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公開番号2025010371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024192681,2023129997
出願日2024-11-01,2023-08-09
発明の名称複合パネルの取付構造
出願人矢橋大理石株式会社
代理人個人,個人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20250109BHJP(建築物)
要約【課題】複合パネルの下地部に対する取付構造の信頼性を向上する複合パネルの取付構造を提供する。
【解決手段】ハニカムパネル3と仕上材2との複合パネル1を下地部に固定する複合パネル1の取付構造6であって、ハニカムパネル3は、ハニカムコア3aと、天板3bと、底板3cと、を備え、仕上材2は、天板3bに固定される。取付構造6は、底板3c側からハニカムパネル3に設けられた穴11と、アンカーナット12と、を備える。アンカーナット12は、穴11に挿入されるナット部12aと、ナット部12aの一端に張り出した鍔部12bと、を備える。鍔部12bは、底板3cの穴11の周囲に位置し、底板3cに対して溶接される(13b)。複合パネル1は、下地部に対して連結するための金具を介在させて、ボルトがナット部12aに締め付けられることで、下地部に対して固定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ハニカムパネルの一方の面に仕上材が固定されてなる複合パネルを下地部に固定する取付構造であって、
前記ハニカムパネルは、ハニカムコアと、前記ハニカムコアの天面に固定される天板と、前記ハニカムコアの底面に固定される底板と、を備え、
前記仕上材は、前記天板に固定されており、
前記取付構造は、
前記底板側から前記ハニカムパネルに設けられた穴と、
前記穴に挿入されるナット部と、前記ナット部の一端に張り出した鍔部と、を備え、前記ナット部が前記穴に配置されると共に前記鍔部が前記底板の前記穴の周囲に配置される固定ナットと、を備え、
前記鍔部は、前記底板上における前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対して固定され、
前記複合パネルは、前記下地部に対して連結するための取付部材を介在させて、ボルトが前記ナット部に締め付けられることで、前記下地部に対して固定され、
前記鍔部は、前記底板上における前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対して溶接されている
複合パネルの取付構造。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記ナット部は、前記穴内で接着剤によって固定されている
請求項1に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項3】
前記鍔部は、前記鍔部の外周端より内側の位置において、前記底板に対して溶接されている
請求項1又は2に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項4】
ハニカムパネルの一方の面に仕上材が固定されてなる複合パネルを下地部に固定する取付構造であって、
前記ハニカムパネルは、ハニカムコアと、前記ハニカムコアの天面に固定される天板と、前記ハニカムコアの底面に固定される底板と、を備え、
前記仕上材は、前記天板に固定されており、
前記取付構造は、
前記底板側から前記ハニカムパネルに設けられた穴と、
前記穴に挿入されるナット部と、前記ナット部の一端に張り出した鍔部と、を備え、前記ナット部が前記穴に配置されると共に前記鍔部が前記底板の前記穴の周囲に配置される固定ナットと、を備え、
前記鍔部は、前記底板上における前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対して固定され、
前記複合パネルは、前記下地部に対して連結するための取付部材を介在させて、ボルトが前記ナット部に締め付けられることで、前記下地部に対して固定され、
前記固定ナットは、
前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対してカシメによって固定されるカシメナットと、
内外周面にネジを備え、外側のネジによって前記カシメナットに締め付けられるダブルスクリューナットと、を備え、
前記底板に対してカシメによって固定されている部分が前記鍔部であり、
前記ダブルスクリューナットにおいて、内側のネジが前記ナット部である
複合パネルの取付構造。
【請求項5】
前記複合パネルは、前記下地部において上下方向に配列されることで、上下に並ぶ上側複合パネル及び下側複合パネルを備え、
前記上側複合パネルは、前記上下方向における中央よりも下側に偏った位置に、前記取付構造としての下側取付構造を備え、
前記下側複合パネルは、前記上下方向における中央よりも上側に偏った位置に、前記取付構造としての上側取付構造を備え、
前記下側取付構造は、前記ボルトが前記ナット部に締め付けられることで前記上側複合パネルに取り付けられた前記取付部材としての下側連結部材が前記上側取付構造の方向に延在し、
前記上側取付構造は、前記ボルトが前記ナット部に締め付けられること前記下側複合パネルに取り付けられた前記取付部材としての上側連結部材が前記下側取付構造の方向に延在し、
前記下側連結部材と前記上側連結部材が重なっている
請求項1又は4に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項6】
前記下側連結部材及び前記上側連結部材の少なくとも1つの連結部材は、前記底板上に突出する鍔部より大きく、かつ前記ボルトが挿通されるルーズ穴を備える
請求項5に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項7】
前記複合パネルは、前記下地部において上下方向に配列されることで、上下に並ぶ上側複合パネル及び下側複合パネルを備え、
前記下側複合パネルは、前記上下方向における中央よりも上側に偏った位置に、前記取付構造としての上側取付構造を備え、
前記下側複合パネルは、前記取付部材としての取付プレートによって前記下地部に固定され、
