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公開番号2025009242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112107
出願日2023-07-07
発明の名称ふとん篭およびふとん篭の製造方法
出願人株式会社シーマコンサルタント,株式会社成建
代理人個人,個人
主分類E02B 3/08 20060101AFI20250110BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】製造が容易など作業者にとって利便性の高いふとん篭を提供する。
【解決手段】ふとん篭1は、砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物20であり、ブロック状に成型された混合物20が、ひし形金網11で形成された直方体形の篭状構造物10内に複数個詰められたものである。篭状構造物10の高さH、幅B、長さLの寸法は、篭状構造物10内に詰められるブロック状に成型された混合物20の高さH2、幅B2、長さL2の寸法の整数倍であることが望ましい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物であり、ブロック状に成型された混合物が、金網で形成された直方体形の篭状構造物内に複数個詰められたふとん篭。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記篭状構造物の高さ、幅、長さの寸法が、当該篭状構造物内に詰められるブロック状に成型された混合物の高さ、幅、長さの寸法の整数倍である請求項1に記載のふとん篭。
【請求項3】
砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物を生成する工程と、
前記混合物をブロック状に成型する工程と、
複数個の前記ブロック状に成型された混合物を、工場またはふとん篭が用いられる現場で、金網で形成された直方体形の篭状構造物内に詰める工程と、
を含むふとん篭の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、河川堤防や法面など地面が傾斜している部分の降雨に対する強度を高めるためのふとん篭およびふとん篭の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
災害復旧や河川改修などの現場で用いられる工法の一つとして、めっき鉄線などにより形成された金網製の篭状構造物の内部に、自然石や砕石などを中詰めした「ふとん篭」を用いた工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、堤体自体の降雨に対する強度を高めることを目的として改良されたふとん篭が知られている(特許文献2参照)。
特許文献2に記載のふとん篭は、河川堤防や法面など地面が傾斜している部分の降雨に対する強度が高められたものであり、透水性材料で形成された篭状構造物と、篭状構造物に充填された透水性保水材料と、を備えている。また、この透水性保水材料は、砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物を透水性保水材料が漏出しない網目サイズの篭状構造物内に投入し、隙間なく充填して固化させたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-255132号公報
特許第6860146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載のふとん篭は、災害復旧工事などの現場で有効であったり、特許文献2に記載のふとん篭は、河川堤防の堤脚や堤体、裏法面などの有効な補強手段として用いられたりするものであるが、作業者が、金網製の篭状構造物の内部に隙間なく自然石や砕石などを中詰めする必要がある。そうすると、ふとん篭自身の性能は担保できるが、ふとん篭を製造するために、熟練の作業者が必要だったり、製造に時間がかかったりするおそれがある。
【0006】
よって、本発明は、製造が容易など作業者にとって利便性の高いふとん篭を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るふとん篭は、砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物であり、ブロック状に成型された混合物が、金網で形成された直方体形の篭状構造物内に複数個詰められたものである。
【0008】
これにより、ふとん篭は、所定の大きさのブロック状に成型された混合物が、篭状構造物内に所定の数量中詰めされることにより構成される。
【0009】
ここで、篭状構造物の高さ、幅、長さの寸法は、当該篭状構造物内に詰められるブロック状に成型された混合物の高さ、幅、長さの寸法の整数倍であることが望ましい。
これにより、所定の大きさのブロック状に成型された混合物が、篭状構造物内に隙間なく中詰めされる。
【0010】
また、本発明に係るふとん篭の製造方法は、砕石・真砂土・土材のうちの1以上を含む骨材と、セメント系固化材と、団粒化剤と、水と、を含む混合物を生成する工程と、混合物をブロック状に成型する工程と、複数個の前記ブロック状に成型された混合物を、工場またはふとん篭が用いられる現場で、金網で形成された直方体形の篭状構造物内に詰める工程と、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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