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公開番号
2025010710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112847
出願日
2023-07-10
発明の名称
スラブ厚さの管理方法、柱部材
出願人
株式会社ジャスト
代理人
個人
主分類
E04G
21/10 20060101AFI20250116BHJP(建築物)
要約
【課題】 簡易な方法で確実にスラブの厚さを管理することが可能なスラブ厚さの管理方法等を提供する。
【解決手段】 建築施工現場に用いられる仕口構造において、柱1は鉛直方向に配置され、梁3は、柱1に対して水平方向に配置される。柱1の端部にはダイアフラム7が接合され、ダイアフラム7に対して梁3が接合される。柱1の表面には、ダイアフラム7から所定の距離を把握することが可能なマーク5が設けられる。マーク5は、梁3(ダイアフラム7)からの距離を把握可能な目盛で構成される。すなわち、目盛によって、後述するスラブの厚さを把握することが可能である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
建築施工現場におけるスラブ厚さの管理方法であって、
柱と、前記柱に対して水平方向に配置される梁と、前記梁の上方に配置されるデッキプレートと、前記デッキプレートの上方に打設されるコンクリート製のスラブと、を有する建築施工現場において、前記スラブの厚さを、前記柱の表面に設けられたマークによって管理することが可能であることを特徴とするスラブ厚さの管理方法。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記マークは、前記梁からの距離を把握可能な目盛りであり、前記目盛りによって前記スラブの厚さを把握することが可能であることを特徴とする請求項1記載のスラブ厚さの管理方法。
【請求項3】
前記マークは、前記柱の表面に、刻印又は塗装によって形成されることを特徴とする請求項1記載のスラブ厚さの管理方法。
【請求項4】
前記マークは、前記柱の表面に張り付けられたシールによって形成されることを特徴とする請求項1記載のスラブ厚さの管理方法。
【請求項5】
前記シールは、セキュリティテープであり、剥がすと前記柱に剥がした跡が残ることを特徴とする請求項4記載のスラブ厚さの管理方法。
【請求項6】
建築施工現場に用いられる仕口構造用の柱部材であって、
柱の端部にダイアフラムが接合され、
前記柱の表面には、前記ダイアフラムから所定の距離を把握することが可能なマークが設けられることを特徴とする柱部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築現場において、スラブ厚さを確実に管理することが可能なスラブ厚さの管理方法等に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリート造りの建築物の施工現場構造物においては、コンクリート床スラブの型枠と構造体とを兼ねたデッキプレートが用いられ、デッキプレート上に鉄筋を配置し、コンクリートを所定の厚さ打設して床スラブが形成される。
【0003】
スラブの厚さは、設計値に対して所定の厚さに施工されなければならず、厚さに対して誤差の許容値が設けられている。このため、施工現場において、スラブ厚さが設計に対して所定の範囲内であることが検査されて管理される。
【0004】
スラブ厚さが許容差以内に施工されているかを確認するためには、コンクリート打設後のスラブ厚さを計測する必要がある。通常、コンクリートの厚さの計測には、対象物の端部側で上端と下端までの距離を直接計測するのが一般的な厚さの測り方であるが、コンクリートを床の全面に打設した後は、スラブの側端面が露出しないため、スラブ厚さを直接計測することが困難である。
【0005】
このように、コンクリート打設後のスラブ厚さを直接計測することが難しいため、例えば、スラブにドリル等で削孔し、スラブ断面寸法を計測する方法や、超音波計測機等で計測する方法、計測箇所を盛替えながら間接的に寸法を計測する方法が考えられる。
【0006】
しかし、ドリル等で削孔する方法は、削孔の手間がかかるだけでなく、スラブ厚さ計測後に計測した孔を埋める手間も生じる。また、超音波計測機による計測は、スラブに用いられているコンクリートの音速を正確に把握する必要があり、正確な音速を得ること自体が現場では難しく、計測誤差が出やすい上に1ミリ単位の計測精度を出すことが困難である。また、計測箇所を盛替えながら間接的にスラブ厚さを計測する方法は、盛替え時に計測誤差が積み重なりやすく、計測値の再現性が低い。
【0007】
これに対し、コンクリートを打設する際に、スラブ厚さを管理するための、いわゆる天端ポイント(天端レベル管理具)と呼ばれる治具をデッキプレート上に設置する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2015-132134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この治具は種々の形態があるが、例えば、細い棒状の部材の先端により細い髭状のアンテナが付いており、棒状部分の長さを調整可能である。棒状部分の長さをスラブ厚さに合わせ、スラブコンクリートの型枠面に建てて設置し、コンクリートを打設する際に、髭状のアンテナ部分のみがコンクリート面から露出するようにコンクリートを打設することで、スラブ厚さを把握することができる。
【0010】
しかし、設置の際に、治具の棒状部材の長さ調整を間違えてしまうと、スラブ厚さが所定の厚さとならず、厚さが間違っていることを把握することができない。また、現場において施工者が設計値を無視して意図的に棒状部材の長さを設計値と異なる長さに調整すると、一見して打設後のスラブ厚さが設計値と整合しているかのように誤認させることも可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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