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公開番号2025010449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024194718,2021551701
出願日2024-11-06,2020-10-08
発明の名称人工膝関節、並びにこれに用いられる梁部材、インサート部材及びベースプレート
出願人国立大学法人愛媛大学
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類A61F 2/38 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】正常な膝関節に近い特性を獲得し得る人工膝関節を提供する。
【解決手段】人工膝関節1は、脛骨Tの内側顆MC又は外側顆LCの関節面の一部に形成された穴に埋設されるインサート部材2と、インサート部材2の下方に配置され、かつ両端が脛骨Tの皮質骨に固定される長さを有し、インサート部材2を下側から支持する梁部材3と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
脛骨の内側顆又は外側顆の関節面の一部に形成された穴に埋設されるインサート部材と、
前記インサート部材の下方に配置され、かつ両端が前記脛骨の皮質骨に固定される長さを有し、前記インサート部材を下側から支持する梁部材と、を備える人工膝関節。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記インサート部材は、前記梁部材と接触している、請求項1に記載の人工膝関節。
【請求項3】
前記インサート部材は、前記梁部材と非接触である、請求項1に記載の人工膝関節。
【請求項4】
前記梁部材は、前後方向に沿ってのみ配置される、請求項1に記載の人工膝関節。
【請求項5】
前記インサート部材と前記梁部材の間に配置され、前記インサート部材の外縁を支持する円筒状のベースプレートをさらに備える、請求項1に記載の人工膝関節。
【請求項6】
前記ベースプレートは、前記梁部材と接触している、請求項5に記載の人工膝関節。
【請求項7】
前記ベースプレートは、前記梁部材と非接触である、請求項5に記載の人工膝関節。
【請求項8】
前記ベースプレートの上部は、円筒軸に直交する面に対して傾斜する傾斜面を有する、請求項5に記載の人工膝関節。
【請求項9】
前記インサート部材の表面は、凹んだ曲面、凸である曲面、又は平坦面に形成されている、請求項1に記載の人工膝関節。
【請求項10】
前記インサート部材は、平面視で円形、楕円形、又は半円形である、請求項1に記載の人工膝関節。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工膝関節、並びにこれに用いられる梁部材、インサート部材及びベースプレートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
膝関節は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨によって形成されている関節である。膝関節では、大腿骨の遠位端と脛骨の近位端の関節軟骨とその間にある半月板がクッションの役目を果たすことによって、膝関節はスムースに稼働することができる。
【0003】
しかし、肥満や加齢などによって膝軟骨が摩耗し、半月板が損傷すれば、大腿骨の遠位端と脛骨の近位端との間のクッション性が失われるだけでなく、膝関節の変形が生じ経時的に進行する。また、関節リウマチになったり膝にけがをしたりした場合にも、膝関節が変形するということが生じる。かかる膝関節の変形(変形性膝関節症)となった場合には、膝関節はスムースに稼働することができなくなり、患者は歩行などの際にひどい苦痛を感じ、また、歩行が困難になる場合もある。
【0004】
このような変形性膝関節症の治療法として、人工膝関節全置換術(TKA)が採用されている。この人工膝関節全置換術は、大腿骨の遠位端および脛骨の近位端を切除して、切除した部分を人工膝関節に置換する技術である。現状でも多数の患者が人工膝関節全置換術を受けており、痛みを除去でき、また、通常の歩行が可能になるなどの効果があり、患者の満足度は高いものとなっている。そして、人工膝関節全置換術に使用する人工膝関節も多数開発されている(特許文献1、2参照)。
【0005】
また、近年、膝関節の一部のみを人工膝関節に置換する人工膝関節単顆置換術(UKA)も採用されている。下記特許文献3には、人工膝関節単顆置換術のための部分単顆システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-172992号公報
特開2001-120583号公報
特表2018-502651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、現行の人工膝関節全置換術や人工膝関節単顆置換術では、原則として半月板を温存することができない。また、人工膝関節全置換術では、関節面をすべて切り取って人工膝関節に置き換えるため、本来の関節面の高さを再現することが困難である。本来の関節面の高さが変化することで、術後に予期しない痛みや可動域制限の報告が多く、患者の満足度に限界があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、正常な膝関節に近い特性を獲得し得る人工膝関節、並びにこれに用いられる梁部材、インサート部材及びベースプレートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の人工膝関節は、脛骨の内側顆又は外側顆の関節面の一部に埋設されるインサート部材と、
前記インサート部材の下方に配置され、かつ両端が前記脛骨の皮質骨に固定される長さを有する梁部材と、を備えるものである。
【0010】
この構成によれば、関節面の一部のみにインサート部材を埋設することで、インサート部材の表面をその周囲の残った関節面に合わせるようにできるため、本来の関節面の高さを再現することが可能である。また、本来の関節面の高さを再現することで、半月板も温存可能となる。その結果、本発明の人工膝関節によれば、正常な膝関節に近い特性を獲得し得る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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