TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025009333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112260
出願日2023-07-07
発明の名称液体噴射ノズル及び液体噴射装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 1/06 20060101AFI20250110BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】強い衝突圧力で液体を噴射可能な小型の液体噴射ノズルを提供する。
【解決手段】内部を液体3が流通する流路2aが形成された送液部材2と、液体3を連続流3aで噴射するとともに連続流3aを液滴3b化させる少なくとも一つのノズル孔5aが形成されたノズル部材5と、液体3を流通可能な流通経路4aが設けられ、送液部材2とノズル部材5との間に配置され、一端4bが送液部材2の流路2a内に挿通される第1部材4と、ノズル部材5を第1部材4に押し付けて固定するノズル押さえ部材6と、一端4bが流路2a内に挿通した状態で送液部材2の外側から送液部材2を押圧することで送液部材2に固定される第2部材7と、を備える液体噴射ノズル1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部を液体が流通する流路が形成された送液部材と、
前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させる少なくとも一つのノズル孔が形成されたノズル部材と、
前記液体を流通可能な流通経路が設けられ、前記送液部材と前記ノズル部材との間に配置され、一端が前記送液部材の前記流路内に挿通される第1部材と、
前記ノズル部材を前記第1部材に押し付けて固定するノズル押さえ部材と、
前記一端が前記流路内に挿通した状態で前記送液部材の外側から前記送液部材を押圧することで前記送液部材に固定される第2部材と、
を備えることを特徴とする液体噴射ノズル。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記液体の噴射方向において前記ノズル孔から第1距離の間隔をあけて噴射先端部を備え、
前記第1距離は、前記ノズル孔から噴射された前記連続流が液滴化するまでの液滴化距離よりも長いことを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項3】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第2部材は、前記送液部材を介して前記第1部材と対向する位置において前記送液部材に一部が食い込んだ状態となっていることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項4】
請求項3に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第2部材が前記送液部材を介して前記第1部材と対向する位置において、前記第2部材に雌ネジ部が設けられ、前記送液部材に前記雌ネジ部と嵌合する雄ネジ部が設けられることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項5】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第1部材は、前記送液部材を介して前記第2部材と対向する位置において前記送液部材に一部が食い込んだ状態となっていることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項6】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第1部材と前記第2部材とが対向して接触する位置において、前記第2部材に雌ネジ部が設けられ、前記第1部材に前記雌ネジ部と嵌合する雄ネジ部が設けられることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項7】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第1部材は、前記ノズル押さえ部材と対向する対向領域を有し、
前記第1部材は、前記対向領域に雌ネジ部が設けられ、
前記ノズル押さえ部材は、前記対向領域に前記雌ネジ部と嵌合する雄ネジ部が設けられることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項8】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第1部材は、前記一端に、先端に向かうにつれて前記流通経路が広がるように先細りとなるテーパーが設けられていることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項9】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルにおいて、
前記第2部材は、前記ノズル押さえ部材の外側を覆うように構成されることを特徴とする液体噴射ノズル。
【請求項10】
請求項1または2に記載の液体噴射ノズルと、
前記液体噴射ノズルに接続されるポンプと、
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体噴射ノズル及び液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、様々な液体噴射ノズル及び該液体噴射ノズルを備える液体噴射装置が使用されている。このうち、内部を液体が流通する流路が形成された送液部材と、ノズル孔が形成されたノズル部材と、を備える液体噴射ノズルがある。例えば、特許文献1には、ホース先端部内に先端をふさいだ内金具を挿入し、ホース外周からカシメ金具で内金具にホースを締め付け固定した構成のホース先端部を、中心に穴を貫通した母体の穴に挿入し、母体とホース先端部を固形剤で固着、さらに、母体の外周からカシメ金具・ホース・内金具に複数個ノズル穴を貫通させた洗浄ノズルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-230190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で開示される洗浄ノズルは、複雑な曲がりを有した管の内面に沿って管の内面を洗浄することが可能であるが、このようなことを目的とした洗浄ノズルは母体を球形にする必要があるなど、母体がホースに対して大きくなり大型化しやすい。