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公開番号
2025009393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112376
出願日
2023-07-07
発明の名称
空調システム
出願人
新晃工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
7/003 20210101AFI20250110BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は細菌やウイルスを不活性化、或いは除菌処理を行った空調空間を創り出す空調システムを提供する。
【解決手段】一つの室内に気流や温湿度が不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は細菌やウイルスを不活性化、或いは除菌処理を行った空調空間とし、空調システムで天井近傍に溜まった空気をフィルタを介して吸い込み、該フィルタにより細菌やハウスダスト等を捕集し、フィルタの空気の流れの前後のいずれかには、超高出力の紫外線ランプで細菌やウイルスを不活性化、或いは除菌処理した空気を居室に吹き出す空調システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は除菌処理を行った空調空間とすることを特徴とする空調システム。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記空調システムで天井近傍に溜まった空気をファンユニットの側部よりケーシング内のフィルタを介して吸い込み、該フィルタにより細菌やウイルスを捕集・除去して、処理した空気をファンユニットの中央パネルより給気として居室に吹き出すことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記天井近傍に溜まった空気は、天井面から6cmから15cm離した位置に多数のパンチング孔を設けたアクリル板を前記ファンユニットの側部に繋げたことを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記フィルタの空気の流れの前後のいずれかには、超高出力の紫外線ランプを配置したことを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
【請求項5】
前記超高出力の紫外線ランプは、UV-Cランプであることを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
【請求項6】
2系統AHUを用いて同一空間に不均一な空調空間を創り出すことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は除菌処理を行った空調空間を創り出す空調システムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一つの室内に4床用FCUホスコンフォートをベースとして送風風量が異なった空調空間を創り出す空調システムは特許文献1(特開2004-360978)等で開示されているが、各空間での風量調整は行われているが、湿度調整までは行われておらず、細菌やウイルスを不活性化・除菌するものでもなかった。
また、紫外線ランプを搭載して空気中の様々な細菌やウイルスを不活性化・除菌する空調システムも特許文献2(特開2022-168744)等で開示されているが、単一の空調空間を対照としたもので、一つの室内に不均一な空調空間を創り出すものではない。
ところで、天井カセット型ファンコイルユニット(FCU)や、1台の室外機で、容量の異なる複数の室内機を個別に運転できる異容量接続・個別運転マルチ(ビルマル用)エアコンは天井面に沿って風を吹き出すため、天井面付近に浮遊している細菌やウイルスやハウスダスト等を、室内に拡散させてしまうという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-360978号公報
特開2022―168744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は 不活性化、或いは除菌処理を行った空調空間を創り出す空調システムを目的とする。
また、天井カセット型ファンコイルユニット(FCU)や、1台の室外機で、容量の異なる複数の室内機を個別に運転できる異容量接続・個別運転マルチ(ビルマル用)エアコンは天井面に沿って風を吹き出すため、天井面付近に浮遊している細菌やウイルスやハウスダスト等を、室内に拡散させてしまうという問題点があり、天井面付近に浮遊している細菌やウイルスやハウスダスト等の居室内への拡散を防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は除菌処理を行った空調空間とし、空調システムで天井近傍に浮遊している塵やハウスダストを含んだ空気をファンユニットの側部よりケーシング内のフィルタを介して吸い込み、該フィルタにより塵やハウスダストを捕集・除去し、フィルタの空気の流れの前後のいずれかには、超高出力の紫外線ランプ、特に、殺菌力が高いUVC(Ultra Violet C:短波長紫外線)ランプを配置する空調システムであり、こうして不活性化・除菌処理した空気をファンユニットの中央パネルより居室に吹き出す空調システムである。
