TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025008936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111581
出願日2023-07-06
発明の名称印刷装置、その制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】多様な種類の印刷媒体に対する印刷の一層の高品質化に有利な技術を提供する。
【解決手段】本発明に係る印刷装置は、印刷ジョブに基づいて複数種の何れかのロールシートに対して印刷を行う印刷手段と、前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの量を印刷使用量として算出する算出手段と、前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの残量をシート残量として取得する取得手段と、前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に、その種のロールシートを用いて前記印刷手段の調整を行う調整手段と、前記印刷ジョブの印刷に使用される種の使用頻度と前記シート残量とに基づいて前記調整手段による調整の実行の可否を決定する決定手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ジョブに基づいて複数種の何れかのロールシートに対して印刷を行う印刷手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの量を印刷使用量として算出する算出手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの残量をシート残量として取得する取得手段と、
前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に、その種のロールシートを用いて前記印刷手段の調整を行う調整手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種の使用頻度と前記シート残量とに基づいて前記調整手段による調整の実行の可否を決定する決定手段と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に前記印刷ジョブを取り消す取消し手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記調整手段による調整の実行に必要なロールシートの量を調整使用量として算出する第二の算出手段を更に備え、
前記決定手段は、前記シート残量が前記調整使用量より多い場合に前記調整手段による調整の実行を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項4】
前記調整手段による調整は複数の調整項目を含み、
前記決定手段は、前記複数の調整項目のうち、最後の実行からの経過時間が最長のものを実行することを決定する
ことを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
【請求項5】
前記使用頻度が基準を満たす種については、前記決定手段は、前記シート残量に関わらず前記調整手段による調整の実行を決定する
ことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
【請求項6】
前記使用頻度が基準を満たす種は、前記使用頻度が最も高い種である
ことを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
【請求項7】
前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に前記決定手段による決定を行うか否かをユーザによりロールシート種ごとに設定可能な設定手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項8】
前記決定手段は、前記印刷ジョブの印刷に使用される種が前記設定手段により設定されていない場合に前記調整手段による調整の実行を決定する
ことを特徴とする請求項7記載の印刷装置。
【請求項9】
コンピュータに請求項1から請求項8の何れか1項記載の印刷装置の各手段を実行させるためのプログラム。
【請求項10】
印刷ジョブに基づいて複数種の何れかのロールシートに対して印刷を行う印刷手段を備える印刷装置の制御方法であって、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの量を印刷使用量として算出するステップと、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの残量をシート残量として取得するステップと、
前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に、その種のロールシートを用いて前記印刷手段の調整を行うステップと、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種の使用頻度と前記シート残量とに基づいて前記調整の実行の可否を決定するステップと、を備える
ことを特徴とする制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、印刷ジョブに基づいてロールシートの使用量(印刷使用量)を算出し、その算出結果およびロールシートの残量(シート残量)に基づいて印刷ジョブをキャンセルしたり所定の調整処理を行ったりする印刷装置を開示している。このような印刷装置によれば、残量が僅かとなったロールシートを調整処理の実行に活用可能であり、それにより印刷の品質を向上可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-136950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷装置のなかには多様な種類のロールシート(或いは他の印刷媒体)に対応可能なものがあり、この観点で、特許文献1の構成には改善の余地があった。
【0005】
本発明は、多様な種類の印刷媒体に対する印刷装置において効率的に調整処理を実行するための技術を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は印刷装置にかかり、前記印刷装置は、
印刷ジョブに基づいて複数種の何れかのロールシートに対して印刷を行う印刷手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの量を印刷使用量として算出する算出手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種のロールシートの残量をシート残量として取得する取得手段と、
前記シート残量が前記印刷使用量より少ない場合に、その種のロールシートを用いて前記印刷手段の調整を行う調整手段と、
前記印刷ジョブの印刷に使用される種の使用頻度と前記シート残量とに基づいて前記調整手段による調整の実行の可否を決定する決定手段と、を備える
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、効率的に調整処理を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る印刷装置の構成の一例を示すブロック図。
印刷装置の構成例を示す概略図。
印刷装置による印刷動作の一例を示すフローチャート。
ジョブキャンセル処理の内容の例を示すフローチャート。
残ロールシートの活用設定の表示画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係る印刷装置100の構成例を示すブロック図である。ここでいう印刷装置100は、シート状の媒体(典型的には紙材。以下「シート」と表現する。)に所望の印刷を行って印刷物を生成する電子機器であればよい。よって、印刷装置100は、印刷機能を補助的に備えるものであってもよく、例えば、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を更に備える複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)であってもよい。また、ここでいう印刷とは、シートに対する画像形成あるいは記録であり、画像の概念には文字、記号、模様、図形、写真等が典型的に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
電子機器
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置及び電子機器
1日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録装置
1日前
キヤノン株式会社
印刷システム、制御方法
1日前
キヤノン株式会社
システム、及びその方法
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置及び撮像システム
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
カートリッジ、及び、記録装置
1日前
キヤノン株式会社
有機化合物および有機発光素子
今日
キヤノン株式会社
有機化合物および有機発光素子
今日
キヤノン株式会社
システム、方法およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド、及び、記録装置
今日
キヤノン株式会社
カートリッジおよび液体吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
電子機器および電子機器の制御方法
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、方法及びプログラム
1日前
キヤノン株式会社
通信装置、方法、およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
通信装置、制御方法、及びプログラム
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置および画像形成システム
1日前
キヤノン株式会社
乾燥装置、製造装置、物品の製造方法
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
印刷装置、その制御方法およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
接着方法並びにトナーセット及び接着装置
1日前
キヤノン株式会社
照明光学系、露光装置及び物品の製造方法
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置、その制御方法およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
電子機器、冷却装置、および冷却システム
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、制御方法、並びにプログラム
1日前
続きを見る