また、管の内面の洗浄以外の用途で用いるには十分な衝突圧力で液体を噴射可能な構成とは言えない。このように、特許文献1に開示されるような従来の液体噴射ノズルは、強い衝突圧力で液体を噴射可能で且つ小型のものではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の液体噴射ノズルは、内部を液体が流通する流路が形成された送液部材と、前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させる少なくとも一つのノズル孔が形成されたノズル部材と、前記液体を流通可能な流通経路が設けられ、前記送液部材と前記ノズル部材との間に配置され、一端が前記送液部材の前記流路内に挿通される第1部材と、前記ノズル部材を前記第1部材に押し付けて固定するノズル押さえ部材と、前記一端が前記流路内に挿通した状態で前記送液部材の外側から前記送液部材を押圧することで前記送液部材に固定される第2部材と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施例1の液体噴射ノズルを表す断面図。
実施例2の液体噴射ノズルを表す断面図。
実施例3の液体噴射ノズルを表す断面図。
実施例4の液体噴射ノズルを表す断面図。
実施例4の液体噴射ノズルを表す分解図。
実施例1から実施例4の液体噴射ノズルを装着可能な液体噴射装置の一例である実施例5の液体噴射装置を表す概略図。
実施例1から実施例4の液体噴射ノズルを装着可能な液体噴射装置の一例である実施例6の液体噴射装置を表す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体噴射ノズルは、内部を液体が流通する流路が形成された送液部材と、前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させる少なくとも一つのノズル孔が形成されたノズル部材と、前記液体を流通可能な流通経路が設けられ、前記送液部材と前記ノズル部材との間に配置され、一端が前記送液部材の前記流路内に挿通される第1部材と、前記ノズル部材を前記第1部材に押し付けて固定するノズル押さえ部材と、前記一端が前記流路内に挿通した状態で前記送液部材の外側から前記送液部材を押圧することで前記送液部材に固定される第2部材と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、液体を連続流で噴射するとともに連続流を液滴化させて対象物に液体を衝突させることができる。このように、液体を連続流で噴射するとともに該連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させることで、単に液体を連続流で噴射させて連続流のまま衝突させるだけの構成に比べて、該液体による衝突圧力は飛躍的に向上する。また、ノズル押さえ部材でノズル部材が固定された第1部材の一端が流路内に挿通した状態で、送液部材の外側から第2部材で送液部材を押圧することで前記送液部材に固定される構成とすることで、液体噴射ノズルを小型化することができる。
【0009】
本発明の第2の態様の液体噴射ノズルは、前記第1の態様に従属する態様であって、前記液体の噴射方向において前記ノズル孔から第1距離の間隔をあけて噴射先端部を備え、前記第1距離は、前記ノズル孔から噴射された前記連続流が液滴化するまでの液滴化距離よりも長いことを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、ノズル孔から噴射先端部までの第1距離が液滴化距離よりも長い。すなわち、噴射先端部から噴射されたときには液体は液滴化された状態となっている。このため、噴射先端部を対象物に近接させた場合でも、液体が液滴化する前の状態である連続流の状態で対象物に衝突することを抑制することができる。したがって、噴射先端部を対象物に近接させた場合でも、強い衝突圧力で液体を対象物に衝突させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ベック株式会社
塗膜処理方法
3か月前
中国電力株式会社
塗装工具
3か月前
中外炉工業株式会社
塗布装置
2か月前
株式会社シロハチ
換気ブース
1か月前
個人
塗装ハンドル
17日前
株式会社丸一
エアゾール製品の噴口構造
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
大日本塗料株式会社
複層塗膜の形成方法
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
24日前
トリニティ工業株式会社
塗装設備
3か月前
株式会社デュプロ
シート装飾方法
9日前
株式会社オンテックス
塗料塗布具
26日前
株式会社タイショウ
ペンホルダー
4か月前
理想科学工業株式会社
液体吐出装置
3か月前
株式会社ワークス
高圧散水機
2か月前
有光工業株式会社
液体噴射装置
16日前
株式会社テクノコア
液体噴霧用ノズル
1か月前
コニシセイコー株式会社
ミスト発生装置
1か月前
大日本塗料株式会社
塗装方法および塗料セット
2か月前
株式会社吉野工業所
泡吐出器
2か月前
株式会社三鷹ホールディングス
薬液噴霧器
24日前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
1か月前
ベステラ株式会社
PCB含有塗膜の無害化システム
3か月前
菊水化学工業株式会社
塗装用ローラーによる塗装方法
3か月前
菊水化学工業株式会社
塗装用ローラーによる塗装方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
空調システムの制御方法
16日前
株式会社吉野工業所
吐出器
16日前
株式会社吉野工業所
吐出器
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
兵神装備株式会社
流動物供給装置
9日前
三菱重工業株式会社
保護層形成装置
3か月前
株式会社SCREENホールディングス
塗工方法
4か月前
株式会社オプトラン
成膜方法及び成膜装置
26日前
株式会社大気社
塗装装置
1か月前
株式会社マキタ
噴霧装置
3か月前
続きを見る