TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025009193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112032
出願日
2023-07-07
発明の名称
打ち込み工具
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B25C
5/16 20060101AFI20250110BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】U字状のステープルをメインマガジンに装填する際に、ステープルガイドとステープルとの干渉を抑制できる打ち込み工具が必要とされている。
【解決手段】U字状のステープル60を射出する打ち込み工具1は、ステープル60を打撃するドライバを備える工具本体と、工具本体から延出して複数のステープル60を収容するメインマガジン31を有する。打ち込み工具1は、メインマガジン31内において複数のステープル60を工具本体に向けて押すプッシャ34と、メインマガジン31内においてステープル60の一対の脚部60b間に挿入されるステープルガイド35とが装着されたサブマガジン33を有する。打ち込み工具1は、サブマガジン33をメインマガジン31に対して開き位置から工具本体に向かう閉じ位置へ案内し、かつ開き位置から閉じ位置へ移動させる間に打ち込み方向と反対方向へサブマガジン33を案内する案内機構40を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の脚部を連結する頭部を備えるU字状のステープルを射出する打ち込み工具であって、
前記ステープルを打撃するドライバを備える工具本体と、
前記工具本体から延出して複数の前記ステープルを収容するメインマガジンと、
前記メインマガジン内において前記複数のステープルを前記工具本体に向けて押すプッシャと、
前記メインマガジン内において前記ステープルの前記一対の脚部間に挿入されるステープルガイドと、
前記プッシャと前記ステープルガイドが装着されたサブマガジンと、
前記サブマガジンを前記メインマガジンに対して開き位置から前記工具本体に向かう閉じ位置へ案内し、かつ前記開き位置から前記閉じ位置へ移動させる間に打ち込み方向と反対方向へ前記サブマガジンを案内する案内機構を有する打ち込み工具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の打ち込み工具であって、
前記案内機構は、前記メインマガジンと前記サブマガジンの2部品の一方に設けられたレールと、前記2部品の他方に設けられて前記レールにスライド可能に係合されるレール係合部を有する打ち込み工具。
【請求項3】
請求項2に記載の打ち込み工具であって、
前記レールは、前記工具本体に向けて直線状に延出する第1レールと、前記第1レールの先端から前記打ち込み方向と反対方向へ屈曲する第2レールを含む打ち込み工具。
【請求項4】
請求項3に記載の打ち込み工具であって、
前記レールは、前記第2レールの先端から前記工具本体に向けて屈曲しかつ前記第1レールと平行に延出する第3レールを含む打ち込み工具。
【請求項5】
請求項3または4に記載の打ち込み工具であって、
前記メインマガジンは、前記複数のステープルの前記頭部に対向する背面を有し
前記背面は、前記工具本体側に設けられかつ前記打ち込み方向において前記サブマガジンとの間に隙間を形成する逃げ面を備える打ち込み工具。
【請求項6】
請求項5に記載の打ち込み工具であって、
前記逃げ面は、前記工具本体に近いほど前記打ち込み方向と反対方向へ傾斜する傾斜面である打ち込み工具。
【請求項7】
請求項5または6に記載の打ち込み工具であって、
前記メインマガジンは、前記レールを有し、
前記逃げ面は、前記第1レールの前記工具本体側の先端よりも前記工具本体から離れた位置の始端から前記工具本体へ延出する前記打ち込み工具。
【請求項8】
