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公開番号
2025006543
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107404
出願日
2023-06-29
発明の名称
電解コンデンサ用セパレータおよび電解コンデンサ
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
H01G
9/02 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高音質かつ静電気に起因する不良を抑えることができる電解コンデンサ用セパレータおよび電解コンデンサを提供する。
【解決手段】電解コンデンサ1は、コンデンサ素子2と、外装ケース3と、封口体4とを備えている。コンデンサ素子2は、陽極と、陰極と、電解コンデンサ用セパレータとを有する。電解コンデンサ用セパレータは、陽極と陰極との間に配置される。電解コンデンサ用セパレータにセラミック粉末と動物繊維粉末とが含有されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
陽極と陰極との間に配置される電解コンデンサ用セパレータであり、
電解コンデンサ用電解紙にセラミック粉末と動物繊維粉末とが含有されていることを特徴とする電解コンデンサ用セパレータ。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記セラミック粉末はガラス粉末であり、
前記動物繊維粉末はシルク粉末である
ことを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ用セパレータ。
【請求項3】
前記セラミック粉末の含有量は、前記電解コンデンサ用電解紙に対し0.01重量%以上30.0重量%以下であり、
前記動物繊維粉末の含有量は、前記電解コンデンサ用電解紙に対し0.05重量%以上6.0重量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電解コンデンサ用セパレータ。
【請求項4】
前記セラミック粉末および前記動物繊維粉末は、前記電解コンデンサ用電解紙の表面部に存在することを特徴とする請求項1または2に記載の電解コンデンサ用セパレータ。
【請求項5】
陽極および陰極が請求項1または2に記載の電解コンデンサ用セパレータを介して巻回されたコンデンサ素子と、
前記コンデンサ素子が収納される外装ケースと、
前記外装ケースの開口部を封口する封口体と
を備えていることを特徴とする電解コンデンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解コンデンサに用いられるセパレータおよび電解コンデンサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
オーディオ機器などに使用する電解コンデンサとして、高音質が得られる音響用電解コンデンサが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の電解コンデンサには、セパレータとしてガラス粉末が塗布された電解紙が用いられている。これにより高音質が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-96761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電解コンデンサは、外装ケースと、外装ケースに収納されたコンデンサ素子とを有する。コンデンサ素子は、陽極と陰極がセパレータを介して巻回されることにより作製される。本願発明者らの研究から、特許文献1に記載の電解コンデンサに用いられるコンデンサ素子は、巻き取り時にセパレータに静電気が発生することにより異物が付着する可能性があることが分かった。セパレータに異物が付着した場合、電解コンデンサの品質不良を引き起こす可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、高音質かつ静電気に起因する不良の発生を抑えることのできる電解コンデンサ用セパレータおよび電解コンデンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明者らが研究した結果、以下の構成とすることにより、音響用電解コンデンサの品質不良を抑制することができることが分かった。
【0007】
本明細書で開示される電解コンデンサ用セパレータは、陽極と陰極との間に配置される電解コンデンサ用セパレータであり、電解コンデンサ用電解紙にセラミック粉末と動物繊維粉末とが含有されている。
【0008】
上記構成により、コンデンサ素子の巻き取り時にセパレータに静電気が発生しにくくなることが分かった。静電気が発生しにくいため、セパレータに異物が付着しにくい。そのためオーディオ機器用の電解コンデンサとして、高音質かつ静電気に起因する不良の発生を抑えられることが分かった。
また、異物が付着しにくいセパレータを用いた電解コンデンサにより、以下の効果が得られる。
電解コンデンサに過電圧が印加された際、故障しにくい。また、電解コンデンサ内部でのショートの発生が抑制される。
【0009】
上記構成において、セラミック粉末はガラス粉末であり、動物繊維粉末はシルク粉末が好ましい。
【0010】
上記構成において、前記セラミック粉末の含有量は、前記コンデンサ用電解紙に対し0.01重量%以上30.0重量%以下であり、前記動物繊維粉末の含有量は、前記コンデンサ用電解紙に対し0.05重量%以上6.0重量%以下であることが好ましい。この含有量である場合、電解紙に一種類の粉末(例えば、従来のガラス粉末)が塗工されている場合に比べ、セパレータに静電気が発生しにくい。そのため高音質かつ静電気に起因する不良の発生を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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