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公開番号
2025012344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115109
出願日
2023-07-13
発明の名称
電動車用充放電装置
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人みのり特許事務所
主分類
H02J
7/35 20060101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電動車の駆動用バッテリを常に効率良く充放電させることが可能な電動車用充放電装置を提供する。
【解決手段】電動車用充放電装置10Aは、交流側入出力端において需要家内配電線101に接続される電力変換部20と、電力変換部20の直流側入出力端に接続された基端および電動車120に接続されるコネクタ51である先端を有するケーブル50と、制御部30Aとを備えている。制御部30Aは、少なくとも過去1週間分の、負荷装置111の消費電力に対する太陽光発電装置110の発電電力の不足量に相当する過去データを時間帯毎に記憶した記憶部31Aと、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯と同じ時間帯についての過去データおよび予め定められた第1閾値を使用した比較処理の結果に基づいて、コネクタ51に接続された電動車120内の給電路上に設けられたコンタクタ123を開閉させる接点制御部32Aとを含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
商用電力系統に接続された需要家内配電線を介して太陽光発電装置および負荷装置に接続して使用される電動車用充放電装置であって、
交流側入出力端および直流側入出力端を有し、前記交流側入出力端において前記需要家内配電線に接続される電力変換部と、
先端および基端を有し、前記基端が前記電力変換部の前記直流側入出力端に接続され、前記先端が電動車の充電口に係合するよう構成されたコネクタであるケーブルと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
少なくとも過去1週間分の、前記負荷装置の消費電力に対する前記太陽光発電装置の発電電力の不足量に相当する過去データを時間帯毎に記憶した記憶部と、
前記記憶部を参照し、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯と同じ時間帯についての前記過去データおよび予め定められた第1閾値を使用した比較処理の結果に基づいて、前記コネクタに接続された前記電動車内の給電路上に設けられた機械式接点を閉状態または開状態とする接点制御部と
を含む
ことを特徴とする電動車用充放電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記接点制御部は、前記比較処理の結果が前記機械式接点を開状態とすべき結果であったとしても、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯の両隣の時間帯についての前記過去データおよび前記第1閾値を使用した比較処理の結果が前記機械式接点を閉状態とすべき結果であった場合は、前記機械式接点を閉状態とする
ことを特徴とする請求項1に記載の電動車用充放電装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記機械式接点が閉状態とされているときに、前記商用電力系統への逆潮流が起こらないように前記電力変換部を作動させて前記電動車から前記負荷装置への電力の供給を行わせる電力変換制御部
をさらに含み、
前記電力変換制御部は、前記電動車から前記負荷装置に実際に供給される電力が予め定められた第2閾値を下回る場合に前記電力変換部を停止させる
ことを特徴とする請求項2に記載の電動車用充放電装置。
【請求項4】
商用電力系統に接続された需要家内配電線を介して太陽光発電装置および負荷装置に接続して使用される電動車用充放電装置であって、
交流側入出力端および直流側入出力端を有し、前記交流側入出力端において前記需要家内配電線に接続される電力変換部と、
先端および基端を有し、前記基端が前記電力変換部の前記直流側入出力端に接続され、前記先端が電動車の充電口に係合するよう構成されたコネクタであるケーブルと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
少なくとも過去1週間分の、前記負荷装置の消費電力に対する前記太陽光発電装置の発電電力の余剰量に相当する過去データを時間帯毎に記憶した記憶部と、
前記記憶部を参照し、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯と同じ時間帯についての前記過去データとおよび予め定められた第3閾値を使用した比較処理の結果に基づいて、前記コネクタに接続された前記電動車内の給電路上に設けられた機械式接点を閉状態または開状態とする接点制御部と
を含む
ことを特徴とする電動車用充放電装置。
【請求項5】
前記接点制御部は、前記比較処理の結果が前記機械式接点を開状態とすべき結果であったとしても、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯の両隣の時間帯についての前記過去データおよび前記第3閾値を使用した比較処理の結果が前記機械式接点を閉状態とすべき結果であった場合は、前記機械式接点を閉状態とする
