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公開番号2025009940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024100672
出願日2024-06-21
発明の名称歯科用ブランクのためのディスクマネージャ
出願人イボクラールビバデントアクチェンゲゼルシャフト
代理人個人
主分類B65G 1/137 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】歯科用ブランクの取り扱いコストを削減する。
【解決手段】歯科用ブランク(101-1,・・・,101-n)を管理するためのディスクマネージャ(100)において、それぞれ1体の歯科用ブランク(101-1,・・・,101-n)を収容するための複数の収容区画(103-1,・・・,103-n)と;歯科用ブランク(101-1,・・・,101-n)が収容された収容区画(103-1,・・・,103-n)を表示するための表示装置(105-1,・・・,105-n)を備えるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
それぞれ１体の歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）を収容するための複数の収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）と；
歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）が収容された収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）を表示するための表示装置（１０５－１，・・・，１０５－ｎ）を備えてなる、
歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）を管理するためのディスクマネージャ（１００）。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
ディスクマネージャ（１００）が各収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）内の歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）の特徴を記憶するための記憶装置（１０７）を備えてなる請求項１に記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項３】
特徴の中に利用可能な残留原料、色、識別番号、大きさおよび／または収容されているブランクの製造材料が含まれてなる請求項２に記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項４】
ディスクマネージャ（１００）が少なくとも１個の収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）を有する複数のモジュール（１０９－１，・・・，１０９－ｎ）から組み立て可能である請求項１ないし３のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項５】
ディスクマネージャ（１００）が歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）の特徴を入力するための入力インタフェース（１１１）を備えてなる請求項１ないし４のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項６】
歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）を安定的に位置決めするために収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）が傾斜あるいは発泡材インサートを有してなる請求項１ないし５のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項７】
ディスクマネージャ（１００）が歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）をスキャンするためのスキャン装置（１１５）を備えてなる請求項１ないし６のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項８】
スキャン装置（１１５）が光学カメラ、ＲＦＩＤリーダ、バーコードリーダ、および／またはＱＲコード（登録商標）リーダを備えてなる請求項７に記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項９】
各収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）に対して収容された歯科用ブランク（１０１－１，・・・，１０１－ｎ）を検出するためのアンテナ（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）あるいはセンサが割り当てられる請求項１ないし８のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
【請求項１０】
各収容区画（１０３－１，・・・，１０３－ｎ）に対して表示装置（１０５－１，・・・，１０５－ｎ）が割り当てられる請求項１ないし９のいずれかに記載のディスクマネージャ（１００）。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、歯科用ブランクを管理するためのディスクマネージャと、歯科用ブランクを収容するための少なくとも１個の収容区画を有するディスクマネージャ用のモジュールと、歯科用ブランクを管理する方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
円盤形状あるいはブロック形状の歯科用ブランクの発見は、歯科工作作業中にしばしば検索の手間を伴うものである。歯科補綴物に対して適正な材料を選定した後に、同じタイプの多数の歯科用ブランクの間で既に歯科補綴物を加工したものを選択することができる。使用可能な歯科用ブランクの数が多いほど、適正なブランクの検索に時間がかかる。
【０００３】
最も少量の残留原料を有する歯科用ブランクが選ばれない場合、あるいは利用可能な残留原料を使用する前に新しい歯科用ブランクが使用される場合、在庫量が必要以上に高められる。歯科用ブランクの選定および検索に加えて、ディスクホルダ内への歯科用ブランクの挿入および取り出しのための所要時間も発生する。
【０００４】
新しい歯科用ブランクのネスティングあるいは活性化に際して、その歯科用ブランクを製造装置内に装填する前にまずコンピュータ上でネスティングする。コンピュータと製造装置とが空間的に分離されている場合、さらに時間損失が発生する。
【０００５】
テーブル上、引き出し内、あるいはラック内にブランクを積み重ねるかあるいは貯蔵すると、頻繁な取り扱いによってしばしばブランクの縁部に破損が発生する。１個の歯科用ブランクを完全に消費した後、そのブランクが除去され新品が発注される。さらに、倉庫内の該当する材料の残留量が、発注時期および発注指示に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、歯科用ブランクの取り扱いコストを削減することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記の技術的な課題は、独立請求項の対象によって解決される。技術的に好適な実施形態が、従属請求項、発明の詳細な説明、ならびに添付図面の対象である。
【０００８】
第１の態様によれば、それぞれ１体の歯科用ブランクを収容するための複数の収容区画と；歯科用ブランクが収容された収容区画を表示するための表示装置とを備えてなる、歯科用ブランクを管理するためのディスクマネージャによって前記の技術的な課題が解決される。ブランクは、ブロック形状あるいは円盤形状であり得る。このディスクマネージャによれば、ＣＡＭソフトウェアあるいは製造装置によって発注が送信された後に、表示装置によって表示された、例えば発光ダイオードが点灯している（ピックバイライト）ブランクのみが採集されるため、歯科用ブランクの検索コストを削減することができる。ブランクとの接触は、そのブランクが実施際に必要とされる場合にのみ発生する。ブランクのバラ積みを排除することができる。
【０００９】
このディスクマネージャの技術的に好適な実施形態によれば、ディスクマネージャが各収容区画内の歯科用ブランクの特徴を記憶するための記憶装置を備える。記憶装置は、ブランクの特徴に関する情報をデジタルで記憶するための、例えばＲＡＭあるいはハードディスク等のデジタルメモリである。データは、オンラインあるいはネットワーク内に記録することもできる。ディスクマネージャは、ＲＦＩＤリーダを介した読み取りおよび書き込み機能を備えることもできる。読み取られたデータは、その後ネットワーク内で後処理することができる。歯科用ブランクの特徴がネスティングデータを含むことができ、その中に先に歯科用ブランクから削り出された切削箇所の大きさおよび形状が含まれる。ネスティングデータによって、該当するブランクから追加で歯科補綴物を削り出すことができるかどうかを判定することができる。
【００１０】
それによって例えば、歯科用ブランクの電子的な在庫管理を実行し得るという技術的な利点が達成される。
（【００１１】以降は省略されています）

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