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公開番号2025009967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024102787
出願日2024-06-26
発明の名称万年筆
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人個人,個人
主分類B43K 5/02 20060101AFI20250109BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】ペン先を汚すことなくインキを補充することができる万年筆を提供する。
【解決手段】本発明の万年筆100は、インキ流通路232を有するペン芯23が挿着されている首部2と、内部にインキ収容部35を有し、首部2が着脱自在に取り付けられる胴部3と、を備える。万年筆100において、胴部3が、胴部3の前方部に設けられた開口333から前端部51が露出するようにインキ収容部35の内部に延設された芯部材5を有し、芯部材5には、前端部51から軸方向後方に向かって溝部55が形成されており、首部2が胴部3に取り付けられている状態において、ペン芯23の後端面231と芯部材5の前端面511とが当接し、首部2のインキ流通路232と胴部3の溝部55とが連通するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インキ流通路を有するペン芯が挿着されている首部と、内部にインキ収容部を有し、前記首部が着脱自在に取り付けられる胴部と、を備える万年筆であって、
前記胴部が、前記胴部の前方部に設けられた開口から前端部が露出するように前記インキ収容部の内部に延設された芯部材を有し、
前記芯部材には、前記前端部から軸方向後方に向かって溝部が形成されており、
前記首部が前記胴部に取り付けられている状態において、前記ペン芯の後端面と前記芯部材の前端面とが当接し、前記首部の前記インキ流通路と前記胴部の前記溝部とが連通するように構成されている、万年筆。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記溝部が、前記前端部から前記芯部材の全長に亘って形成されている、請求項1に記載の万年筆。
【請求項3】
前記芯部材の前端面に、前記溝部が連通する凹部が形成されている、請求項1に記載の万年筆。
【請求項4】
前記芯部材の前記前端部が略円柱形状を呈しており、
前記溝部に軸方向に延びる板状部が立設されていることにより、前記板状部の両側に2本のインキ溝が形成されるとともに、前記芯部材の前記前端部において、前記板状部と前記溝部の開口との間に空間が形成され、
前記板状部の前記溝部の開口方向に向いた端面に、前記空間の方向に突出する突出部が形成されている、請求項1に記載の万年筆。
【請求項5】
前記芯部材が、前記インキ収容部の内部を軸方向に移動可能に設けられている、請求項1に記載の万年筆。
【請求項6】
前記芯部材が、前記前端部の後方において、径方向に張り出した当接部を有し、
前記当接部が前記胴部の内周面に形成された被当接部に当接することで、前記芯部材の前方への動きが規制されている、請求項5に記載の万年筆。
【請求項7】
前記インキ収容部の内部に、前記芯部材を前方に向かって付勢する弾性部材が配置されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の万年筆。
【請求項8】
前記芯部材が前記弾性部材を介して前記胴部に取り付けられている、請求項7に記載の万年筆。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、万年筆に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ペン先をインキ瓶の口から挿し込んでペン先をインキに浸し、この状態でインキタンク側に設けられた吸入機構を操作してインキをインキタンクへと吸入する万年筆が知られている(例えば、特許文献1)。また、口に専用の部材が取り付けられたインキ瓶にペン先を挿し込み、挿し込んだ状態でインキ瓶が上側に来るように傾けることで、ペン先からインキタンクへと延設された芯部材を伝ってインキがインキタンクに流れ込むように構成された万年筆が知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-161670号公報
特許第127118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1や特許文献2に開示されている万年筆は、いずれもペン先をインキ瓶に挿し込む必要があるため、インキ補充の度にペン先が汚れてしまい、手入れが面倒であるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ペン先を汚すことなくインキを補充することができる万年筆を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、インキ流通路を有するペン芯が挿着されている首部と、内部にインキ収容部を有し、前記首部が着脱自在に取り付けられる胴部と、を備える万年筆であって、前記胴部が、前記胴部の前方部に設けられた開口から前端部が露出するように前記インキ収容部の内部に延設された芯部材を有し、前記芯部材には、前記前端部から軸方向後方に向かって溝部が形成されており、前記首部が前記胴部に取り付けられている状態において、前記ペン芯の後端面と前記芯部材の前端面とが当接し、前記首部の前記インキ流通路と前記胴部の前記溝部とが連通するように構成されている、万年筆を提供する(発明1)。
【0007】
かかる発明(発明1)によれば、胴部の前方部に取り付けることができる専用のアダプタをインキ瓶の口に装着しておき、インキを補充する際には、万年筆の首部を外して胴部の前方部を当該アダプタに取り付け、インキ瓶が上側に来るように傾けることで、インキ瓶からインキが胴部の前方部から突出した芯部材を伝ってインキ収容部へと導入される。また、首部が胴部に取り付けられた万年筆を使用して筆記する際には、首部のインキ流通路と胴部の溝部とが連通することで、インキがインキ収容部から芯部材の溝部を通じてペン芯のインキ流通路に供給される。このような万年筆であれば、首部を外してインキ補充できるように構成されていることにより、ペン先を汚すことなくインキを補充することができる。
【0008】
上記発明(発明1)においては、前記溝部が、前記前端部から前記芯部材の全長に亘って形成されていることが好ましい(発明2)。
【0009】
かかる発明(発明2)によれば、インキを補充する際に、インキ瓶から芯部材を伝ってインキがインキ収容部へと流れ込みやすくなる。
【0010】
上記発明(発明1,2)においては、前記芯部材の前端面に、前記溝部が連通する凹部が形成されていることが好ましい(発明3)。
(【0011】以降は省略されています)

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