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公開番号2025004812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104649
出願日2023-06-27
発明の名称棚割支援方法、棚割支援システム、および、棚割支援プログラム
出願人小林製薬株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250108BHJP(計算;計数)
要約【課題】商品の補充を考慮した棚割の作成を支援する。
【解決手段】本発明の一側面に係る棚割支援方法は、各陳列予定商品のフェース数と各陳列予定商品の1フェース当たりの個数との積が、各陳列予定商品を、棚に陳列してから棚に補充するまでの期間において販売する個数についての、実績値の平均または予測値である、各陳列予定商品の期間平均販売個数以上となるように、各陳列予定商品のフェース数を算出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータが、
各小売企業の各店舗で使用される棚に陳列されることが予定されている、複数の陳列予定商品の各々の形状に係る情報であって、少なくとも、各陳列予定商品の横幅を示す情報である、陳列予定商品形状情報を取得する商品形状情報取得ステップと、
前記各陳列予定商品の販売個数の、実績値の平均または予測値であって、前記各小売企業が、前記各陳列予定商品を、前記棚に陳列してから前記棚に補充するまでの期間において販売する個数についての、実績値の平均または予測値である、期間平均販売個数を示す陳列予定商品平均販売情報を取得する平均販売情報取得ステップと、
前記各陳列予定商品の、前記棚の奥行方向に陳列される個数である、1フェース当たりの個数を示す1F在庫数量情報を取得する1F在庫数量情報取得ステップと、
前記棚における、前記各陳列予定商品のフェース数を算出するステップであって、前記各陳列予定商品のフェース数と前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数との積が、前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数以上となるように、前記各陳列予定商品のフェース数を算出するステップである算出ステップと、
少なくとも、前記算出ステップにて算出した前記各陳列予定商品のフェース数を示す情報であって、前記各小売企業の、前記各店舗における前記複数の陳列予定商品の棚割を支援する情報である、棚割支援情報を出力する出力ステップと、
を実行する、
棚割支援方法。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記各小売企業が、前記複数の陳列予定商品の前に前記棚に陳列していた複数の従来陳列商品に係る情報であって、少なくとも、
各従来陳列商品の横幅に、前記棚における前記各従来陳列商品のフェース数を乗じて算出される前記各従来陳列商品の占有横幅の合計である元棚割スペース
を示す情報である、従来陳列情報を取得する従来陳列情報取得ステップをさらに実行し、
前記算出ステップは、さらに、
前記各陳列予定商品の横幅に、前記各陳列予定商品のフェース数を乗じて算出される前記各陳列予定商品の必要横幅の合計である総必要横幅と、
前記従来陳列情報取得ステップにて取得した前記従来陳列情報により示される前記元棚割スペースと、
を用いて、前記各陳列予定商品のフェース数を算出する、
請求項1に記載の棚割支援方法。
【請求項3】
前記算出ステップは、
倍率変数の許容最大値を特定する最大倍率変数計算ステップと、
前記最大倍率変数計算ステップにて計算した前記倍率変数の許容最大値を用いて、前記各陳列予定商品のフェース数を特定するステップであって、
前記最大倍率変数計算ステップにて計算した前記倍率変数の許容最大値と、前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数との積を、前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数で除することで得られる値を、小数点以下切り上げした値と、
前記各小売企業が前記各陳列予定商品について設定しているフェース数の最大値と
のうち、小さい方を、前記各陳列予定商品のフェース数として特定するステップである、特定ステップと、
を含み、
前記最大倍率変数計算ステップは、
前記各陳列予定商品の仮フェース数を計算するステップであって、
前記倍率変数と前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数との積を、前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数で除することで得られる値と、
前記各小売企業が前記各陳列予定商品について設定している前記フェース数の最大値と
のうち小さい方を、前記各陳列予定商品の仮フェース数として計算するステップである、仮フェース数計算ステップと、
前記仮フェース数計算ステップにて算出された前記各陳列予定商品の仮フェース数に、前記各陳列予定商品の横幅を乗じて、前記各陳列予定商品の仮必要横幅を計算する仮必要横幅計算ステップと、
前記仮必要横幅計算ステップにて算出された前記各陳列予定商品の仮必要横幅の合計を、仮総必要横幅として計算する仮総必要横幅計算ステップと
を、前記仮総必要横幅計算ステップにて算出した前記仮総必要横幅が、前記元棚割スペースよりも大きくなるまで、前記倍率変数を、初期値から、1よりも小さな所定値ずつ増やして、繰り返し実行することで、前記仮総必要横幅を前記元棚割スペース以下とする前記倍率変数の最大値を特定し、特定した最大値を、前記倍率変数の許容最大値とする、
請求項2に記載の棚割支援方法。
【請求項4】
前記倍率変数の初期値は、1である、
請求項3に記載の棚割支援方法。
【請求項5】
前記倍率変数の初期値は、
前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数と前記各陳列予定商品の横幅との積を、前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数で除することで得られる値を、前記各陳列予定商品の最小必要横幅とし、
前記各陳列予定商品の最小必要横幅の合計を、最小総必要横幅として、
前記最小総必要横幅によって、前記元棚割スペースを除した値である、
請求項3に記載の棚割支援方法。
【請求項6】
前記各陳列予定商品の1フェース当たりの個数は、
前記棚の奥行長を前記各陳列予定商品の奥行長で除することで得られる値の整数部分と、
前記各小売企業が前記各陳列予定商品について設定している、前記棚の奥行方向に陳列する個数と
のうち、小さい方の値である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の棚割支援方法。
【請求項7】
前記平均販売情報取得ステップは、
前記各小売企業が所定期間において前記各陳列予定商品を販売する個数の、実績値または予測値である期間販売個数を、
