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公開番号
2025009911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024096053
出願日
2024-06-13
発明の名称
誘導システム、推定システム、誘導方法、推定方法、およびプログラム
出願人
国立研究開発法人国立環境研究所
,
国立大学法人 筑波大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01M
29/00 20110101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】鳥獣害を防ぎたい場所から鳥獣を追い出し、鳥獣が生息可能な場所へ鳥獣を誘導すること。
【解決手段】誘導システムは、複数の威嚇/誘引動作部と、複数の検出部と、取得部と、決定部と、動作/誘引制御部とを備える。複数の威嚇/誘引動作部は、複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する。複数の検出部は、前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する。取得部は、前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する。決定部は、前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する。動作制御部は、前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、
前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、
前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定部と、
前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御部と、
を備える誘導システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記位置情報から特定されるエリアについて、威嚇/誘引態様に応じた鳥獣の移動方向を推定する方向推定部を備え、
前記決定部は、前記方向推定部によって推定された前記移動方向に基づいて、前記一の誘導パターンを決定する、
請求項1に記載の誘導システム。
【請求項3】
前記方向推定部は、前記位置情報と、前記特定されるエリアへの鳥獣の侵入方向を示す情報と、威嚇/誘引態様を示す情報とに基づいて、前記移動方向を推定する、
請求項2に記載の誘導システム。
【請求項4】
威嚇/誘引による効果が異なる複数種類の威嚇/誘引態様のうち、威嚇/誘引の効果が高い威嚇/誘引態様を推定する威嚇/誘引態様推定部を備え、
前記動作制御部は、前記威嚇/誘引態様推定部によって推定された威嚇/誘引の効果が高い威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる、
請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導システム。
【請求項5】
実際に威嚇/誘引の効果が認められた複数の威嚇/誘引態様に基づいて、前記複数の威嚇/誘引態様の特徴を有する新たな威嚇/誘引態様を生成する威嚇/誘引態様生成部を備え、
前記動作制御部は、前記威嚇/誘引態様生成部によって生成された新たな威嚇/誘引態様に変更して前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる、
請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導システム。
【請求項6】
複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、
前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、
に接続する管理装置が、
前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得工程と、
前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定工程と、
前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御工程と、
を含む処理を実行する誘導方法。
【請求項7】
複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、
前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、
に接続する管理装置のコンピュータを、
前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得部、
前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定部、
前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御部、
として機能させるプログラム。
【請求項8】
各種の動物が生息する複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで対象種を検出する複数の検出部と、
前記複数の検出部のうち一の検出部によって前記対象種が検出された場合、当該対象種の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて、前記対象種の移動経路を推定する推定部と、
を備える推定システム。
【請求項9】
前記複数の検出部は、それぞれ前記対象種の挙動を検出し、
前記取得部は、前記対象種の挙動を含む検出結果を取得し、
前記推定部は、前記位置情報と前記検出結果とに基づいて、前記対象種の移動経路を推定する、
請求項8に記載の推定システム。
【請求項10】
前記複数の検出部は、それぞれ、前記動物を検出する第1検出器と、前記対象種の挙動を検出する第2検出器と、を含み、
前記第1検出器によって検出された前記動物が前記対象種である場合に、前記第2検出器を起動させる、
を含む請求項9に記載の推定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導システム、推定システム、誘導方法、推定方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、鳥獣による農林水産業等への被害が生じている。鳥獣による被害は、農林水産業への被害のみならず、自然生態系への悪影響も含まれる。自然生態系への悪影響には、例えば、希少植物が生息する国立公園等に鳥獣が侵入し、当該鳥獣によって希少植物が食べられてしまうといったことを含む。さらに、今後見込まれる人口減少や、里山の衰退等により、野生動物と人間との軋轢が深刻化することが懸念される。例えば、野生動物が人間の生活圏に侵入することによって、人獣共通感染症のリスクなども懸念される。
【0003】
鳥獣に対する対策として、監視カメラが鳥獣を撮影すると、鳥獣の種別と撮像の開始日時と終了日時とに応じた追い払いパターン情報に基づいて、威嚇をおこなうシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-205033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、鳥獣害を防ぎたい場所から鳥獣を追い出して、鳥獣が生息可能な場所へ誘導することができない、という問題があった。また、むやみ追い払うだけでは、持続的な追い払い効果が期待できない、という問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、鳥獣害を防ぎたい場所から鳥獣を追い出し、鳥獣が生息可能な場所へ誘導することができるとともに、持続的な追い払い効果を得ることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明に係る誘導システムは、複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定部と、前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御部と、を備える誘導システムである。
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明に係る誘導方法は、複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、に接続する管理装置が、前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得工程と、前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定工程と、前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御工程と、を含む処理を実行する誘導方法である。
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明に係るプログラムは、複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を威嚇/誘引する複数の威嚇/誘引動作部と、前記複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで鳥獣を検出する複数の検出部と、に接続する管理装置のコンピュータを、前記複数の検出部のうち一の検出部によって鳥獣が検出された場合、当該鳥獣の位置を示す位置情報を取得する取得部、前記位置情報に基づいて、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる誘導パターンのうち一の誘導パターンを決定する決定部、前記一の誘導パターンに基づく威嚇/誘引態様で、前記複数の威嚇/誘引動作部をそれぞれ動作させる動作制御部、として機能させるプログラムである。
【0010】
上述した課題を解決するために、本発明に係る推定システムは、各種の動物が生息する複数のエリアにそれぞれ配置され、各エリアで対象種を検出する複数の検出部と、前記複数の検出部のうち一の検出部によって前記対象種が検出された場合、当該対象種の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて、前記対象種の移動経路を推定する推定部と、を備える推定システムである。
上記の動物は、鳥獣害を及ぼす生き物や、絶滅危惧種を含み、さらに、例えば、カエルなどの両生類、ヘビなどの爬虫類、チョウなどの昆虫類、ブラックバスなどの魚類などを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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