請求項5~7のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記逃げ面の前記打ち込み方向の深さは、前記案内機構による前記サブマガジンの前記打ち込み方向の移動量よりも小さい打ち込み工具。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記プッシャは、前記ステープルガイドの先端よりも前記工具本体側から離れた位置で前記サブマガジンに設けられている打ち込み工具。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記メインマガジン内の前記ステープルは、前記ドライバが待機位置の時に前記頭部から前記脚部の先端に向けて前記工具本体側へ傾斜する打ち込み工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばステープル等の打ち込み具を木材等に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、供給される圧縮エアのガス圧を推力として打ち込み具を射出するエア式の打ち込み工具が開示されている。打ち込み具にはステープルが用いられる。ステープルは、直線状の頭部の両端から略直交する方向に延出する一対の脚部を備えたU字状である。打ち込み工具は、ステープルを打撃するドライバと、ドライバが移動する打ち込み通路を有する。打ち込み通路には、打ち込み方向側に一対の脚部を、反打ち込み方向側に頭部を配置した姿勢でステープルが順次供給される。ドライバは、打ち込み通路に供給されたステープルの頭部を打ち込み方向に向けて打撃する。打撃されたステープルは、被打ち込み材側に一対の脚部を向けた姿勢で射出口から被打ち込み材へと射出される。
【0003】
打ち込み工具には、複数のステープルを収容するマガジンが設けられる。マガジンには、複数のステープルを打ち込み通路に向けて付勢するプッシャが設けられる。マガジンは、複数のステープルを収容可能な略箱形のメインマガジンを有する。マガジンは、メインマガジン内においてステープルの一対の脚部の間に進入するステープルガイドを有する。ステープルガイドは、プッシャと連結されてサブマガジンとして構成される。メインマガジンは、打ち込み方向側に開口を有し、かつ反打ち込み方向側の奥部に背面を有する。相互に連結された複数のステープルは、複数の頭部が背面に沿って並んだ姿勢でメインマガジンに収容される。ステープルの頭部は、メインマガジンの背面と、ステープルガイドの反打ち込み方向側の端面との間に挟まれる。サブマガジンは、メインマガジンの開口を開閉するマガジンエンドと一体で設けられる。マガジンエンドは、プッシャによるステープルの送り方向と平行にスライドする。ステープルガイドもマガジンエンドと共にスライドする。
【0004】
ステープルをメインマガジン内に装填する際、ステープルがメインマガジン内で傾く場合がある。例えば相互に連結されるステープルの個数が少ない場合、頭部から脚部に向けて打ち込み通路側へ向かう方向に傾き易い。ステープルが傾く場合、本来ステープルガイドがスライド可能な領域にステープルの頭部等が進入する。ステープルガイドは、メインマガジン内でのステープルのガタツキを抑制するために、ステープルの頭部との隙間ができるだけ小さくなるように設けられる。そのため、ステープルのわずかな傾きでもステープルガイドとステープルの頭部等が干渉してしまう。そのためマガジンエンドを閉じることができず、ステープルの傾きを直す等の処置が必要になる。しかしながら相互に連結されるステープルの個数が少ない場合、脚部を打ち込み通路側へ傾斜しない状態を維持することは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5125844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、U字状のステープルをメインマガジンに装填する際に、ステープルガイドとステープルとの干渉を抑制できる打ち込み工具が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によると打ち込み工具は、一対の脚部を連結する頭部を備えるU字状のステープルを射出する。打ち込み工具は、ステープルを打撃するドライバを備える工具本体を有する。打ち込み工具は、工具本体から延出して複数のステープルを収容するメインマガジンを有する。打ち込み工具は、メインマガジン内において複数のステープルを工具本体に向けて押すプッシャを有する。打ち込み工具は、メインマガジン内においてステープルの一対の脚部間に挿入されるステープルガイドを有する。打ち込み工具は、プッシャとステープルガイドが装着されたサブマガジンを有する。打ち込み工具は、サブマガジンをメインマガジンに対して開き位置から工具本体に向かう閉じ位置へ案内し、かつ開き位置から閉じ位置へ移動させる間に打ち込み方向と反対方向へサブマガジンを案内する案内機構を有する。
【0008】
