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公開番号2025006923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107974
出願日2023-06-30
発明の名称材料吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B29C 64/209 20170101AFI20250109BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】流路を流れる造形材料の温度のばらつきを低減できる材料吐出装置を提供する。
【解決手段】材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、ノズル開口が形成され、前記造形材料を吐出するノズルと、前記ノズル開口に連通し前記造形材料が流れる流路を加熱する第1加熱部と、少なくとも一部が前記流路内に設けられ、前記流路の長手方向に沿った第1方向からみて、前記流路の面積よりも小さい面積を有する少なくとも1つの貫通孔が形成された部材と、を含み、前記第1加熱部は、前記流路外に設けられ、前記部材は、前記第1加熱部と接すること、および、前記部材は、前記流路内に設けられた第2加熱部と接すること、のうちの少なくとも一方を満たす、材料吐出装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
ノズル開口が形成され、前記造形材料を吐出するノズルと、
前記ノズル開口に連通し前記造形材料が流れる流路を加熱する第1加熱部と、
少なくとも一部が前記流路内に設けられ、前記流路の長手方向に沿った第1方向からみて、前記流路の面積よりも小さい面積を有する少なくとも1つの貫通孔が形成された部材と、
を含み、
前記第1加熱部は、前記流路外に設けられ、
前記部材は、前記第1加熱部と接すること、
および、
前記部材は、前記流路内に設けられた第2加熱部と接すること、
のうちの少なくとも一方を満たす、材料吐出装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記部材は、前記第2加熱部と接し、
前記貫通孔は、複数形成され、
前記第2加熱部は、複数の前記貫通孔のうちの第1貫通孔と第2貫通孔との間に設けられている、材料吐出装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記部材は、前記第2加熱部と接し、
前記第2加熱部の少なくとも一部は、前記第1方向における前記流路の中心軸と重なる、材料吐出装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記部材は、前記第2加熱部と接し、
前記第2加熱部の設定温度は、前記第1加熱部の設定温度よりも高い、材料吐出装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記部材は、前記第1方向からみて前記流路と重なる重なり部を有し、
前記貫通孔は、前記重なり部に、複数形成され、
前記第1方向からみて、前記重なり部の面積に対する前記貫通孔の面積の比は、前記重なり部の中心部の方が前記重なり部の外周部よりも小さい、材料吐出装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記部材には、前記第1方向からみて面積が前記ノズル開口よりも大きい前記貫通孔、および前記第1方向の長さがノズル先端部の長さよりも長い前記貫通孔のうちの少なくとも一方が形成されている、材料吐出装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記部材の熱伝導率は、前記流路を構成する部材の熱伝導率よりも高い、材料吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、材料吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
可塑化された材料を、材料吐出装置からステージに向けて吐出し、硬化させることによって三次元造形物を造形する三次元造形装置が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、三次元造形装置に用いられる造形材料供給装置であって、熱可塑性樹脂を含む材料を加熱して生成されたペースト状の造形材料をテーブルに向けて吐出するノズルと、ノズルを加熱するノズルヒーターと、を備えた造形材料供給装置が記載されている。ノズルヒーターによって、造形材料の温度を維持しながら吐出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-26509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような造形材料供給装置では、流路の壁面付近の造形材料の温度と、流路の中心付近の造形材料の温度とが、異なる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る材料吐出装置の一態様は、
材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
ノズル開口が形成され、前記造形材料を吐出するノズルと、
前記ノズル開口に連通し前記造形材料が流れる流路を加熱する第1加熱部と、
少なくとも一部が前記流路内に設けられ、前記流路の長手方向に沿った第1方向からみて、前記流路の面積よりも小さい面積を有する少なくとも1つの貫通孔が形成された部材と、
を含み、
前記第1加熱部は、前記流路外に設けられ、
前記部材は、前記第1加熱部と接すること、
および、
前記部材は、前記流路内に設けられた第2加熱部と接すること、
のうちの少なくとも一方を満たす。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る三次元造形装置を模式的に示す断面図。
第1実施形態に係る三次元造形装置のフラットスクリューを模式的に示す斜視図。
第1実施形態に係る三次元造形装置のバレルを模式的に示す平面図。
第1実施形態に係る三次元造形装置のノズルユニットを模式的に示す断面図。
第1実施形態に係る三次元造形装置の加熱促進部材を模式的に示す平面図。
第1実施形態に係る三次元造形装置の動作を説明するためのフローチャート。
第1実施形態に係る三次元造形装置の造形層形成処理を説明するための断面図。
第1実施形態の変形例に係る三次元造形装置の加熱促進部材を模式的に示す平面図。
第1実施形態の変形例に係る三次元造形装置の加熱促進部材を模式的に示す平面図。
第1実施形態の変形例に係る三次元造形装置の加熱促進部材を模式的に示す平面図。
第2実施形態に係る三次元造形装置のノズルユニットを模式的に示す断面図。
第2実施形態に係る三次元造形装置の加熱促進部材を模式的に示す平面図。
第2実施形態に係る三次元造形装置のノズルユニットを模式的に示す断面図。
第3実施形態の射出成形装置を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1. 第1実施形態
1.1. 三次元造形装置
1.1.1. 全体の構成
まず、第1実施形態に係る三次元造形装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る三次元造形装置100を模式的に示す断面図である。
【0010】
なお、図1では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を示している。X軸方向およびY軸方向は、例えば、水平方向である。Z軸方向は、例えば、鉛直方向である。X軸方向は、X軸に沿う一方の方向である+X軸方向と、X軸に沿う他方の方向である-X軸方向と、を含む。Y軸方向は、Y軸に沿う一方の方向である+Y軸方向と、Y軸に沿う他方の方向である-Y軸方向と、を含む。Z軸方向は、Z軸に沿う一方の方向である+Z軸方向と、Z軸に沿う他方の方向である-Z軸方向と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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