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公開番号2025010656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112746
出願日2023-07-10
発明の名称印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250116BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インク吐出口ごとに異なる着弾インクのずれ量を被印刷対象の湾曲に合わせて補正し、印刷精度を高めることである。
【解決手段】印刷制御装置は、記憶手段と、算出手段と、制御手段と、を備える。記憶手段は、印刷ヘッド41のノズルの各インク吐出口に対応した着弾インクのずれ量を補正するための基準ずれ量を記憶する。算出手段は、各インク吐出口(インク吐出面421)から湾曲した被印刷対象としての爪Tまでのノズル爪間距離dを取得し、ノズル爪間距離dと各インク吐出口の基準ずれ量とから、着弾インクのずれ量を補正するための補正値を算出する。制御手段は、算出された補正値に基づいて、印刷ヘッド41の印刷の制御を行うを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ヘッドのノズルの各インク吐出口に対応した着弾インクのずれ量を補正するための基準ずれ量を記憶する記憶手段と、
前記各インク吐出口から湾曲した被印刷対象までの距離を取得し、当該距離と当該各インク吐出口の前記基準ずれ量とから、着弾インクのずれ量を補正するための補正値を算出する算出手段と、
前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドの印刷の制御を行う制御手段と、を備える印刷制御装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記基準ずれ量は、前記インク吐出口から前記被印刷対象への最も短い距離で測定されたずれ量である請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、複数のインク吐出口からなるブロック内で共通の基準ずれ量を当該ブロックごとに記憶し、
前記算出手段は、前記取得された距離と各インク吐出口が属するブロックごとの前記基準ずれ量とから、補正値を算出する請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドに印刷させるシングリングデータの補正を行う請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドのインク吐出口のインクの噴射タイミングの補正を行う請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項6】
前記基準ずれ量は、インクの色ごとの情報である請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の印刷制御装置と、
前記印刷ヘッドと、を備える印刷装置。
【請求項8】
印刷ヘッドのノズルの各インク吐出口に対応した着弾インクのずれ量を補正するための基準ずれ量を記憶する記憶手段から各インク吐出口の基準ずれ量を読み出す読出工程と、
前記各インク吐出口から湾曲した被印刷対象までの距離を取得し、当該距離と当該各インク吐出口の前記基準ずれ量とから、着弾インクのずれ量を補正するための補正値を算出する算出工程と、
前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドの印刷の制御を行う制御工程と、を含む印刷制御方法。
【請求項9】
コンピュータを、
印刷ヘッドのノズルの各インク吐出口に対応した着弾インクのずれ量を補正するための基準ずれ量を記憶する記憶手段、
前記各インク吐出口から湾曲した被印刷対象までの距離を取得し、当該距離と当該各インク吐出口の前記基準ずれ量とから、着弾インクのずれ量を補正するための補正値を算出する算出手段、
前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドの印刷の制御を行う制御手段、 として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェット方式の印刷ヘッドを、所定の主走査方向の双方向に往復移動させながらシングリング印刷を利用して印刷媒体に印刷を行うネイルプリント装置などの印刷装置が知られている。
【0003】
また、双方向に走査する印刷ノズルを用いて、往動時の第1の濃度測定パターン及び第1の判定パターンと復動時の第2の濃度測定パターン及び第2の判定パターンとを用いて、第1及び第2の判定パターンを異ならせたインクジェットプリンタが知られている(特許文献1参照)。このインクジェットプリンタは、第1及び第2の判定パターンの位置ズレを調整することにより、第1、第2の濃度測定パターンの位置関係が理想状態に近い状態を実現できる。このため、双方向着弾位置ズレの影響を排除した上で各ノズルの吐出調整を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-14979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクジェットヘッドからインクが吐出される場合、ノズル面(インク吐出面)に垂直な方向に直進飛翔する又はノズルが移動しながらの吐出の場合は移動方向へある角度をもって飛翔する前提で吐出制御や画像生成が成されている。
【0006】
しかし、インクの特性やノズルの汚れなどでインクは斜めに飛翔する場合があるため、例えば湾曲した印刷面を有する被印刷対象である爪に対して印刷を行うネイルプリント装置の様に、インク吐出面と着弾面との間隙距離が爪の両サイドと中心付近等位置によって異なる場合に、このようなインク吐出口ごとのずれ量を補正する場合には、インク吐出面とインクの着弾面との間隙距離毎にずれ量を測定しておく必要があり、正確に印刷することが難しかった。
【0007】
本発明の課題は、インク吐出口ごとに異なる着弾インクのずれ量を被印刷対象の湾曲に合わせて補正し、印刷精度を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の印刷制御装置は、印刷ヘッドのノズルの各インク吐出口に対応した着弾インクのずれ量を補正するための基準ずれ量を記憶する記憶手段と、前記各インク吐出口から湾曲した被印刷対象までの距離を取得し、当該距離と当該各インク吐出口の前記基準ずれ量とから、着弾インクのずれ量を補正するための補正値を算出する算出手段と、前記算出された補正値に基づいて、前記印刷ヘッドの印刷の制御を行う制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、インク吐出口ごとに異なる着弾インクのずれ量を被印刷対象の湾曲に合わせて補正でき、印刷精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態におけるネイルプリント装置の外観構成を示す斜視図である。
ネイルプリント装置の制御構成の要部を示すブロック図である。
印刷ヘッドのノズルと、ノズルのノズル部におけるインクの着弾画像と、を示す図である。
シアンのインクの間隙距離別湾曲性を示す図である。
爪及び印刷ヘッド並びにノズル爪間距離を示す図である。
異なるインク吐出口番号のインク吐出口の着弾インクのずれ量の予測値及び実測値を示す図である。
第1の印刷処理を示すフローチャートである。
第1の印刷処理の第1の補正処理を示すフローチャートである。
第2の印刷処理を示すフローチャートである。
第2の印刷処理の第2の補正処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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