したがってステープルガイドは、サブマガジンが閉じ位置に近い場合よりも閉じ位置から離間している場合の方が、相対的に打ち込み方向側に位置する。そのためサブマガジンが閉じ位置から離間している場合、ステープルガイドの反打ち込み方向側の先端とメインマガジン内のステープルの頭部との間に隙間を設けることができる。そのためステープルが送り方向に多少傾斜したとしても、ステープルの頭部とステープルガイドとの干渉を抑制できる。これにより案内機構は、ステープルガイドをステープルと干渉しないように閉じ位置に向けて移動させることができる。サブマガジンが閉じ位置に近い場合は、ステープルガイドの反打ち込み方向側の先端とメインマガジン内のステープルの頭部とが接近する。そのためステープルガイドは、サブマガジンを閉じ位置まで移動させることでメインマガジン内のステープルのガタツキを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施例に係る打ち込み工具の右側面図である。
図1中のII-II線断面矢視図である。
図1中のIII-III線断面矢視図である。
マガジンの分解斜視図である。
サブマガジンの前面図である。
サブマガジンが閉じ位置の状態におけるマガジンの前面図である。
サブマガジンが閉じ位置の状態におけるマガジンの一部の左側面図である。
図6中のVIII-VIII線断面矢視図である。
サブマガジンが開き位置の状態におけるマガジンの前面図である。
サブマガジンが開き位置の状態におけるマガジンの一部の左側面図である。
図9中のXI-XI線断面矢視図である。
複数のステープルをさらに装填した状態における図9中のXI-XI線に相当する縦断面図である。
図12の状態からサブマガジンを閉じ位置へ移動させた図9中のXI-XI線に相当する縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の特徴によると案内機構は、メインマガジンとサブマガジンの2部品の一方に設けられたレールを有する。案内機構は、2部品の他方に設けられてレールにスライド可能に係合されるレール係合部を有する。したがってレールとレール係合部によってメインマガジンに対するサブマガジンの移動を確実に案内できる。そのためサブマガジンが開き位置の時には、ステープルガイドをステープルの頭部から打ち込み方向側へ遠ざけた位置で確実に案内できる。サブマガジンが閉じ位置の時には、ステープルガイドをステープルの頭部に反打ち込み方向側に近づくように確実に案内できる。これによりサブマガジンを閉じる際にステープルガイドとステープルの頭部との干渉を確実に抑制しながらメインマガジン内でのステープルのガタツキも抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社マキタ
衣服
14日前
株式会社マキタ
運搬車
17日前
株式会社マキタ
作業機
26日前
株式会社マキタ
作業機
26日前
株式会社マキタ
作業機
26日前
株式会社マキタ
作業機
10日前
株式会社マキタ
電気機器
1か月前
株式会社マキタ
打撃工具
18日前
株式会社マキタ
打撃工具
18日前
株式会社マキタ
清掃装置
4日前
株式会社マキタ
清掃装置
4日前
株式会社マキタ
打撃工具
18日前
株式会社マキタ
往復動工具
18日前
株式会社マキタ
電動作業機
1か月前
株式会社マキタ
往復動工具
18日前
株式会社マキタ
電動作業機
26日前
株式会社マキタ
電動作業機
17日前
株式会社マキタ
コアドリル
17日前
株式会社マキタ
電動作業機
26日前
株式会社マキタ
コアドリル
17日前
株式会社マキタ
コアドリル
17日前
株式会社マキタ
電動作業機
10日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
10日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
19日前
株式会社マキタ
動力ユニット
4日前
株式会社マキタ
作業ロボット
4日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
10日前
株式会社マキタ
テーブルソー
17日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
14日前
株式会社マキタ
ネジ締め工具
17日前
株式会社マキタ
グリス吐出装置
14日前
株式会社マキタ
ドライバドリル
25日前
株式会社マキタ
ドライバドリル
1か月前
株式会社マキタ
コーヒーメーカー
1か月前
株式会社マキタ
バッテリ駆動式機器
17日前
株式会社マキタ
電動式打ち込み工具
17日前
続きを見る
他の特許を見る