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公開番号2025010402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024193417,2020052486
出願日2024-11-05,2020-03-24
発明の名称ロキソプロフェン及び可溶化剤を含有する皮膚外用剤
出願人第一三共ヘルスケア株式会社
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類A61K 31/192 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロキソプロフェン及びその他の有効成分を含有する皮膚外用剤(配合剤)において、ロキソプロフェンの経皮吸収性をさらに高めた皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】ロキソプロフェン又はその塩、l-メントール、エタノール、トコフェロール又はその誘導体、及びポリソルベートを含有する皮膚外用剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ロキソプロフェン又はその塩、l-メントール、エタノール、トコフェロール又はその誘導体を含有し、ノニオン性界面活性剤としてポリソルベートのみを含有する皮膚外用剤であって、剤形が軟膏剤、クリーム剤、貼付剤、又は外用固形剤であり、エタノールの含有量が45.0~70.0重量%である、皮膚外用剤。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
ポリソルベートが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート65及びポリソルベート80から選ばれる1種または2種以上である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
ポリソルベートが、ポリソルベート60又はポリソルベート80である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
皮膚外用剤におけるポリソルベートの含有量が、0.2~18重量%である、請求項1~3のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項5】
トコフェロール又はその誘導体が、トコフェロール酢酸エステルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項6】
皮膚外用剤のpHが4.0~12.0である、請求項1~5のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項7】
鎮痛消炎用である、請求項1~6のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、優れた鎮痛消炎作用を有するロキソプロフェンを含有する皮膚外用剤に関する。より詳しくは、本発明は、ロキソプロフェンに特定の可溶化剤を含有させることによって、これまでのロキソプロフェン外用剤やその製剤技術に比べ、経皮吸収性を顕著に向上させた皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
プロピオン酸系非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs)であるロキソプロフェンは、他のNSAIDsと同様にプロスタグランジン生合成の抑制作用に基づく解熱・鎮痛・消炎作用を有する。なお、ロキソプロフェンは経口投与後に胃粘膜刺激作用の弱い未変化体のまま消化管から吸収され、体内で活性体となるプロドラッグであるため、活性体よりも胃粘膜障害は少ないという特徴を有することでも知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
近年、ロキソプロフェンは外用消炎鎮痛剤としてもパップ剤、テープ剤及びゲル剤が市販され、臨床に供されている(例えば、非特許文献2参照)。なお、ロキソプロフェンは、皮膚においてもケトン還元酵素によってトランス-OH体(活性体)に変換されることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
l-メントールは外用剤では血行促進成分として使用されるほか、医薬品添加剤では清涼化剤や香料として使用されている。トコフェロール酢酸エステルは外用剤としては血行促進成分として使用されるほか、医薬品添加剤では安定化剤、抗酸化剤として使用されている。
【0005】
ポリソルベートは外用剤では安定化剤、界面活性剤、可溶(化)剤、基剤、懸濁(化)剤、湿潤剤、消泡剤、乳化剤、粘稠剤、分散剤、溶解剤、溶解補助剤等として使用されている。
【0006】
これまでに、ロキソプロフェンを含有する外用剤において、カルボキシビニルポリマーや、プロピレングリコール及びプロピレングリコール脂肪酸エステルを添加剤として配合することでロキソプロフェンの経皮吸収を高めたことが開示されている(特許文献2、3参照)。また、皮膚外用液剤の使用感を高めるために、プロピレングリコール、ブチレングリコールやグリセリン等の多価アルコールを添加することが多いが、これらの多価アルコールが、薬効成分の経皮吸収促進剤として使用されていることが知られている(特許文献4参照)。また、抗ヒスタミン剤が、非ステロイド性消炎鎮痛剤の皮膚透過性を亢進し、かつ、主剤の薬理効果をあげることが知られている(特許文献5参照)。
また、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を添加することで、酸性条件における析出あるいは沈殿の生成を防止することが知られている(特許文献6参照)。
【0007】
さらに、ロキソプロフェン及びイソプロパノールを含有する皮膚外用剤も知られている(特許文献7参照)。
【0008】
しかし、ロキソプロフェン、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール及びエタノールを含有する外用剤において、可溶化剤がロキソプロフェンの経皮吸収性にどのように影響するかについては全く知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-074873公報
特許第4195178号公報
特開2016-79180公報
特開平5-000946号公報
特開2002-128698公報
特許第6131522号公報
特開2017-200909号公報
【非特許文献】
【0010】
薬理と治療 Vol.16 No.2 1988 p.611-619
JAPIC 医療用医薬品集2013 丸善 2012
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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