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公開番号
2025010592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-22
出願番号
2024184872,2021512699
出願日
2024-10-21,2019-09-06
発明の名称
術後疼痛の処置
出願人
ヘロン セラピューティクス, インコーポレイテッド
,
Heron Therapeutics, Inc.
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
45/06 20060101AFI20250115BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】術後疼痛の処置の提供。
【解決手段】術後疼痛の処置を必要とする患者において、術後疼痛を処置するための組成物および方法であって、患者に、治療有効量のNK-1受容体アンタゴニストおよび鎮痛薬を投与することを含む、組成物および方法が、本明細書に開示される。NK-1受容体アンタゴニストは、様々な臨床的な疼痛状態の臨床試験において有効性を示すことができなかった。本出願は、特定の様式でのNK-1受容体アンタゴニストおよび鎮痛薬の併用により、個々の活性薬剤単独での、または同じ併用の他の様式の使用よりも、術後疼痛を大幅に低減させることができることを実証する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、術後疼痛を処置する方法に関する。方法は、ニューロキニン1(NK-1)受容体アンタゴニストの、鎮痛薬と組み合わせた投与を含む。この開示はまた、局所麻酔薬、NK-1受容体アンタゴニスト、および送達ビヒクルを含む医薬組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
疼痛は、国際疼痛学会(IASP)によって、実際のもしくは潜在的な組織損傷と関連する不快な感覚的および感情的経験と定義されており、またはこのような損傷に関して説明されている(Classification of Chronic Pain、第2版、MerkskeyおよびBogduk編
、IASP Press、1994年)。有効な疼痛処置様式は、一般に、有害なかつ/または望
ましくない副作用を最小限に抑えつつ疼痛の緩和をもたらす処置様式であるとみなされる。急性疼痛、例えば手術の後の術後疼痛の処置は、活発な研究領域である。実際、術後疼痛の有効な処置は、今や外科患者の全体的なケアの必須構成要素であるとみなされている。
【0003】
本来、侵害受容性であり得る術後疼痛は概して、組織外傷(例えば、外科的切開、郭清または熱傷に起因する)由来の炎症または直接的な神経傷害(例えば、神経切断、伸延、または圧迫)に起因する。疼痛緩和は、手術を受けるほぼすべての患者にとって、かつ手術を受けているまたは手術から回復しつつある患者を処置またはケアする医療従事者にとって、最も重要である。術前に、患者によって尋ねられる最も一般的な質問の1つは、術後に経験する疼痛の程度に関するものである(Vadivelu, N.、Yale J. of Biology and Medicine 83巻(2010年)、11~25頁)。有効な鎮痛は、患者の安楽を
確保し、早期離床(early mobilization)を推進し、医療機関(例えば、病院、外来患
者施設など)からの患者の早期退院を促進し、回復期間を早めるために極めて重要である。また、術後疼痛の有効な処置は、慢性疼痛症候群、例えば神経障害性疼痛の発生/発症、および/またはうつ病の発症を低減することができる。有効な術後疼痛管理のさらなる利点には、肺および心臓の合併症の低減、ならびに深部静脈血栓症の危険性の低減が含まれる(Ramsay, M.、Proc(Bayl Univ Med Centr) 2000年7月;13巻(3号)
:244~247頁)。それとは対照的に、不適切な疼痛制御は、罹患率または死亡率を増大させるおそれがある(Sharrock NEら、Anesth Analg. 1995年2月;80巻(2号):242~8頁)。
【0004】
過去10年間にわたって、疼痛の生理に関する知識は著しく増大してきたものの、残念ながら、臨床診療において生じた結果は、先例に倣うものではなかった。数十年にわたって疼痛の生理および心理への理解が進歩してきたが、疼痛治療の頼みの綱の1つは、相変わらずオピオイドの使用である。オピオイドは、有効な鎮痛薬であるが、数例を挙げると、多くの望ましくない副作用、例えば鎮静、呼吸抑制、悪心および嘔吐、低血圧、徐脈、嗜癖の危険性も有している。
【0005】
疼痛、特に急性疼痛、例えば術後疼痛の局所的な有効な長時間作用性の緩和をもたらすための一手法は、徐放または延長放出系の利用である。数々の要素が、有効な薬物送達システムの設計に影響を及ぼす可能性があり、局所麻酔薬などのある特定のクラスの薬物は、典型的に、継続時間が相対的に短いとみなされ、したがってほとんどの場合、相対的に簡単なまたは中程度の手術だけに使用される。長続きし、有効で、投与に好都合であり、オピオイドの使用と関連する欠点のいくつかを克服することができる術後疼痛処置のための方法が、依然として必要である。本発明の方法は、これらおよび他の必要性を満たす。
NK-1受容体アンタゴニストは、がん化学療法と関連付けられる悪心および嘔吐の処置のための、公知の化合物のクラスである。NK-1受容体アンタゴニストは、様々な臨床的な疼痛状態の臨床試験において有効性を示すことができなかった。本出願は、特定の様式でのNK-1受容体アンタゴニストおよび鎮痛薬の併用により、個々の活性薬剤単独での、または同じ併用の他の様式の使用よりも、術後疼痛を大幅に低減させることができることを実証する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Classification of Chronic Pain、第2版、MerkskeyおよびBogduk編、IASP Press、1994年
Vadivelu, N.、Yale J. of Biology and Medicine 83巻(2010年)、11~25頁
Ramsay, M.、Proc(Bayl Univ Med Centr) 2000年7月;13巻(3号):244~247頁
Sharrock NEら、Anesth Analg. 1995年2月;80巻(2号):242~8頁
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
下記の態様、ならびに以下で記載および説明するそれらの実施形態は、例示的かつ説明的であることを意味し、その範囲に限定しない。
【0008】
一態様では、鎮痛薬、NK-1受容体アンタゴニスト、および送達ビヒクルを含む医薬組成物が提供される。
【0009】
一実施形態では、局所麻酔薬、NK-1受容体アンタゴニスト、および送達ビヒクルを含む医薬組成物が提供される。
【0010】
一実施形態では、抗炎症剤、NK-1受容体アンタゴニスト、および送達ビヒクルを含む医薬組成物が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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