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公開番号2025005648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105905
出願日2023-06-28
発明の名称缶容器、及び、缶容器の製造方法
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類B65D 25/20 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】人に対する安全性を高めることができる印刷画像を有する缶容器を提供する。
【解決手段】本発明の第1の態様においては、筒状の缶体110と、缶体の外周面に形成され、電子線硬化樹脂および色素材料を含むEB画像層120と、を備える、缶容器10を提供する。第2の態様においては、筒状の缶体の外周面に、電子線硬化樹脂と色素材料とを含むインク組成物を印刷するEB印刷工程と、インク組成物に電子線を照射して硬化させ、缶体の外周面にEB画像層を形成するEB画像形成工程と、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の缶体と、
前記缶体の外周面に形成され、電子線硬化樹脂および色素材料を含むEB画像層と、
を備える、缶容器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記EB画像層は、前記缶体の外周面の一部にのみ形成される、
請求項1に記載の缶容器。
【請求項3】
前記缶体は、一端が縮径された縮径部と、缶胴部とを有し、
前記EB画像層は、少なくとも前記縮径部の外周面に設けられる、
請求項1に記載の缶容器。
【請求項4】
前記EB画像層の厚みは0.5~20μmである、
請求項1に記載の缶容器。
【請求項5】
前記EB画像層は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリレート、シリコンアクリレート、メラミンアクリレート、及び、ポリエーテルアクリレートから選択されるオリゴマーが重合された樹脂を含む、
請求項1に記載の缶容器。
【請求項6】
前記缶体の外周面に形成され、電子線硬化樹脂を含むEB被覆層を備える、
請求項1から5のいずれか1項に記載の缶容器。
【請求項7】
前記缶体は、缶本体と、前記缶本体の内面及び/又は外面を覆う樹脂フィルムとを有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の缶容器。
【請求項8】
筒状の缶体の外周面に、電子線硬化樹脂と色素材料とを含むインク組成物を印刷するEB印刷工程と、
前記インク組成物に電子線を照射して硬化させ、前記缶体の外周面にEB画像層を形成するEB画像形成工程と、
を備える缶容器の製造方法。
【請求項9】
前記EB印刷工程を、インクジェット印刷により前記インク組成物を、前記筒状の缶体の外周面に印刷することにより行う、
請求項8に記載の缶容器の製造方法。
【請求項10】
前記筒状の缶体を、インクジェット印刷による前記EB印刷工程と、有版印刷によるEB印刷工程と、の両方に供給する缶体供給工程、
を備える請求項9に記載の缶容器の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、缶容器、及び、缶容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
飲料用缶などの缶容器において、缶体の外面に画像を形成することが知られている。例えば、特許文献1には「筒状の缶体の開口部を縮径する縮径工程と、前記縮径工程による縮径が行われた後の缶体の外面に対して画像を形成する画像形成工程と、を備える飲料用缶の製造方法。(請求項1)」が記載されている。引用文献2には有機樹脂被覆金属板の製造方法が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2019-025521号公報
[特許文献2] 特開2004-25640号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、缶体とEB画像層とを備える缶容器を提供する。缶体は、筒状であってよい。EB画像層は、缶体の外周面に形成され、電子線硬化樹脂および色素材料を含むものであってよい。
【0004】
上記において、EB画像層は、缶体の外周面の一部にのみ形成されるものであってよい。
【0005】
上記において、缶体は、一端が縮径された縮径部と、缶胴部とを有するものであって良い。EB画像層は、少なくとも縮径部の外周面に設けられるものであってよい。
【0006】
上記において、EB画像層の厚みは0.1~50μm、好ましくは0.5~20μm、より好ましくは1~10μmであってよい。
【0007】
上記において、EB画像層は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリレート、シリコンアクリレート、メラミンアクリレート、及び、ポリエーテルアクリレートから選択されるオリゴマーが重合された樹脂を含むものであってよい。
【0008】
上記において、缶容器は、EB被覆層を備えてよい。EB被覆層は、缶体の外周面に形成され、電子線硬化樹脂を含んでよい。
【0009】
上記において、缶体は、缶本体と、缶本体の内面及び/又は外面を覆う樹脂フィルムとを有してよい。
【0010】
本発明の第2の態様においては、EB印刷工程と、EB画像形成工程とを備える缶容器の製造方法を提供する。EB印刷工程において、筒状の缶体の外周面に、電子線硬化樹脂と色素材料とを含むインク組成物を印刷してよい。EB画像形成工程において、インク組成物に電子線を照射して硬化させ、缶体の外周面にEB画像層を形成してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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