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公開番号
2025004985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104935
出願日
2023-06-27
発明の名称
蓄電システム
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人みのり特許事務所
主分類
H02J
7/02 20160101AFI20250108BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】蓄電池間の電位差が解消していなくても負荷装置へ向けて蓄電池の放電電力を供給することが可能な蓄電システムを提供する。
【解決手段】蓄電システム10Aの制御部12は、(1)充電を行うべき状況にあり、かつ蓄電池ユニット20a,20bに含まれる蓄電池22a,22bの電位差が予め定められた閾値よりも大きい場合に、低電位側の蓄電池(例えば、22a)に接続されたリレー21aのみをオン状態として該蓄電池22aを充電する第1電位差解消制御と、(2)充電を行うべきではない状況にあり、かつ電位差が閾値よりも大きい場合に、高電位側の蓄電池(例えば、22b)に接続されたリレー21bのみをオン状態として該蓄電池22bを放電させる第2電位差解消制御と、(3)電位差が閾値未満である場合に、リレー21a,21bをオン状態として蓄電池22a,22bを充電する、または放電させる通常時制御とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パワーコンディショナと、前記パワーコンディショナに接続された2つの蓄電池ユニットと、前記2つの蓄電池ユニットおよび前記パワーコンディショナを制御する制御部とを備えた蓄電システムであって、
前記2つの蓄電池ユニットは、それぞれリレーおよび該リレーを介して前記パワーコンディショナに接続された蓄電池を含み、
前記制御部は、(1)前記蓄電池の充電を行うべき状況にあり、かつ前記2つの蓄電池ユニットに含まれる2つの蓄電池の電位差が予め定められた閾値よりも大きい場合に、低電位側の蓄電池に接続されたリレーのみをオン状態として該蓄電池を充電する第1電位差解消制御と、(2)前記蓄電池の充電を行うべきではない状況にあり、かつ前記電位差が前記閾値よりも大きい場合に、高電位側の蓄電池に接続されたリレーのみをオン状態として該蓄電池を放電させる第2電位差解消制御と、(3)前記電位差が前記閾値未満である場合に、両方のリレーをオン状態として両方の蓄電池を充電する、または放電させる通常時制御とを実行するよう構成されている
ことを特徴とする蓄電システム。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記制御部は、(4)前記第1電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、低電位側の蓄電池に接続されたリレーをオフ状態とした後に高電位側の蓄電池に接続されたリレーをオン状態として高電位側の蓄電池を放電させる第1停電時制御と、(5)前記第2電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、そのまま高電位側の蓄電池を放電させる第2停電時制御とをさらに実行するよう構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項3】
前記制御部は、(6)前記第1および第2停電時制御の最中に前記電位差が前記閾値未満となった場合に、両方のリレーをオン状態として両方の蓄電池を放電させる通常時制御をさらに実行するよう構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の蓄電システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記パワーコンディショナの一部である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項5】
前記2つの蓄電池ユニットのそれぞれは、蓄電池管理部をさらに含み、
前記制御部は、前記蓄電池管理部から前記蓄電池の電位に関する情報を取得する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項6】
前記2つの蓄電池ユニットのそれぞれは、蓄電池管理部をさらに含み、
前記制御部は、前記蓄電池管理部を介して前記リレーをオン/オフさせる
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの蓄電池ユニットを備えた蓄電システムであって、特に、2つの蓄電池ユニットのうちの1つが増設されたものである蓄電システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、停電時に重要な負荷に必要な電力を供給する蓄電システムが知られている。このような蓄電システムの中には、蓄電池を増設することにより容量を拡張することが可能となっているものがある(例えば、特許文献1参照)。また、蓄電池の増設が可能な蓄電システムの中には、既設の蓄電池の電位と増設した蓄電池の電位との差に応じた大電流が蓄電池間に流れないように、増設作業後の起動時に低電位側の蓄電池のみに対して充電を行う電位差解消機能を備えたものがある。
【0003】
ここで、増設前に既設の蓄電池の電位と増設する蓄電池の電位とを揃えておくことは非常に難しい。既設の蓄電池の電位は、システムの運転状況に応じて刻一刻と変化し、増設する蓄電池の電位も、自然放電等により刻一刻と変化するからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5279147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の蓄電システムは、出願人の知る限り、電位差解消機能による電位差の解消が完了するまでの間、蓄電池を放電させて負荷装置に電力を供給することができなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、蓄電池間の電位差が解消していなくても負荷装置に向けて蓄電池の放電電力を供給することが可能な蓄電システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る蓄電システムは、パワーコンディショナと、パワーコンディショナに接続された2つの蓄電池ユニットと、2つの蓄電池ユニットおよびパワーコンディショナを制御する制御部とを備えたものであって、2つの蓄電池ユニットは、それぞれリレーおよび該リレーを介してパワーコンディショナに接続された蓄電池を含み、制御部は、(1)蓄電池の充電を行うべき状況にあり、かつ2つの蓄電池ユニットに含まれる2つの蓄電池の電位差が予め定められた閾値よりも大きい場合に、低電位側の蓄電池に接続されたリレーのみをオン状態として該蓄電池を充電する第1電位差解消制御と、(2)蓄電池の充電を行うべきではない状況にあり、かつ電位差が閾値よりも大きい場合に、高電位側の蓄電池に接続されたリレーのみをオン状態として該蓄電池を放電させる第2電位差解消制御と、(3)電位差が閾値未満である場合に、両方のリレーをオン状態として両方の蓄電池を充電する、または放電させる通常時制御とを実行するよう構成されている、との構成を有している。
【0008】
上記蓄電システムは、充電を行うべき状況では低電位側の蓄電池を充電する第1電位差解消制御により電位差を解消し、充電を行うべきではない状況では高電位側の蓄電池を放電させる第2電位差解消制御により電位差を解消するよう構成されている。つまり、この蓄電システムでは、電位差を解消するための手段が低電位側の蓄電池の充電に限定されていない。このため、この蓄電システムによれば、蓄電池間の電位差が解消していなくても、系統連系時において負荷装置へ放電電力を供給でき、停電が起こった場合も同様に、負荷装置へ放電電力を供給することができる。
【0009】
上記蓄電システムの制御部は、(4)第1電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、低電位側の蓄電池に接続されたリレーをオフ状態とした後に高電位側の蓄電池に接続されたリレーをオン状態として高電位側の蓄電池を放電させる第1停電時制御と、(5)第2電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、そのまま高電位側の蓄電池を放電させる第2停電時制御とをさらに実行するよう構成されていることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、第1電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、高電位側の蓄電池の放電を開始することができる。また、この構成によれば、第2電位差解消制御の最中に停電が発生した場合に、途切れることなく高電位側の蓄電池の放電を継続することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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