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公開番号
2025012798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115909
出願日
2023-07-14
発明の名称
電動オイルポンプ、および電動オイルポンプの制御方法
出願人
NTN株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H02P
29/00 20160101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータの回転速度をスムーズに制御する。
【解決手段】制御装置18は、上位コントローラ30から第1指令値を第1周期毎に受信する。制御装置18は、今回の第1指令値を受信したときに、該今回の第1指令値と、前回の第1指令値との差分値を所定値で除算することに基づいて、第2指令値を算出する。所定値は、第1周期を第1周期よりも短い第2周期で除算することにより予め定められる値である。制御装置18は、第2指令値に基づいたモータ制御を、第1周期よりも短い第2周期毎に実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ポンプ部と、
前記ポンプ部を駆動するモータと、
前記モータの制御であるモータ制御を実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
上位コントローラから第1指令値を第1周期毎に受信し、
今回の第1指令値を受信したときに、該今回の第1指令値と、前回の第1指令値との差分値を所定値で除算することに基づいて、第2指令値を算出し、
前記所定値は、前記第1周期を該第1周期よりも短い第2周期で除算することにより予め定められる値であり、
前記制御装置は、さらに、
前記第2指令値に基づいたモータ制御を、前記第2周期毎に実行する、電動オイルポンプ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第2周期は、前記制御装置に含まれるマイコンの制御周期である、請求項1に記載の電動オイルポンプ。
【請求項3】
前記電動オイルポンプは、メモリを有し、
前記制御装置は、
前記第2周期毎に、前記上位コントローラから前記今回の第1指令値を受信したか否かを判断し、
前記今回の第1指令値を受信したと判断したときに、第1処理を実行し、
前記今回の第1指令値を受信していないと判断したときに、第2処理を実行し、
前記第1処理は、
前記差分値を前記所定値で除算した除算値を算出する除算処理と、
前記除算値を前記メモリに記憶させる記憶処理と、
前記前回の第1指令値に前記除算値を加算することにより第2指令値を算出する第1算出処理とを含み、
前記第2処理は、
前記メモリに記憶されている前記除算値を読出す読出処理と、
前記第1算出処理において算出された第2指令値に前記除算値を加算することにより第2指令値を算出する第2算出処理とを含み、
前記モータ制御は、前記第1算出処理により算出された第2指令値に基づいた制御と、前記第2算出処理により算出された第2指令値に基づいた制御とを有する、請求項2に記載の電動オイルポンプ。
【請求項4】
前記電動オイルポンプは、メモリを有し、
前記制御装置は、
前記上位コントローラから前記今回の第1指令値を受信する毎に、該第1指令値を前記メモリに記憶させ、
前記メモリから、該記憶された前記今回の第1指令値を、前記前回の第1指令値として取得する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電動オイルポンプ。
【請求項5】
前記上位コントローラは、CAN(Controller Area Network)通信により、前記第1指令値を前記制御装置に送信する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電動オイルポンプ。
【請求項6】
前記上位コントローラは、LIN(Local Interconnect Network)通信により、前記第1指令値を前記制御装置に送信する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電動オイルポンプ。
【請求項7】
前記上位コントローラは、PWM(Pulse Width Modulation)通信により、前記第1指令値を前記制御装置に送信する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電動オイルポンプ。
【請求項8】
電動オイルポンプの制御方法であって、
前記電動オイルポンプは、
ポンプ部と、
前記ポンプ部を駆動するモータとを備え、
前記制御方法は、
上位コントローラから第1指令値を第1周期毎に受信することと、
第1指令値を今回受信したときに、該今回受信した第1指令値と、前回受信した第1指令値との差分値を所定値で除算することにより、第2指令値を算出することとを備え、
前記所定値は、前記第1周期を該第1周期よりも短い第2周期で除算することにより予め定められる値であり、
前記制御方法は、さらに、
前記第2指令値に基づいたモータ制御を、前記第2周期毎に実行することを備える、制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動オイルポンプ、および電動オイルポンプの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2018-013209号公報(特許文献1)には、電動オイルポンプ装置が開示されている。この電動オイルポンプ装置は、たとえば、オートマチックトランスミッションギヤなどの油圧作動機器に対して油圧を供給する。電動オイルポンプの制御装置は、上位コントローラからの指令値を一定の周期(以下、「通信周期」とも称される。)毎に取得する。指令値は、たとえば、回転数、トルク、電流などである。そして、電動オイルポンプは、該指令値を取得する毎に、モータの回転数の該指令値に基づいたフィードバック制御を実行する。電動オイルポンプは、このフィードバック制御を実行することでオイルの流量および圧力を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-013209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の電動オイルポンプ装置においては、制御装置のフィードバック制御の制御周期は、上記の通信周期に依存してしまう。したがって、制御装置の制御周期が該通信周期よりも短い場合であっても、制御装置は該通信周期でのフィードバック制御を実行することになり、モータの制御の追従性を向上させることができないという問題が生じ得る。
【0005】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、モータの制御の追従性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動オイルポンプは、ポンプ部と、ポンプ部を駆動するモータと、モータの制御であるモータ制御を実行する制御装置とを備える。制御装置は、上位コントローラから第1指令値を第1周期毎に受信する。また、制御装置は、今回の第1指令値を受信したときに、該今回の第1指令値と、前回の第1指令値との差分値を所定値で除算することに基づいて、第2指令値を算出する。所定値は、第1周期を第1周期よりも短い第2周期で除算することにより予め定められる値である。そして、制御装置は、第2指令値に基づいたモータ制御を、第2周期毎に実行する。
【0007】
本開示の制御方法は、電動オイルポンプの制御方法である。電動オイルポンプは、ポンプ部と、ポンプ部を駆動するモータとを備える。制御方法は、上位コントローラから第1指令値を第1周期毎に受信することを備える。また、制御方法は、第1指令値を今回受信したときに、該今回受信した第1指令値と、前回受信した第1指令値との差分値を所定値で除算することにより、第2指令値を算出することを備える。所定値は、第1周期を第1周期よりも短い第2周期で除算することにより予め定められる値である。そして、制御方法は、第2指令値に基づいたモータ制御を、第2周期毎に実行することを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、モータの制御の追従性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態のオイルポンプシステムの構成を示すブロック図である。
マイコンのハードウェア構成例である。
制御装置の構成を示す図である。
生成部の処理の流れを示すフローチャートである。
比較例の指令回転速度などを説明するための図である。
本実施形態の指令回転速度などを説明するための図である。
本実施形態の指令回転速度などを説明するための図である。
本開示に係る電動オイルポンプの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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