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公開番号2025010731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112877
出願日2023-07-10
発明の名称画像処理システム及びプログラム
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約【課題】原稿台に並べて載置されている複数の原稿を一度に撮影して生成される撮影画像から各原稿の大きさをユーザに指定させなくても特定できるようにする。
【解決手段】複合機10は、複数の原稿を原稿台に置いてまとめてスキャンしたい場合、ユーザによるスキャン指示がされる前に、書画カメラを用いて原稿台の上の原稿を撮影することでプレスキャンする撮影部12と、プレスキャンにより原稿台上の全ての原稿が載置されている全原稿載置領域を抽出する全原稿載置領域抽出部131と、全原稿載置領域から、載置領域が確定済みの原稿の載置領域を除去した後の載置領域を未確定の原稿領域として抽出する未確定領域抽出部132と、抽出した未確定の原稿領域を、原稿台に新たに載置された一の原稿の載置領域と確定する原稿領域確定部133と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮影手段及びプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記撮影手段が原稿台の上を撮影して撮影画像を現撮影画像として生成すると、直前の撮影により生成された直前撮影画像としての撮影画像との変化が前記現撮影画像から検出される場合、前記現撮影画像を解析することで、前記原稿台に載置されている全ての原稿による載置領域を全原稿載置領域として特定し、
前記全原稿載置領域から、載置領域が確定済みの原稿の載置領域を除去した後の載置領域を、前記直前撮影画像が生成されてから前記現撮影画像が生成されるまでの間に前記原稿台に載置された一の原稿の載置領域と確定する、
ことを特徴とする画像処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記現撮影画像から特定される全原稿載置領域を現全原稿載置領域とし、前記直前撮影画像から特定される全原稿載置領域を直前全原稿載置領域とする場合において、前記直前全原稿載置領域と前記現全原稿載置領域との関係が、前記一の原稿が前記原稿台に載置されている他の原稿と重なって載置されたと判定しうる所定の条件を満たす場合、載置領域を確定した前記一の原稿の載置領域を、前記直前全原稿載置領域と前記現全原稿載置領域との差分領域を含めるよう補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記所定の条件は、前記差分領域が前記直前全原稿載置領域と隣接し、かつ前記差分領域の前記直前全原稿載置領域の大きさに対する比率が所定の閾値以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記現撮影画像から特定される全原稿載置領域を現全原稿載置領域とし、前記直前撮影画像から特定される全原稿載置領域を直前全原稿載置領域とする場合において、前記直前全原稿載置領域と前記現全原稿載置領域とを対比することで載置領域が確定済みの原稿の載置領域が移動していることを検出すると、移動後の当該原稿の状態に応じた処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、移動した原稿の載置領域の大きさが変化している場合、当該原稿の重なりをユーザに通知することを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、移動した原稿の載置領域の大きさが変化していない場合、当該原稿の載置領域を移動後の載置領域に更新することを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
【請求項7】
コンピュータに、
撮影手段が原稿台の上を撮影して撮影画像を現撮影画像として生成すると、直前の撮影により生成された直前撮影画像としての撮影画像との変化が前記現撮影画像から検出される場合、前記現撮影画像を解析することで、前記原稿台に載置されている全ての原稿による載置領域を全原稿載置領域として特定する機能、
前記全原稿載置領域から、載置領域が確定済みの原稿の載置領域を除去した後の載置領域を、前記直前撮影画像から前記現撮影画像の間に前記原稿台に載置された一の原稿の載置領域と確定する機能、
を実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、一般にスキャナと呼ばれる原稿の読取装置に代えて、例えば携帯端末のカメラによる撮像でスキャナを代替することが可能になっている。例えば、携帯端末のカメラで撮影した画像をプリンタへ送信することで、撮影画像を印刷させることが可能である。
【0003】
複合機においても同様で、書画カメラなどの撮影手段を搭載し、撮影画像を読取画像として用いる手法が検討されている。書画カメラを複合機に搭載する場合、ユーザは、印字面が上となるように原稿を原稿台に載置する。書画カメラは、原稿台の原稿を上方から撮影することで読み取る。書画カメラを用いると、従前の複合機のように、原稿を原稿台にセットする際にプラテンの蓋を開閉する必要がない。また、書籍などの立体物のページの読取りにも便利である。
【0004】
ところで、従来からマルチクロップ機能を提供可能な複合機が存在する。マルチクロップ機能というのは、複合機の原稿台の上に、名刺や領収書等の複数の原稿を置いた後にまとめてスキャンし、スキャン画像を原稿毎に分割して切り出し、個別にデータ保存できる機能である。
【0005】
従来では、複数の原稿を隙間なく敷き詰めて原稿台の上に置いた後にまとめてスキャンし、そのスキャンした画像を、事前に指定した単位サイズに分割し、分割した画像を個別のファイルとして保存する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。原稿台に置かれた原稿を個々に検出するには、各原稿の間に隙間を設けて載置する必要があったが、特許文献1においては、ユーザに単位サイズを事前に指定させることによって、各原稿の間に隙間を設けることなく載置できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-035081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来技術においては、単位サイズすなわち原稿の大きさをユーザに事前に指定させる必要があった。
【0008】
本発明は、原稿台に並べて載置されている複数の原稿を一度に撮影して生成される撮影画像から各原稿の大きさをユーザに指定させなくても特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る画像処理システムは、撮影手段及びプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記撮影手段が原稿台の上を撮影して撮影画像を現撮影画像として生成すると、直前の撮影により生成された直前撮影画像としての撮影画像との変化が前記現撮影画像から検出される場合、前記現撮影画像を解析することで、前記原稿台に載置されている全ての原稿による載置領域を全原稿載置領域として特定し、前記全原稿載置領域から、載置領域が確定済みの原稿の載置領域を除去した後の載置領域を、前記直前撮影画像が生成されてから前記現撮影画像が生成されるまでの間に前記原稿台に載置された一の原稿の載置領域と確定する、ことを特徴とする。
【0010】
また、前記プロセッサは、前記現撮影画像から特定される全原稿載置領域を現全原稿載置領域とし、前記直前撮影画像から特定される全原稿載置領域を直前全原稿載置領域とする場合において、前記直前全原稿載置領域と前記現全原稿載置領域との関係が、前記一の原稿が前記原稿台に載置されている他の原稿と重なって載置されたと判定しうる所定の条件を満たす場合、載置領域を確定した前記一の原稿の載置領域を、前記直前全原稿載置領域と前記現全原稿載置領域との差分領域を含めるよう補正することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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