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公開番号2025010195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024187364,2023206643
出願日2024-10-24,2018-07-31
発明の名称入退室管理システムおよびプログラム
出願人株式会社スペース二十四インフォメーション
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】近距離無線通信部とユーザの携帯端末とを用いて滞在施設としてのスペースに対するユーザの入退室を管理する技術を提供する。
【解決手段】スペースに設置される近距離無線通信部(発信機など)30とユーザの携帯端末90とを用いる入退室管理システムであって管理サーバ50を有するものにおいて、携帯端末は管理サーバと通信可能であり、携帯端末が近距離無線通信部から受信した場合に、ユーザが携帯端末を近距離無線通信部にかざすかまたはタッチするという実質的なタッチ動作を行うことによってチェックインを行うことをユーザに催促するためのメッセージを携帯端末が出力し(S401)、その出力されたメッセージに応答してユーザが携帯端末に対して前記実質的なタッチ動作を行った場合に、ユーザがスペースについてチェックインを完了したことを表すチェックイン完了情報を携帯端末が出力する(S410)。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザが滞在するために利用される滞在施設としてのスペースに設置される近距離無線通信部と前記ユーザの携帯端末とを用いることにより、前記スペースに対する前記ユーザの入退室を管理する入退室管理システムであって、
前記携帯端末と通信可能な管理サーバを含み、
その管理サーバは、
前記携帯端末が前記近距離無線通信部から信号を受信した場合に、前記ユーザが前記携帯端末を前記近距離無線通信部にかざすかまたはタッチするという実質的なタッチ動作を行うことによってチェックインを行うことを前記ユーザに催促するための視覚的または聴覚的なチェックイン催促メッセージを前記携帯端末が出力することを可能にするチェックイン催促部と、
前記出力されたチェックイン催促メッセージに応答して前記ユーザが前記携帯端末に対して前記実質的なタッチ動作を行った場合に、前記ユーザが前記スペースについてチェックインを完了したことを表すチェックイン完了情報を前記携帯端末が出力することを可能にするチェックイン完了情報出力部と
を含み、
前記近距離無線通信部は、前記スペースに、そのスペース内に存在するユーザの前記携帯端末との間で近距離通信可能である位置に配置される入退室管理システム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記管理サーバは、さらに、
前記携帯端末が、前記ユーザからの指示に応じ、前記スペースの予約を、予定終了時刻を指定して、前記管理サーバに対して行うことを可能にする予約部と、
前記予定終了時刻が経過した場合に、前記ユーザが前記携帯端末に対して前記実質的なタッチ動作を行うことによってチェックアウトを行うことを前記ユーザに催促するための視覚的または聴覚的なチェックアウト催促メッセージを前記携帯端末が出力することを可能にするチェックアウト催促部と、
前記出力されたチェックアウト催促メッセージに応答して前記ユーザが前記携帯端末に対して前記実質的なタッチ動作を行った場合に、前記ユーザが前記スペースについてチェックアウトを完了したことを表すチェックアウト完了情報を前記携帯端末が出力することを可能にするチェックアウト完了情報出力部と
を含む請求項１に記載の入退室管理システム。
【請求項３】
請求項１に記載の入退室管理システムを実施するために前記携帯端末のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記携帯端末は、複数の機能として、
前記近距離無線通信部から前記信号を受信した場合に、前記チェックイン催促メッセージを出力する機能と、
前記出力されたチェックイン催促メッセージに応答して前記実質的なタッチ動作を受け付ける機能と、
前記チェックイン完了情報を出力する機能と
を含み、
前記複数の機能を実現するために前記コンピュータによって実行されるプログラム。
【請求項４】
請求項２に記載の入退室管理システムを実施するために前記携帯端末のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記携帯端末は、複数の機能として、
前記ユーザが前記予約を行うことを支援する機能と、
前記チェックアウト催促メッセージを出力する機能と、
前記出力されたチェックアウト催促メッセージに応答して前記実質的なタッチ動作を受け付ける機能と、
前記チェックアウト完了情報を出力する機能と
を含み、
前記複数の機能を実現するために前記コンピュータによって実行されるプログラム。
【請求項５】
請求項１または２に記載の管理サーバとして機能するためのプログラム。
【請求項６】
請求項３または４に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
【請求項７】
請求項５に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、レンタルスペースなどのスペースを自動的に管理する技術に関し、特に、スペースに設置される近距離無線通信部とユーザの携帯端末とを用いることにより、スペースの位置に対するユーザの動的行動を監視する技術
および／またはスペースに対するユーザの入退室を管理する技術
に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、レンタルスペースをユーザに貸し出すサービスが普及しつつある。そのようなレンタルスペースは、対象別に分類すると、人間が一時的に滞在するものと、人間ではなく物品が一時的に保管されるものとに分類される。
【０００３】
人間が一時的に滞在する種類のレンタルスペースは、さらに、用途別に分類すると、自習室、会議室、展示室、撮影室、イベントスペース、シェアルーム、コワーキングスペースなどに分類される。
【０００４】
レンタルスペースは、さらに、恒久的にレンタルスペースとしてユーザに提供される場合と、一時的にレンタルスペースとしてユーザに提供される場合とに分類される。
【０００５】
一時的にユーザに提供されるレンタルスペースとしては、種々のものが想定され得る。例えば、居酒屋やレストラン、食堂、喫茶店などのような、本来、飲食物の提供を業務とする店舗内のスペース（例えば、個室であれば、他のユーザまたは他のユーザ・グループからの遮断が可能である）であって、営業時間外に、飲食物の提供を目的とせずに、ユーザに貸し出されるものが想定され得る。
【０００６】
一時的にユーザに提供されるレンタルスペースとしては、さらに、例えば、ホテルなどの宿泊施設内の部屋（通常、個室であるから、他のユーザまたは他のユーザ・グループからの遮断が可能である）であって、予約前であるために空いているために、宿泊を目的とせずに、ユーザに貸し出されるものも想定され得る。
【０００７】
レンタルスペースは、レンタル期間別に分類すると、時間貸し、日貸し、月貸しなどに分類される。また、レンタルスペースは、有料で提供されるものもあれば無料で提供されるものもある。後者の例は、大学の構内においてその大学の学生に提供される無料時間貸し会議室などである。
【０００８】
また、レンタルスペースの扉に遠隔操作可能な電子錠を設置し、レンタルスペースの管理（例えば、入退室管理）を無人化する動きもある。
【０００９】
レンタルスペースを自動的に管理する技術を開示する特許文献が既にいくつか存在する。
【００１０】
例えば、特許文献１は、無人席貸サービスを提供する技術を開示している。この文献は、具体的には、ユーザが携帯端末で管理サーバと通信することにより、希望する貸席を予約する点と、各貸席に発信機を設置する点と、携帯端末を携帯するユーザが、予約した貸席に着座すると、携帯端末が発信機を受信してチェックインを行う点と、携帯端末を携帯するユーザが貸席から退席すると、携帯端末が発信機を受信できなくなるためにチェックアウトを行う点とを開示している。
（【００１１】以降は省略されています）

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