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公開番号
2025008513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110748
出願日
2023-07-05
発明の名称
傾斜管路の除去方法
出願人
株式会社Sakatec
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
E02B
9/06 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】傾斜したトンネル内に設置された傾斜管路の除去作業を安全かつ容易に行うことができる傾斜管路の除去方法を提供する。
【解決手段】傾斜したトンネル1内に設置された傾斜管路21の除去方法であって、作業機3を傾斜管路21の下側開口部に導入する、導入工程Aと、トンネル1の上方に設置されたウインチ5からワイヤ51を送出する、送出工程Bと、ウインチ5でワイヤ51を巻き取ることにより、作業機3を傾斜管路21の内部に沿って引上げる、引上げ工程Cと、トンネル1の上方に引上げられた作業機3に側方より傾斜管路21の上端部を把持した状態で、該傾斜管路21を上側から順に裁断する、裁断工程Dと、裁断工程Dで裁断した傾斜管路21の裁断片を傾斜管路21の内部に沿って流下させる、流下工程Eと、裁断片を下側開口部からトンネル1の外部に排出する、排出工程Fと、を備えた、傾斜管路の除去方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
傾斜したトンネル内に設置された傾斜管路の除去方法であって、
作業機を前記傾斜管路の下側開口部に導入する、導入工程と、
前記トンネルの上方に設置されたウインチからワイヤを送出する、送出工程と、
前記ウインチで前記ワイヤを巻き取ることにより、前記作業機を前記傾斜管路の内部に沿って引上げる、引上げ工程と、
前記トンネルの上方に引上げられて前記ワイヤに支持された前記作業機により前記傾斜管路の上端部を把持した状態で、該傾斜管路を上側から順に裁断する、裁断工程と、
前記裁断工程で裁断した前記傾斜管路の裁断片を前記傾斜管路の内部に沿って流下させる、流下工程と、
前記裁断片を前記下側開口部から前記トンネルの外部に排出する、排出工程と、を備え、
前記裁断工程、前記流下工程、及び、前記排出工程を交互に又は並行して実行する、傾斜管路の除去方法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記引上げ工程において、前記傾斜管路内を滑走可能な搬送用ソリに前記ワイヤの先端を固定するとともに、前記作業機を搬送用ソリ上に固定した状態で前記傾斜管路内に搬入し、前記ウインチで前記ワイヤを巻き取ることにより前記搬送用ソリを引き上げる、請求項1に記載の傾斜管路の除去方法。
【請求項3】
前記送出工程において、前記ワイヤの先端を前記搬送用ソリに固定した状態で、該搬送用ソリを前記傾斜管路の上方開口部内に搬入し、前記傾斜管路の内部に沿って下方に滑走させることにより、前記ワイヤを送出する、請求項2に記載の傾斜管路の除去方法。
【請求項4】
前記裁断工程において、固定用コンクリートにより前記トンネルの壁面に固定された前記傾斜管路に裁断用スリットを形成した後、前記作業機を用いて前記固定用コンクリートを破砕し、
前記流下工程において、前記固定用コンクリートの破砕片及び前記傾斜管路の前記裁断片を、前記傾斜管路に沿って下方に流下させる、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の傾斜管路の除去方法。
【請求項5】
前記傾斜管路の前記下側開口部に、前記裁断片の飛び出しを規制する規制部を設け、
前記排出工程において、該規制部の上流側に堆積した前記裁断片を順次、外部に排出する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の傾斜管路の除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傾斜したトンネル内に設置された傾斜管路を除去する、傾斜管路の除去方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、既設の老朽化したトンネルの改修方法として、コンクリート壁面表層を移動式ハツリ機により削りとる削りとり工程、削りとり面に高圧水を噴射し洗浄する洗浄工程、補強筋の配筋工程、移動式スライドセントル型枠を用いたグラウト注入・養生工程、のサイクルを連続して行ない、トンネルの所定長さ区間を単位として繰返し改修を進める方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、前記スライドセントル型枠に透明プラスチック型枠板を用い、流動性が高い急硬性セメントモルタルからなるグラウト材を注入し、型枠内部の注入グラウト材を加温して養生し、硬化を促進する手法が採用される。
【0003】
また、山岳地等の高所に設置されたダムや、貯水池等からなる給水源から導出された水を傾斜管路(水圧鉄管)に沿って落下させ、その水の水圧によって下方に設けられた発電機を駆動するように構成された水力発電設備が知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-41891号公報
特開2006-183375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているようにトンネル内に搬入された移動式ハツリ機等を用いてコンクリート壁面表層部分を除去するように構成した場合には、老朽化したトンネルの改修作業を安全かつ効率よく行うことが可能である。
【0006】
ところで、特許文献2に記載された傾斜管路、つまり給水源から発電機に向けて水を流下させる水圧鉄管は、通常、コンクリート製のトンネル内に配設されており、このトンネル内に搬入した作業機を用いて傾斜管路の除去作業を行うことは困難である。すなわち、水圧鉄管からなる傾斜管路は狭いトンネル内において急角度で設置されていることが多く、このトンネル内において作業車を自由に操作することができないため、傾斜管路を手作業で裁断して排出せざるを得なかった。
【0007】
しかし、傾斜したトンネル及び傾斜管路の内部は作業環境が極めて悪いため、大掛かりな足場を組むことが難しい。また、傾斜管路はかなり大きな直径と板厚とを有する鉄製パイプ材等からなっているため、これを手作業で除去する際に落下しても危険がないように細かく裁断する必要があり、作業期間が長くなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、傾斜したトンネル内に設置された傾斜管路の除去作業を安全かつ容易に行うことができる傾斜管路の除去方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の発明を包含する。
【0010】
(1)傾斜したトンネル内に設置された傾斜管路の除去方法であって、作業機を前記傾斜管路の下側開口部に導入する、導入工程と、前記トンネルの上方に設置されたウインチからワイヤを送出する、送出工程と、前記ウインチで前記ワイヤを巻き取ることにより、前記作業機を前記傾斜管路の内部に沿って引上げる、引上げ工程と、前記トンネルの上方に引上げられて前記ワイヤに支持された前記作業機により前記傾斜管路の上端部を把持した状態で、該傾斜管路を上側から順に裁断する、裁断工程と、前記裁断工程で裁断した前記傾斜管路の裁断片を前記傾斜管路の内部に沿って流下させる、流下工程と、前記裁断片を前記下側開口部から前記トンネルの外部に排出する、排出工程と、を備え、前記裁断工程、前記流下工程、及び、前記排出工程を交互に又は並行して実行する、傾斜管路の除去方法。
(【0011】以降は省略されています)
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