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公開番号
2025005610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105845
出願日
2023-06-28
発明の名称
薬剤揮散装置
出願人
大日本除蟲菊株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61L
9/12 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】内側容器に対し外側容器を相対移動させる際の操作性を向上させた薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体2と、薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配される外側容器4とを備えた薬剤揮散装置1Aであって、内側容器3は、押力が加えられる押部32と、内側周面開口部21とを有し、外側容器4は、内側周面開口部21に対応する外側周面開口部51を有し、押部32に加えられる押力が作用する方向に沿って内側容器3に対し外側容器4を相対移動させたとき、内側周面開口部21及び外側周面開口部51が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通する揮散状態と、内側周面開口部21及び外側周面開口部51が完全に重ならない状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、押力が加えられる押部と、内側開口部とを有し、
前記外側容器は、前記内側開口部に対応する外側開口部を有し、
前記押部に加えられる前記押力が作用する方向に沿って前記内側容器に対し前記外側容器が相対移動可能に構成されており、
前記内側容器に対し前記外側容器を相対移動させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記押部を形成する押釦と、
前記押釦に加えられる前記押力を、前記内側容器に対し前記外側容器を相対移動させる駆動力に変換するレバー部材と、
を備える請求項1に記載の薬剤揮散装置。
【請求項3】
前記内側開口部は、前記内側容器の底部に形成される内側底面開口部を含み、
前記揮散状態のときに、前記内側容器の内部から前記内側底面開口部を介して前記外側容器の外部へと通じる底部流路が形成され、
前記非揮散状態のときに、前記底部流路が前記外側容器によって遮断されるように構成される請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項4】
前記内側容器に対する前記外側容器の相対位置を無段階で調整しながら保持する保持手段をさらに備える請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項5】
前記内側容器及び前記外側容器は、互いに外装色が異なるように配色される請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、薬剤揮散体を収容する内側容器と、内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、芳香剤、消臭剤、忌避剤、殺虫剤等の揮散性薬剤を揮散させるために、薬剤揮散装置が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には、通気孔を有する内箱と、通気調節孔を有する外箱と、内箱に収納される揮散性薬剤(芳香消臭剤)とを備え、内箱に外箱をスライド可能に装着し、内箱に対し外箱をスライドさせて通気孔と通気調節孔とを連通状態にすることにより、通気孔及び通気調節孔を介して芳香消臭剤を外気に揮散させるようにした薬剤揮散装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭55-131748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の薬剤揮散装置において、内箱に対し外箱をスライドさせる際には、例えば、内箱を左手で持ち、外箱を右手で持ち、内箱に対し外箱を相対移動させるように操作する。このように、特許文献1の薬剤揮散装置では、両手を用いなければ、内箱に対し外箱を相対移動させることができず、内箱に対し外箱を相対移動させる際の操作性に関し改良の余地があるといえる。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、内側容器に対し外側容器を相対移動させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、内側容器に対し外側容器を相対移動させる際の操作性を向上させた薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明に係る薬剤揮散装置の特徴構成は、
揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、押力が加えられる押部と、内側開口部とを有し、
前記外側容器は、前記内側開口部に対応する外側開口部を有し、
前記押部に加えられる前記押力が作用する方向に沿って前記内側容器に対し前記外側容器が相対移動可能に構成されており、
前記内側容器に対し前記外側容器を相対移動させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成されることにある。
【0008】
本構成の薬剤揮散装置によれば、内側容器は、押力が加えられる押部を有し、押部に加えられる押力が作用する方向に沿って内側容器に対し外側容器が相対移動可能に構成される。そして、内側容器に対し外側容器を相対移動させることにより、内側開口部及び外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部及び外側開口部が完全に重ならない状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とが切り替えられる。このように、内側容器に対し外側容器を相対移動させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、例えば、人差し指で押部を押さえながら、親指と中指とで外側容器を掴み、人差し指で押部に押力を加えて反力をとりつつ、押部に加えられる押力が作用する方向と反対方向に親指と中指とからの力を外側容器に作用させることにより、内側容器に対し外側容器を相対移動させる操作を片手で行うことができる。従って、両手を用いなければ、内側容器(内箱)に対し外側容器(外箱)を相対移動させることができなかった従来の薬剤揮散装置(特許文献1)よりも、内側容器に対し外側容器を相対移動させる際の操作性を向上させることができる。
【0009】
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記押部を形成する押釦と、
前記押釦に加えられる前記押力を、前記内側容器に対し前記外側容器を相対移動させる駆動力に変換するレバー部材と、
を備えることが好ましい。
【0010】
本構成の薬剤揮散装置によれば、押部を形成する押釦に加えられる押力が、レバー部材によって、内側容器に対し外側容器を相対移動させる駆動力に変換される。これにより、押釦を押すだけのワンタッチ操作で内側容器に対し外側容器を相対移動させることができるので、操作性をより向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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