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公開番号
2025009571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112665
出願日
2023-07-07
発明の名称
射出装置、および射出成形機
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/17 20060101AFI20250110BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】ケーブルキャリアへの人や物の挟み込みの危険がない射出装置を提供する。
【解決手段】射出装置(3)は、ベッド(B)上にスライド自在に設けられているスクリュ駆動装置(22)と、スクリュ駆動装置(22)の前方に水平に取り付けられている加熱シリンダ(19)と、加熱シリンダ(19)に入れられてスクリュ駆動装置(22)によって駆動されるようになっているスクリュ(20)と、を備えている。射出装置(3)において、ベッド(B)内とスクリュ駆動装置(22)とを接続するケーブルは、ケーブルキャリア(35)によって支持されるようになっている。ケーブルキャリア(35)を、スクリュ駆動装置(22)を覆っているカバー(32)内に入れる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ベッド上にスライド自在に設けられているスクリュ駆動装置と、
前記スクリュ駆動装置の前方に水平に取り付けられている加熱シリンダと、
前記加熱シリンダに入れられて前記スクリュ駆動装置によって駆動されるようになっているスクリュと、
前記ベッド内と前記スクリュ駆動装置とを接続するケーブルを支持するケーブルキャリアと、を備え、
前記ケーブルキャリアは全長に亘って湾曲自在になっており、前記ベッド側に接続され直線状に延びている下側区間と、前記下側区間から上側に折り返すように湾曲している折り返し区間と、前記折り返し区間から直線状に延びて前記スクリュ駆動装置に接続されている上側区間とに区分され、前記スクリュ駆動装置のスライドに追随して前記折り返し区間の位置が変化するようになっており、
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置を覆っているカバー内に入れられている、射出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ケーブルキャリアは、前記折り返し区間が前記上側区間や前記下側区間に対して後方に位置するように折り返されている、請求項1に記載の射出装置。
【請求項3】
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置の側方に設けられている、請求項1または2に記載の射出装置。
【請求項4】
前記スクリュ駆動装置は、ベッド上にスライド自在に設けられている基台と、前記基台の上に設けられ前記基台に固定されている旋回軸を中心に旋回可能になっているスクリュ駆動装置本体部と、から構成されており、
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置本体部に前記上側区間が接続され、前記ベッドに固定されている回転ピンを中心に回転自在に取り付けられている支持プレートの上に前記下側区間が収納されている、請求項1または2に記載の射出装置。
【請求項5】
前記支持プレートは、前記ベッドに対して摩擦低減プレートを介して載せられている、請求項4に記載の射出装置。
【請求項6】
ベッド上に設けられている型締装置と、
前記ベッド上の前記型締装置の側方に設けられている射出装置と、を備え、
前記射出装置は、前記ベッド上にスライド自在に設けられているスクリュ駆動装置と、
前記スクリュ駆動装置の前方に水平に取り付けられている加熱シリンダと、
前記加熱シリンダに入れられて前記スクリュ駆動装置によって駆動されるようになっているスクリュと、
前記ベッド内と前記スクリュ駆動装置とを接続するケーブルを支持するケーブルキャリアと、を備え、
前記ケーブルキャリアは全長に亘って湾曲自在になっており、前記ベッド側に接続され直線状に延びている下側区間と、前記下側区間から上側に折り返すように湾曲している折り返し区間と、前記折り返し区間から直線状に延びて前記スクリュ駆動装置に接続されている上側区間とに区分され、前記スクリュ駆動装置のスライドに追随して前記折り返し区間の位置が変化するようになっており、
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置を覆っているカバー内に入れられている、射出成形機。
【請求項7】
前記ケーブルキャリアは、前記折り返し区間が前記上側区間や前記下側区間に対して後方に位置するように折り返されている、請求項6に記載の射出成形機。
【請求項8】
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置の側方に設けられている、請求項6または7に記載の射出成形機。
【請求項9】
前記スクリュ駆動装置は、ベッド上にスライド自在に設けられている基台と、前記基台の上に設けられ前記基台に固定されている旋回軸を中心に旋回可能になっているスクリュ駆動装置本体部と、から構成されており、
前記ケーブルキャリアは、前記スクリュ駆動装置本体部に前記上側区間が接続され、前記ベッドに固定されている回転ピンを中心に回転自在に取り付けられている支持プレートの上に前記下側区間が収納されている、請求項6または7に記載の射出成形機。
【請求項10】
前記支持プレートは、前記ベッドに対して摩擦低減プレートを介して載せられている、請求項9に記載の射出成形機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッド上に設けられている射出装置、および射出装置と型締装置とからなる横置き型の射出成形機に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
射出成形機は金型を型締めする型締装置、射出材料を溶融して金型に射出する射出装置等を備えている。いわゆる横置き型の射出成形機は、例えば特許文献1に記載されているように、ベッド上に設けられている型締装置と、ベッド上において型締装置の側方に設けられている射出装置と、を備えている。射出装置はベッド上においてスライド自在に設けられ、型締装置方向つまり前方にスライドすると射出装置の射出ノズルが型締装置に設けられている金型にタッチする。その反対方向つまり後方にスライドすると、射出ノズルが金型から離間する。射出装置のメンテナンス時には射出装置を旋回させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-162595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
射出装置には、ベッド内から伸びている複数本のケーブルが接続されている。これら複数本のケーブルは、ベッド上における射出装置の前進・後退の妨げにならないよう所定の弛みが確保されている。これらケーブルが損傷したり絡んだりしないように、ケーブルはケーブルベア(登録商標)すなわちケーブルキャリアに支持され、保護されている。ケーブルキャリアは、全長に亘って湾曲自在になっており、ベッド上において直線状に伸びている下側区間と、この下側区間から湾曲して上側に折り返す折り返し区間と、この折り返し区間から直線状に伸びて射出装置に接続されている上側区間とに区分されている。そして、射出装置の前進・後退のスライドに追随して折り返し区間が変化するようになっている。この折り返し区間が射出ノズル方向に異動するとき、材料カス等のゴミを巻き込む虞がある。
【0005】
本開示において、ケーブルキャリアへのゴミ等の巻き込みの虞ががない射出装置を提供する。
【0006】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
射出装置は、ベッド上にスライド自在に設けられているスクリュ駆動装置と、スクリュ駆動装置の前方に水平に取り付けられている加熱シリンダと、加熱シリンダに入れられてスクリュ駆動装置によって駆動されるようになっているスクリュと、を備えている。射出装置において、ベッド内とスクリュ駆動装置とを接続するケーブルは、ケーブルキャリアによって支持されるようになっている。本開示は、ケーブルキャリアを、スクリュ駆動装置を覆っているカバー内に入れるように構成する。
【発明の効果】
【0008】
本開示は、ケーブルキャリアへのゴミ等の巻き込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る射出成形機を示す背面図である。
本実施の形態に係る射出成形機の上面図である。
本実施の形態に係る射出装置の一部を示す背面図である。
本実施の形態に係る射出装置の一部を示す上面図である。
本実施の形態に係る射出装置の一部を示す上面図である。
比較例に係る射出成形機を示す上面図である。
比較例に係る射出装置の一部を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態に限定される訳ではない。説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜簡略化されている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。また、図面が煩雑にならないように、ハッチングが省略されている部分がある。
(【0011】以降は省略されています)
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