これは、特許文献1の構成にUVCランプを搭載し、パネル側部吸込口とし、パネル中央部吹出に変更したものである。そして、パネル側部吸込口からの空気はUVCランプに照射するか、ダクトを通して室外へ排気する。
また、一つの室内に温度及び湿度が不均一な空調空間を創り出し、紫外線ランプを配置する空調システムであり、不活性化・除菌処理した空気を居室に吹き出す空調システムである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の空調システムによれば、不活性化・除菌した空調空気を循環させるので、健康的で最適な居住空間となる。
また、均一な空調空間の場合、個人差(性別、年齢、体格等)や体調の違いなどにより、その空間を不快に感じる人が一定数存在し得るので、同一空間内に気流や温湿度などが異なる区域を設け、多様な条件の空調空間を提供することができれば、例えば、夏季のオフィスにて上着や膝掛けを着用したり、外出から戻った者には暑い、などの問題はオフィスをアドレスフリー化にすることで、各々が自身にとって快適な空間を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の天井空調を備えた空調システムの全体図、
図1の天井に据え付けた空調機の長手方向の側面図、
図2の底面図、
図1、図3の天井空調の底面と、付近のパンチング孔を設けた天井パネルとの関係をしめす底面図、
実施例2の空調システムのブロック説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、一つの室内に不均一な空調空間を創り出し、少なくとも一つの空調空間は細菌やウイルスを不活性化、或いは除菌処理を行った空調空間を創り出す空調システムであり、また、天井カセット型ファンコイルユニット(FCU)や、2系統AHUを用いて同一空間内に異なる空調空間を創り出し、天井面付近に滞留している細菌やハウスダストを含む空気を、除菌処理を行う空調システムである。
以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。
【実施例】
【0009】
[ファンコイル ユニットで不均一空調空間を創作する場合]
図1には、天井カセット型ファンコイルユニット(FCU)2を設けているが、図3に示すように、使用方法は従来の天井カセット型のファンコイルユニット(FCU)2とは全く逆である。これは、後述するように、天井付近に漂う細菌やハウスダストを効果的に捕集するためである。
すなわち、ファンコイルユニット2のケーシング21は、取り付け枠22によって天井に取り付けられ、下部吸込側面23から居室の天井に漂う空気を吸い込み、図示しないがファンや熱交換器を通過させ、フィルタ4でこれら細菌やハウスダスト等を捕集し、通路の適所には紫外線ランプ43で通過空気を照射して細菌やウイルスを不活性化・除菌処理を施し、中央パネル24から居室に細菌やウイルスが除菌された空気を居室に給気SAする。尤も、スペース的に余裕があれば、細菌やハウスダスト等は居室に循環させずに排気ダクト25から戸外に排出するようにしてもよい。
ここで、使用する紫外線ランプ43は、例えばUV-Cを発生するUV-Cランプである。UV-C(ultraviolet C:短波長紫外線)は、波長が180nm~280nmの紫外線であり、紫外線の中で最もエネルギーが大きく、生体に対して強い破壊力を持ち、細菌やウイルスの不活化の効果、つまり、除菌効果が非常に高い。また、紫外線ランプ43は、UV-Cランプに限らず、例えばUV-A(ultraviolet A:長波長紫外線)を発生するUV-Aランプ、UV-B(ultraviolet B:中波長紫外線)を発生するUV-Bランプでもよい。
【0010】
図1から図4に示される実施例1において、図1では天井から6cmから15cmの距離を保って、天井パネル12が設置され、この天井パネル12はパンチング孔121が設けられ、本実施例1では、アクリル板が使用され、アクリル板を設けることで、天井面付近の滞留物の落下・拡散を抑制することができ、アクリル板にパンチング孔を設けることによる誘引性能により、高濃度の汚染された空気を効果的に排除することができる。
このファンコイルユニット2は、図2に示されるように天井に据え付けた空調機の長手方向の側面では下部吸込側面23が設けられ、本実施例では天井11面と天井パネル12との距離は10cmほど離れており、下からの空気はパンチング孔の誘引効果により、天井パネル12の下面に漂う細菌やハウスダストは効果的に天井11と天井パネル12の間の空間に溜まり、この空間は空調であるファンコイルユニット2の下部吸込側面23に連なっており、この細菌やハウスダスト等を吸い込むことになる。なお、天井パネル12はアクリル板を用いたが、その他の合成樹脂や木製でも良く、誘引効果があり、天井11面付近の滞留物の落下や拡散を抑制できるものであれば良い。
このように、天井パネルの設置と紫外線ランプの設置によって、ハウスダストの捕集と細菌やウイルスを不活性化・除菌処理を施すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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