前記各小売企業が前記各陳列予定商品について設定している、前記所定期間における、前記各陳列予定商品の、前記棚への補充回数である期間補充回数で、
除することで、前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数を取得する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の棚割支援方法。
【請求項8】
前記平均販売情報取得ステップは、前記所定期間における、前記各小売企業の前記各陳列予定商品の販売個数の実績値を、前記各小売企業のPOS(Point of Sale)システムから取得する、
請求項7に記載の棚割支援方法。
【請求項9】
前記期間補充回数は、前記各陳列予定商品の、販売実績または販売予測に応じて、決定されている、
請求項7に記載の棚割支援方法。
【請求項10】
各小売企業の各店舗で使用される棚に陳列されることが予定されている、複数の陳列予定商品の各々の形状に係る情報であって、少なくとも、各陳列予定商品の横幅を示す情報である、陳列予定商品形状情報を取得する商品形状情報取得部と、
前記各陳列予定商品の販売個数の、実績値の平均または予測値であって、前記各小売企業が、前記各陳列予定商品を、前記棚に陳列してから前記棚に補充するまでの期間において販売する個数についての、実績値の平均または予測値である、期間平均販売個数を示す陳列予定商品平均販売情報を取得する平均販売情報取得部と、
前記各陳列予定商品の、前記棚の奥行方向に陳列される個数である、1フェース当たりの個数を示す1F在庫数量情報を取得する1F在庫数量情報取得部と、
前記棚における、前記各陳列予定商品のフェース数を算出する算出部であって、前記各陳列予定商品のフェース数と前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数との積が、前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数以上となるように、前記各陳列予定商品のフェース数を算出する算出部と、
少なくとも、前記算出部により算出された前記各陳列予定商品のフェース数を示す情報であって、前記各小売企業の、前記各店舗における前記複数の陳列予定商品の棚割を支援する情報である、棚割支援情報を出力する出力部と、
を備える、
棚割支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、棚割支援方法、棚割支援システム、および、棚割支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各小売企業の各店舗における棚割の作成を支援する各種の棚割支援方法等が知られている。例えば、下掲の特許文献1には、陳列する商品の売上高を考慮して、商品の棚割を行う棚割作成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-230127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、店頭の棚から商品が消滅する事態である店頭欠品は、商品の販売機会を逃すことにつながり得る。そのため、各店舗においては、係る店頭欠品を防ぐために、商品を棚に補充する補充作業が定期的に行なわれている。しかしながら、特許文献1に記載の従来の方法は、各店舗において定期的に行なわれている、商品の補充という事実を考慮することができていない。
【0005】
本発明は、一側面では、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、商品の補充を考慮した棚割の作成を支援する、棚割支援方法等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
【0007】
すなわち、本発明の一態様に係る棚割支援方法は、コンピュータが、各小売企業の各店舗で使用される棚に陳列されることが予定されている、複数の陳列予定商品の各々の形状に係る情報であって、少なくとも、各陳列予定商品の横幅を示す情報である、陳列予定商品形状情報を取得する商品形状情報取得ステップと、前記各陳列予定商品の販売個数の、実績値の平均または予測値であって、前記各小売企業が、前記各陳列予定商品を、前記棚に陳列してから前記棚に補充するまでの期間において販売する個数についての、実績値の平均または予測値である、期間平均販売個数を示す陳列予定商品平均販売情報を取得する平均販売情報取得ステップと、前記各陳列予定商品の、前記棚の奥行方向に陳列される個数である、1フェース当たりの個数を示す1F在庫数量情報を取得する1F在庫数量情報取得ステップと、前記棚における、前記各陳列予定商品のフェース数を算出するステップであって、前記各陳列予定商品のフェース数と前記各陳列予定商品の前記1フェース当たりの個数との積が、前記各陳列予定商品の前記期間平均販売個数以上となるように、前記各陳列予定商品のフェース数を算出するステップである算出ステップと、少なくとも、前記算出ステップにて算出した前記各陳列予定商品のフェース数を示す情報であって、前記各小売企業の、前記各店舗における前記複数の陳列予定商品の棚割を支援する情報である、棚割支援情報を出力する出力ステップと、を実行する。
【0008】
本発明の形態は、上記棚割支援方法の態様に限られなくてもよい。上記態様に係る棚割支援方法の別の態様として、本発明の一態様は、以上の各構成の全部又はその一部を実現する棚割支援システム、または、棚割支援装置であってもよい。また、本発明の一態様は、以上の各構成の全部又はその一部をコンピュータに実現、実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記憶した、コンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記憶媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、商品の補充を考慮した棚割の作成を支援する、棚割支援方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る棚割支援システムの全体概要を例示する。
図2は、実施の形態に係る棚割支援情報に基づいて各商品が陳列された棚の正面図の一例を示す。
図3は、実施の形態に係る棚割支援情報に基づいて各商品が陳列された棚の上面図の一例を示す。
図4は、実施の形態に係る棚割支援装置のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図5は、実施の形態に係る棚割支援装置のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。
図6は、実施の形態に係る棚割支援装置の処理手順の一例を示す。
図7は、第2条件を満たす各陳列予定商品のフェース数を算出する処理手順の一例を示す。
図8は、倍率変数の許容最大値を特定する処理手順の一例を示す。
図9は、倍率変数の初期値を決定する処理手順の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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