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公開番号2025005073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105078
出願日2023-06-27
発明の名称チャック装置および外側継手部材の製造方法
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人
主分類B23B 31/02 20060101AFI20250108BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】 チャック本体の芯出し部と対向配置された芯押し部をなくし、外側継手部材を片持ち状態で把持する。
【解決手段】 等速自在継手を構成し、かつ軸方向に延びるトラック溝18が内周面19の円周方向複数箇所に形成されたカップ状の外側継手部材11を加工する際に、チャック装置で当該外側継手部材を芯出し把持する。このチャック装置は、チャック本体31の先端側に設けられ、トラック溝18の奥側部位に係合する固定ピン33と、チャック本体31の固定ピン手前側に設けられ、トラック溝18の開口側部位に係合する可動ピン34と、クランプ時に可動ピン34を径方向外側へ突出させるクランプ機構35と、アンクランプ時に可動ピン34を径方向内側へ退入させるアンクランプ機構36とを具備する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
等速自在継手を構成し、かつ軸方向に延びるトラック溝が内周面の円周方向複数箇所に形成されたカップ状の外側継手部材を加工する際に、当該外側継手部材を芯出し把持するチャック装置であって、
チャック本体の先端側に設けられ、前記トラック溝の奥側部位に係合する固定ピンと、前記チャック本体の固定ピン手前側に設けられ、前記トラック溝の開口側部位に係合する可動ピンと、クランプ時に前記可動ピンを径方向外側へ突出させるクランプ機構と、アンクランプ時に前記可動ピンを径方向内側へ退入させるアンクランプ機構とを具備したことを特徴とするチャック装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記クランプ機構は、前記チャック本体に軸方向移動可能に配置されたロッドと、チャック本体に径方向移動可能に配置された前記可動ピンとを備え、前記ロッドのテーパ面と可動ピンのテーパ面との当接により、ロッドの軸方向移動で可動ピンを径方向外側へ突出可能とした請求項1に記載のチャック装置。
【請求項3】
前記アンクランプ機構は、前記チャック本体に軸方向移動可能に配置されたロッドと、前記可動ピンに係止した状態でチャック本体に回動可能に配置されたカムとを備え、前記ロッドのテーパ面と前記カムとの当接により、ロッドの軸方向移動に伴うカムの回動で可動ピンを径方向内側へ退入可能とした請求項1に記載のチャック装置。
【請求項4】
等速自在継手を構成し、かつ軸方向に延びるトラック溝が内周面の円周方向複数箇所に形成されたカップ状の外側継手部材を製造する方法であって、
チャック本体の先端側に設けられ、前記トラック溝の奥側部位に係合する固定ピンと、前記チャック本体の固定ピン手前側に設けられ、前記トラック溝の開口側部位に係合する可動ピンと、クランプ時に前記可動ピンを径方向外側へ突出させるクランプ機構と、アンクランプ時に前記可動ピンを径方向内側へ退入させるアンクランプ機構とを具備するチャック装置により、前記外側継手部材を芯出し把持して前記外側継手部材を加工することを特徴とする外側継手部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、等速自在継手を構成する外側継手部材の製造工程で、外側継手部材を芯出し把持するためのチャック装置、および外側継手部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 950 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動車や各種産業機械の動力伝達系に使用され、特に、自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手には、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手の二種がある。
【0003】
これら二種の等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。
【0004】
自動車のエンジンから車輪に動力を伝達するドライブシャフトは、エンジンと車輪との相対的位置関係の変化による角度変位と軸方向変位に対応する必要がある。
【0005】
そのため、ドライブシャフトは、一般的に、軸方向変位および角度変位の両方を許容する摺動式等速自在継手をエンジン側(インボード側)に、角度変位のみを許容する固定式等速自在継手を車輪側(アウトボード側)に装備し、両者の等速自在継手をシャフトで連結した構造をなす。
【0006】
ドライブシャフトを構成する等速自在継手の主要部は、外側継手部材、内側継手部材、ボールおよびケージで構成されている。外側継手部材は、内側継手部材、ボールおよびケージを収容したマウス部と、マウス部から軸方向に延びるステム部とからなる。
【0007】
等速自在継手を構成する外側継手部材のマウス部は、一端が開口したカップ状をなし、軸方向に延びるトラック溝が内周面の円周方向複数箇所に形成されている。
【0008】
外側継手部材は、中実の棒状素材(バー材)を鍛造加工やしごき加工などの冷間塑性加工、切削、研削加工などの機械加工や熱処理を施すことにより製造される。
【0009】
外側継手部材の製造における切削加工工程では、例えば、特許文献1で開示されたチャック装置により、外側継手部材を芯出し把持した状態で外側継手部材の外周面および端面を切削加工するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2014-233782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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