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公開番号2025009800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024050140
出願日2024-03-26
発明の名称錠剤
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 9/44 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、印刷画像の光変褪色を抑制できる錠剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に係る錠剤は、水蒸気透過度が1.0g/m2・d以下である水蒸気バリア性包材に包装された、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号から選ばれる色材を少なくとも含む可食性インクが印刷された錠剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水蒸気透過度が1.0g/m

・d以下である水蒸気バリア性包材に包装された、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号から選ばれる色材を少なくとも含む可食性インクが印刷された錠剤。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記可食性インクは、抗酸化剤をさらに含み、
前記色材として前記青色1号を含む場合、前記抗酸化剤として還元イソマルツロースを含み、
前記色材として前記赤色102号を含む場合、前記抗酸化剤として乳糖を含み、
前記色材として前記赤色3号を含む場合、前記抗酸化剤としてクエン酸Kを含むことを特徴とする請求項1に記載の錠剤。
【請求項3】
水蒸気透過度が1.0g/m

・d以下であるバリア性PTP包材に包装されたことを特徴とする請求項1に記載の錠剤。
【請求項4】
水蒸気透過度が0.5g/m

・d以下であり、且つ酸素透過度が3.0cm

/m

・d以下であるバリア性PTP包材に包装されたことを特徴とする請求項1に記載の錠剤。
【請求項5】
耐光性試験前後における色差(ΔE)が20以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の錠剤。
【請求項6】
水蒸気透過度が1.0g/m

・d以下である水蒸気バリア性包材に包装された、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号から選ばれる色材と、溶媒と、抗酸化剤とを少なくとも含み、
前記溶媒は、水、エタノール、及びプロピレングリコールを含み、
前記色材として前記青色1号を含む場合、前記抗酸化剤として還元イソマルツロースを含み、
前記色材として前記赤色102号を含む場合、前記抗酸化剤として乳糖を含み、
前記色材として前記赤色3号を含む場合、前記抗酸化剤としてクエン酸Kを含み、
前記色材として前記黄色4号のみを含む場合、前記還元イソマルツロース、前記乳糖、及び前記クエン酸Kのいずれも含まず、
前記青色1号の含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して0.01質量%以上0.90質量%以下の範囲内であり、且つ前記還元イソマルツロースの含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して2.00質量%以上25.00質量%以下の範囲内であり、
前記赤色102号の含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して0.01質量%以上0.90質量%以下の範囲内であり、且つ前記乳糖の含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して1.00質量%以上25.00質量%以下の範囲内であり、
前記赤色3号の含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して0.01質量%以上0.90質量%以下の範囲内であり、且つ前記クエン酸Kの含有量は、前記可食性インク全体の質量に対して0.50質量%以上30.00質量%以下の範囲内である可食性インクが印刷された錠剤。
【請求項7】
前記色材として、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号の全てを含む可食性インク、青色1号及び赤色102号を含む可食性インク、青色1号、黄色4号及び赤色102号を含む可食性インク、青色1号及び黄色4号を含む可食性インク、青色1号、黄色4号及び赤色3号を含む可食性インク、または青色1号及び赤色3号を含む可食性インクが印刷された請求項6に記載の錠剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
染料を含んだインクである染料インクには、例えばタール系色素等の食用染料を色材とすることにより可食性を有するものがある。
従来、染料インクには、染料の劣化により、印刷した文字や画像等の色味(色調)が変化する変色や、染料の彩度低下等による褪色が発生するものがある。例えば染料インクにおいて耐光性が不足している場合、光の作用により染料が分解(光分解)されることによって変褪色(光変褪色)が生じ得る。このような変褪色は、印刷した文字や画像等(以下、「印刷画像」と総称する)における視認性の低下として認識される。
【0003】
こうした印刷画像の変褪色を抑制するために技術の開発が進められており、変褪色抑制のための種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、従来の方法では印刷画像の光変褪色を十分に抑制できないものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6389506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、印刷画像の光変褪色を抑制できる錠剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る錠剤は、水蒸気透過度が1.0g/m

・d以下である水蒸気バリア性包材に包装された、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号から選ばれる色材を少なくとも含む可食性インクが印刷された錠剤である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、印刷画像の光変褪色を抑制した錠剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る錠剤(素錠)の一例を示す概略断面図である。
本発明の実施形態に係る錠剤(フィルムコーティング錠)の一例を示す概略断面図である。
本発明の実施形態に係る錠剤(素錠)の印刷画像の一例である。
本発明の実施形態に係る錠剤(フィルムコーティング錠)の印刷画像の一例である。
本発明の実施形態に係る水蒸気バリア性包材の積層構造の一例を示す概略断面図である。
本発明の実施形態に係るPTP包材の形態の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、錠剤の印刷画像について、「湿度」が光変褪色の進行に寄与することを明らかにした。その結果、青色1号、黄色4号、赤色102号、赤色3号から選ばれる色材を少なくとも含む可食性インクで印刷された錠剤を、水蒸気透過度が1.0g/m

・d以下である水蒸気バリア性包材で包装することにより、印刷画像に対して優れた耐光性を付与できることを見出した。これにより、本発明者らは、耐光性に優れた錠剤を発明するに至った。
【0010】
つまり、本開示は、錠剤の印刷画像に対する耐光性を向上させるための新たな設計思想を提案し提供するものである。以下、この点について説明する。
従来の設計思想では、印刷画像に対する耐光性を向上させるために、印刷画像の形成に用いる染料インクの成分に着目し、例えば、色素の組合せや抗酸化剤の種類等を調整してきた。例えば、耐光性を高めるために、染料インクに抗酸化剤(例えば、還元イソマルツロース、乳糖、クエン酸等)を添加する手段の他、複数の色素を組み合わせて予め色を濁す等の手段を講じることがあった。
(【0011】以降は省略されています)

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