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公開番号
2025009728
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023213511,2023106546
出願日
2023-12-19,2023-06-28
発明の名称
帽体
出願人
株式会社K設計
代理人
個人
主分類
A42B
1/008 20210101AFI20250109BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】断熱性に優れており、かつデザインの自由度を有するサウナハット等に用いる帽体を提供する。
【解決手段】外側表面の少なくとも一部を構成する最外層と、内側表面の少なくとも一部を構成する最内層と、前記最外層と前記最内層の間に配置される発泡樹脂層と、前記発泡樹脂層における前記最外層側および前記最内層側の少なくとも一方の表面を被覆する金属層と、を有する帽体。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外側表面の少なくとも一部を構成する最外層と、
内側表面の少なくとも一部を構成する最内層と、
前記最外層と前記最内層の間に配置される発泡樹脂層と、
前記発泡樹脂層における前記最外層側および前記最内層側の少なくとも一方の表面を被覆する金属層と、を有する帽体。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
外側表面の少なくとも一部を構成する最外層と、
内側表面の少なくとも一部を構成する最内層と、を有し、
前記最内層には、保冷バッグまたは氷を収納する滑り出し防止つきの内ポケットが形成されている帽体。
【請求項3】
前記最外層は、タオル生地、フェルト生地およびコットン生地のうちいずれかを含む請求項1または請求項2に記載の帽体。
【請求項4】
前記最内層は、化学繊維によるメッシュ生地で構成される請求項1または請求項2に記載の帽体。
【請求項5】
前記発泡樹脂層は、ポリオレフィン、ポリスチレンおよびポリウレタンのうち少なくとも1つである請求項1に記載の帽体。
【請求項6】
前記金属層は、蒸着アルミニウム層である請求項1に記載の帽体。
【請求項7】
前記金属層は、前記発泡樹脂層における前記最外層側の表面を被覆する請求項1に記載の帽体。
【請求項8】
前記最内層には、返しつきまたはフタつきの内ポケットが形成されている請求項1に記載の帽体。
【請求項9】
前記内ポケットは、前記最内層における頂部付近に配置される仕切り部と、前記仕切り部の両側に配置される互いに独立した第1および第2開口を有する請求項8に記載の帽体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サウナルーム内で頭部に着用するサウナハット等に用いる帽体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
サウナは、蒸気などにより所定の比較的高い温度(たとえば摂氏70度~110度)に保たれるサウナルームに入る温浴法の一種であり、疲労回復や代謝向上、リラックス効果をもたらすものとして注目されている。サウナルーム内では、入浴者の頭部だけが過度に温められることを防止するために、頭部に着用するサウナハットを用いる場合がある。
【0003】
従来のサウナハットとしては、頭部に直接温度の高い蒸気などが当たり続けることを防止するために、断熱性の高いウールフェルトなどの生地を用いたものがある。また、より断熱効果を高めたサウナハットとして、布状の繊維にアルミ薄をコーティングした生地を用いてゴム輪などの縁を形成したものも提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-340419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、布状の繊維にアルミ薄をコーティングした従来のサウナハットはアルミ薄が露出しており、公衆浴場等での着用にはファッション性の観点で課題があり、また、アルミ薄表面での光の反射が視界に入ることは、リラックス空間の形成においては好ましくない。また、布状の繊維にアルミ薄をコーティングした生地は、コスト面や断熱性の観点でも改善の余地がある。
【0006】
本発明は、断熱性に優れており、かつデザインの自由度を有するサウナハット等に用いる帽体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る帽体は、
外側表面の少なくとも一部を構成する最外層と、
内側表面の少なくとも一部を構成する最内層と、
前記最外層と前記最内層の間に配置される発泡樹脂層と、
前記発泡樹脂層における前記最外層側および前記最内層側の少なくとも一方の表面を被覆する金属層と、を有する。
【0008】
本発明に係る帽体は、発泡樹脂層と発泡樹脂層の表面を被覆する金属層を有する。金属層は輻射による伝熱を効果的に防止するとともに、発泡樹脂層は熱伝導による伝熱を効果的に防止する。したがって、このような発泡樹脂層と金属層とを有する帽体は、断熱性に優れている。特に発泡樹脂層は、内部の空隙が空気などの流体を保持する効果が高く、布状の繊維に比べても優れた断熱性を奏するとともに、蒸着等により金属層を表面に形成しやすく、比較的安価である。なお、発泡樹脂層と金属層との間に、PETなどの非発泡性の樹脂層が挟まれていても構わない。
【0009】
また、本発明に係るサウナハットは、帽体の外側表面を構成する最外層により金属層および発泡樹脂層がカバーされている点でも、金属層表面の対流が抑えられ、外部からの熱気を効果的に遮断できる。また、最外層が金属層および発泡樹脂層を覆うため、最外層として比較的デザインの自由度が高い布地などを採用することが可能であり、ファッション性を容易に高めることができる。また、帽体の内側表面を構成する最内層を有することにより、汗などを吸収した発泡樹脂層などが直接装着者の頭部に触れることを防止し、肌触りを改善できる。
【0010】
また、たとえば、前記最外層は、タオル生地、フェルト生地およびコットン生地のいずれかを含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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