前記取付プレートは、前記上側複合パネルに重なって位置する第1部分と、前記下側複合パネルに重なって位置する第2部分と、を備え、
前記第1部分は、前記下地部に対して固定され、
前記第2部分は、前記上側取付構造において、前記ボルトが前記ナット部に締め付けられることで前記下側複合パネルに取り付けられる
請求項1又は4に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項8】
前記複合パネルは、前記下地部において上下方向に配列されることで、上下に並ぶ上側複合パネル及び下側複合パネルを備え、
前記上側複合パネルは、前記上下方向における中央よりも下側に偏った位置に、前記取付構造としての下側取付構造を備え、
前記下側取付構造は、前記ボルトが前記ナット部に締め付けられることで、前記上側複合パネルに取り付けられた前記取付部材としての連結プレートが前記下側複合パネルの方向に延在して、前記下側複合パネルの前記底板に接している
請求項1又は4に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項9】
前記ハニカムパネルと前記仕上材と、を連結するストッパであって、板材を折曲して構成された前記ストッパを備え、
前記ストッパは、前記底板に重なり前記ハニカムパネルに固定される固定部と、前記ハニカムパネルの端面を通じて前記仕上材の端面にまで延びる延在部と、を備える
請求項1又は4に記載の複合パネルの取付構造。
【請求項10】
前記仕上材は、端面に溝を備え、
前記ストッパは、前記溝に係合する係合部を備える
請求項9に記載の複合パネルの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハニカムパネルの一方の面に仕上材が固定された複合パネルを下地部に固定するための複合パネルの取付構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建物の躯体壁面に石材、セラミック等の外装材を固定する取付構造において、特許文献1等には、ハニカムパネルの一方の面に対して外装材を接着固定した複合パネルが記載されている。このような複合パネルは、下地部に対して、様々な取付構造によって下地部に固定される。特許文献1等は、ハニカムパネルに穴を設け、穴に対して、外周にネジが形成されたスタッドを挿入して、硬化性樹脂や接着剤によってスタッドを固定するようにしている。そして、下地部に連結するための固定金具の取付穴には、スタッドを挿入して、その後、スタッドに対してナットを締め付ける。これにより、ハニカムパネルには、固定金具が固定される。複合パネルは、ハニカムパネルを用いることで、高強度で、且つ軽量化が図られている。これにより、複合パネルを下地に固定する際の作業も行い易くなることで、施工性も優れたものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-40395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような複合パネルの下地部に対する取付構造は、複合パネルの落下防止等の観点からも一層の信頼性向上が望まれている。例えば、複合パネルの取付強度の向上や耐久性向上等が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための複合パネルの取付構造は、ハニカムパネルの一方の面に仕上材が固定されてなる複合パネルを下地部に固定する取付構造であって、前記ハニカムパネルは、ハニカムコアと、前記ハニカムコアの天面に固定される天板と、前記ハニカムコアの底面に固定される底板と、を備え、前記仕上材は、前記天板に固定されており、前記取付構造は、前記底板側から前記ハニカムパネルに設けられた穴と、前記穴に挿入されるナット部と、前記ナット部の一端に張り出した鍔部と、を備え、前記ナット部が前記穴に配置されると共に前記鍔部が前記底板の前記穴の周囲に配置される固定ナットと、を備え、前記鍔部は、前記底板上における前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対して固定され、前記複合パネルは、前記下地部に対して連結するための取付部材を介在させて、ボルトが前記ナット部に締め付けられることで、前記下地部に対して固定されている。
【0006】
上記構成によれば、ハニカムパネルに仕上材を固定して軽量化された複合パネルを、下地部に対して強固に固定できる。すなわち、複合パネルは、取付部材を介して下地部に取り付けられる。取付部材は、ボルトがハニカムパネルに固定された固定ナットに締め付けられることで、ハニカムパネルに固定される。
【0007】
複合パネルは、軽量化されているので、下地部の構造も、例えば鉄骨下地から軽量鉄骨下地に変更することができる。これにより、下地部に対する取付構造が簡素化されることで、複合パネルの裏側の空間を狭空間化できる。そして、その分、居住空間や床の有効面積を広くすることができる。
【0008】
上記複合パネルの取付構造において、前記ナット部は、前記穴内で接着剤によって固定されている構成としてもよい。上記構成によれば、溶接に加え接着剤の接着力によっても、固定ナットが穴に対して固定される。したがって、固定ナットのハニカムパネルに対する取付強度を一層高めることができる。
【0009】
上記複合パネルの取付構造において、前記鍔部は、前記底板上における前記穴の周囲に位置し、且つ前記底板に対して溶接されている構成としてもよい。上記構成によれば、固定ナットの鍔部は、ハニカムパネルに対して溶接によって固定されることで、接着剤だけの場合よりもより強固に固定される。施工の際、複合パネルは、固定ナットが固定された状態で1つのユニットとして取り扱われる。したがって、施工現場において、複合パネルは、取付部材を介して下地部に固定する作業だけとなる。したがって、施工時の作業が簡素化され、且つ容易になることで作業効率を向上できる。
【0010】
上記複合パネルの取付構造において、前記鍔部は、前記鍔部の外周端より内側の位置において、前記底板に対して溶接されている構成としてもよい。上記構成によれば、鍔部の外周端より内側の位置において、鍔部が底板に固定されることで、アンカーナットのハニカムパネルに対する溶接強度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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