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公開番号
2024176724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095488
出願日
2023-06-09
発明の名称
ころ軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
33/34 20060101AFI20241212BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受部品の組み込み傷を防止すると共に製造コストの低減を図ることができるころ軸受を提供する。
【解決手段】ころ軸受は、内輪と、外輪と、これら内輪と外輪との間に介在する複数のころと、これらころを保持する保持器とを備える。内輪と外輪のいずれか一方と複数のころ3および保持器の組立品が、内輪と外輪のいずれか他方に対し軸方向に分離可能である。各ころ3の面取り7を丸面取りとする。且つ、面取り7の軸方向面取り寸法(C)をころ面取りR寸法以下としてころ面取り面7aところ外周面3aとを滑らかに繋ぐ。軸方向面取り寸法(C)=0.5~1.0×ころ面取りR寸法である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数のころと、これらころを保持する保持器とを備え、前記内輪と前記外輪のいずれか一方と前記複数のころおよび前記保持器の組立品が、前記内輪と前記外輪のいずれか他方に対し軸方向に分離可能なころ軸受であって、
前記各ころのころ外周面ところ端面との間の面取りを丸面取りとし、且つ、前記面取りの軸方向面取り寸法(C)をころ面取りR寸法以下としてころ面取り面と前記ころ外周面とを滑らかに繋ぐ、ころ軸受。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のころ軸受において、前記軸方向面取り寸法(C)=0.5~1.0×ころ面取りR寸法である、ころ軸受。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のころ軸受において、前記ころ、前記内輪、および前記外輪の少なくともいずれか一つに表面処理が施されているころ軸受。
【請求項4】
請求項3に記載のころ軸受において、前記表面処理は、DLC皮膜または黒染めであるころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内輪または外輪が分離するころ軸受に関し、例えば、産業機械用及び
鉄道車両用のモータ等に適用される技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受を、使用される機械に組み込み易くするため、内輪または外輪が分離するタイプの軸受がある。この軸受として、例えば、円筒ころ軸受、円すいころ軸受等がある。内輪が分離することにより、内・外輪一体型に比べて内輪を軸へ「焼き嵌め」するのが容易になる。同様に外輪が分離することにより、内・外輪一体型に比べて内輪組立品を軸へ「焼き嵌め」するのが容易になる。
【0003】
この分離するタイプの内輪または外輪を組み込む際には、特に内輪または外輪の軌道面に傷がつく可能性がある。このため、内輪または外輪の相対的な傾きをなくすことに対して細心の注意が必要である。
内輪または外輪の相対的な傾きが発生した場合には、ころ面取り面と外径面の境目にあるエッジ部が内輪または外輪の軌道面と干渉してしまい、内輪または外輪の軌道面に傷が発生する恐れがある。
【0004】
この対策のため、内輪または外輪の相対的な傾きを抑制するため「組立治具」を使用している(例えば、特許文献1)。
また、内輪または外輪の相対的な傾きを抑制するため「保持器を特殊な形状」にしているものもある。(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-188590号公報
特開2015-98901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の「組立治具」を使用する対策では別途この部品を準備する必要があり非効率的である。「保持器を特殊な形状」とする対策では、保持器の形状が複雑になる。このため、軸受の製造コストが増加する恐れがある。
図9のように、軸受を機械に組み込んだ後に内輪50または外輪51が傾いた状態で軸方向C1に移動させる場合がある。この場合、図10および図11のように、内輪50の軌道面または外輪51の軌道面(図示せず)に傷がつく可能性がある。
このように軸受を組み込んだ後に内輪または外輪が傾く場合には、従来の傾かない様な組み込みをしても内輪または外輪の軌道面およびころ転動面に傷がつく恐れがある。
【0007】
本発明の目的は、軸受部品の組み込み傷を防止すると共に製造コストの低減を図ることができるころ軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のころ軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数のころと、これらころを保持する保持器とを備え、前記内輪と前記外輪のいずれか一方と前記複数のころおよび前記保持器の組立品が、前記内輪と前記外輪のいずれか他方に対し軸方向に分離可能なころ軸受であって、
前記各ころのころ外周面ところ端面との間の面取りを丸面取りとし、且つ、前記面取りの軸方向面取り寸法(C)をころ面取りR寸法(R)以下としてころ面取り面と前記ころ外周面とを滑らかに繋ぐ。
前記「ころ」は、円筒ころ、針状ころ、または円すいころである。
【0009】
この構成によると、各ころの丸面取りの軸方向面取り寸法(C)をころ面取りR寸法(R)以下としてころ面取り面ところ外周面とを滑らかに繋ぐ。このため、ころ面取り面ところ外周面との境目に急峻なエッジができることを抑制することが可能となる。これにより、軸受を機械に組み込むとき、または軸受の組み込み後軸受を軸方向に移動させるとき、内・外輪軌道面のエッジ部に応力集中が生じることを防止し得る。したがって、従来の組立治具または特殊な保持器形状等を使用することなく、軸受部品である内外輪の軌道面の組み込み傷を防止し得る。よって、軸受部品の組み込み傷を防止すると共に製造コストの低減を図ることができる。
【0010】
前記軸方向面取り寸法(C)=0.5~1.0×ころ面取りR寸法であってもよい。軸方向面取り寸法(C)が0.5×ころ面取りR寸法未満の場合、ころ面取り面ところ外周面との境目に急峻なエッジができる恐れがある。また軸方向面取り寸法(C)が1.0×ころ面取りR寸法を超えると、同様にころ面取り面ところ外周面との境目に急峻なエッジができる恐れがある。
(【0011】以降は省略されています)
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