ことを特徴とする請求項4に記載の電動車用充放電装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記機械式接点が閉状態とされているときに、前記電力変換部を作動させて前記太陽光発電装置から前記電動車への電力の供給を行わせる電力変換制御部
をさらに含み、
前記電力変換制御部は、前記太陽光発電装置から前記電動車に実際に供給される電力が予め定められた第4閾値を下回る場合に前記電力変換部を停止させる
ことを特徴とする請求項5に記載の電動車用充放電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商用電力系統に接続された需要家内配電線を介して太陽光発電装置および負荷装置に接続して使用される電動車用充放電装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車、プラグインハイブリッド車等の電動車は、V2H(Vehicle to Home)と呼ばれる電動車用充放電装置に接続可能な充電口と、この充電口にコンタクタを介して接続された大容量の駆動用バッテリとに加え、各部の電流・電圧等に基づいて駆動用バッテリの充放電およびコンタクタの開閉を制御する制御部(以下、「電動車側制御部」という)を備えている。このような電動車は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
電動車側制御部は、充電口に電動車用充放電装置のケーブルが接続されるとともに、コンタクタが閉状態となって電動車用充放電装置を構成する電力変換部(双方向型のAC/DCインバータ等)と駆動用バッテリとの間の給電路が形成されると、充放電を制御することができる状態となる。このとき、電動車側制御部の消費電力は、充放電を制御することができない状態よりも増加し、一例では200Whに達する。なお、電動車側制御部は、駆動用バッテリから電力の供給を受けて作動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6704799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、電動車側制御部は、動作時に駆動用バッテリに蓄えられた電力を消費する。このため、従来の電動車用充放電装置では、電動車が電動車用充放電装置および需要家内配電線を介して負荷装置にある程度まとまった量の電力を供給することができないとき(例えば、負荷装置の消費電力が少ないとき、または太陽光発電装置の発電電力が多いとき)に該駆動用バッテリを放電させた結果、駆動用バッテリの放電電力に占める電動車側制御部の消費電力の割合がかなり大きくなることがあった。
【0006】
また、従来の電動車用充放電装置では、太陽光発電装置が需要家内配電線および電動車用充放電装置を介して電動車にある程度まとまった量の電力を供給することができないとき(例えば、負荷装置の消費電力が多いとき、または太陽光発電装置の発電電力が少ないとき)に該駆動用バッテリを充電した結果、電動車に供給された電力の大部分(または全部)が電動車側制御部で消費されてしまうことがあった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、電動車の駆動用バッテリを常に効率良く充放電させることが可能な電動車用充放電装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の電動車用充放電装置は、商用電力系統に接続された需要家内配電線を介して太陽光発電装置および負荷装置に接続して使用される装置であって、交流側入出力端および直流側入出力端を有し、交流側入出力端において需要家内配電線に接続される電力変換部と、先端および基端を有し、基端が電力変換部の直流側入出力端に接続され、先端が電動車の充電口に係合するよう構成されたコネクタであるケーブルと、制御部とを備え、制御部は、少なくとも過去1週間分の、負荷装置の消費電力に対する太陽光発電装置の発電電力の不足量に相当する過去データを時間帯毎に記憶した記憶部と、記憶部を参照し、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯と同じ時間帯についての過去データおよび予め定められた第1閾値を使用した比較処理の結果に基づいて、コネクタに接続された電動車内の給電路上に設けられた機械式接点を閉状態または開状態とする接点制御部とを含むことを特徴としている。
【0009】
この構成では、負荷装置の消費電力に対する太陽光発電装置の発電電力の不足量に相当する時間帯毎の過去データに基づいて機械式接点が閉状態または開状態とされる。このため、この構成によれば、ある程度まとまった量の電力が不足すると見込まれる時間帯、すなわち、ある程度まとまった量の電力を電動車から負荷装置に供給することができると見込まれる時間帯に限って電動車の駆動用バッテリを放電させることが可能となる。
【0010】
上記第1の電動車用充放電装置の接点制御部は、比較処理の結果が機械式接点を開状態とすべき結果であったとしても、制御を行うべき日と同じ曜日の制御を行うべき時間帯の両隣の時間帯についての過去データおよび第1閾値を使用した比較処理の結果が機械式接点を閉状態とすべき結果であった場合は、機械式接点を閉状態とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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