10】
前記第2軒樋は、前記第1軒樋より下方にあり、
前記第1竪樋は、前記第2軒樋とは流路的に分離した状態で前記第2軒樋の底壁の開口を通過する、
請求項1の配管システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、配管システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、雨水排水配管構造を開示する。特許文献1に開示された雨水排水配管構造は、上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、サイフォン式排水部材から流入する雨水を上層階から階下に向かって流下する本管と、本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備える。本管は、上方側に配置される第1縦配管と、第1縦配管の下方側に配置され第1縦配管よりも大きな流路面積を有する養生管と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-3217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された雨水排水配管構造では、合流部において枝管からの排水が合流できず、排水が枝管を逆流し、場合によっては、オーバーフローが生じる場合があった。
【0005】
本開示は、主管と枝管の合流部による排水性能の低下の低減を可能にし、かつ、枝管からの排水の安定化を可能にする配管システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる配管システムは、第1軒樋の第1落とし口に接続される主管と、第2軒樋の第2落とし口に接続される枝管と、を備え、前記主管は、前記第1落とし口に接続される第1竪樋と、前記第1竪樋の下流側にあって、前記第1竪樋より管径が大きい部位を含む第2竪樋と、前記第1竪樋と前記第2竪樋との間にあり、前記枝管の下流側の端部が接続される合流部と、前記合流部の下流側の端部と前記第2竪樋の上流側の端部とを接続する接続管と、を含み、前記主管は、前記合流部の下流側の端部より下方に、大気圧に開放される開放部位を有し、前記第1落とし口から前記開放部位までの鉛直方向における距離をh1[m]、前記合流部の高さ方向の中心から前記開放部位までの鉛直方向における距離をh2[m]とすると、3≦h1≦5の場合、1≦h2、5≦h1≦10の場合、2≦h2、10≦h1≦15の場合、3≦h2、15≦h1≦20の場合、4≦h2、20≦h1≦30の場合、5≦h2を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様は、主管と枝管との合流部による排水性能の低下の低減を可能にし、かつ、枝管からの排水の安定化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる配管システムの説明図
配管システムの排水性能の評価の結果のグラフ
実施の形態2にかかる配管システムの説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.実施の形態]
以下、場合によって図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。ただし、以下の実施の形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容(例えば、各構成要素の形状、寸法、配置等)に限定する趣旨ではない。上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。以下の実施の形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、各要素の寸法比率は図面に図示された比率に限られるものではない。
【0010】
なお、以下の説明において、複数ある構成要素を互いに区別する必要がある場合には、「第1」、「第2」等の接頭辞を構成要素の名称に付すが、構成要素に付した符号により互いに区別可能である場合には、文章の読みやすさを考慮して、「第1」、「第2」等の接頭辞を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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