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公開番号
2025019286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024206407,2023025271
出願日
2024-11-27,2017-08-10
発明の名称
防風通聖散エキス
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
36/232 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、脂質の便中への排泄促進作用が高められた防風通聖散エキスを提供することである。
【解決手段】防風通聖散エキスにおいて、生薬由来成分の総量100重量部当たり6-ギンゲロールが0.005~0.04重量部含まれる場合には、脂質の便中への排泄促進作用が向上する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
防風通聖散エキスを含む便中脂質排泄促進剤であって、前記防風通聖散エキスが、抽出された6-ギンゲロールを、生薬由来成分の総量100重量部当たり0.005~0.015重量部となる量で含み、防風通聖散エキスの抽出に使用された生薬調合物が、当該生薬調合物100重量部当たり、ボウショウを硫酸ナトリウム無水物換算で2~3重量部含んでいる、便中脂質排泄促進剤。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
6日以上継続的に服用される、請求項1に記載の便中脂質排泄促進剤。
【請求項3】
体脂肪率が25%以上でウエストサイズが85cm以上である状態が5年以上続いている人に対して適用される、請求項1又は2に記載の便中脂質排泄促進剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脂質の便中への排泄促進作用が優れた防風通聖散エキスに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、食文化の欧米化に伴い、日本人の脂質摂取量は増加しており、過剰に摂取された脂質は体重増加をもたらし、肥満等の原因となっている。脂質の過剰摂取による悪影響は、体内における脂質の分解能や代謝能を高めることによってある程度は改善できるが、服薬によって脂質の分解能や代謝能を向上させるには限界がある。特に、体脂肪率が25%以上でウエストサイズが85cm以上である状態が5年以上続いている人、中高年で長年肥満体質の人等では、脂質の分解能や代謝能が本質的に低下した体質になっており、このような体質の人に対しては脂質の分解能や代謝能を向上させることは困難と考えられている。そこで、脂質を便と共に排泄させて脂質の排泄量を増加させることが、脂質の過剰摂取による健康障害を改善又は回避するのに役立ち、特に、脂質の分解能や代謝能が本質的に低下した体質の人にとっては、脂質摂取による悪影響を避ける上で有効であると考えられている。
【0003】
一方、防風通聖散には、内臓脂肪の低減やメタボリックシンドロームの改善等に有効な漢方薬として知られている。また、防風通聖散の作用機序についても、交感神経系を介した褐色脂肪細胞における熱産生の活性化、白色脂肪細胞における脂肪の分解促進等が明らかにされている(非特許文献1参照)。また、防風通聖散エキスについては、内臓脂肪の低減効果の向上、呈味改善等の観点から、様々な製剤処方が開発されている(例えば、特許文献1及び2)。
【0004】
しかしながら、防風通聖散について、摂取した脂質の便中への排泄を促進させる作用があることを実際に検証した報告はない。また、脂質の分解能や代謝能が本質的に低下した体質の人は、脂質の分解能や代謝能の向上による効果は期待できないと考えられており、通常、防風通聖散を服薬していないのが現状である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
漢方医学、Vol.37、No.1、2013年、38~40頁
【特許文献】
【0006】
特開2009-242354号公報
特開2009-242330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、摂取した脂質の便中への排泄を促進させる成分について鋭意探索を行ったところ、防風通聖散エキスには、摂取した脂質の便中への排泄を促進させる作用が優れていることを見出した。
【0008】
一方、近年、健康志向の高まりを受けて、医薬の分野では、機能性をより高めることが望まれている。そこで、本発明の目的は、脂質の便中への排泄促進作用が高められた防風通聖散エキスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、防風通聖散エキスにおいて、生薬由来成分の総量100重量部当たり6-ギンゲロールが0.005~0.04重量部含まれる場合には、脂質の便中への排泄促進作用が向上することを見出した。更に、本発明者は、6-ギンゲロールの含有量が前記範囲を充足しつつ、防風通聖散エキスの抽出に使用された生薬調合物が、当該生薬調合物100重量部当たり芒硝を硫酸ナトリウム換算で2~6重量部含む場合には、防風通聖散エキスの前記排泄促進作用がより一層向上することを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0010】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 生薬由来成分の総量100重量部当たり6-ギンゲロールが0.005~0.04重量部含まれる、防風通聖散エキス。
項2. 防風通聖散エキスの抽出に使用された生薬調合物が、当該生薬調合物100重量部当たり、ボウショウを硫酸ナトリウム無水物換算で2~6重量部含んでいる、項1に記載の防風通聖散エキス。
項3. 項1又は2に記載の防風通聖散エキスを含む、便中脂質排泄促進剤。
項4. 6日以上継続的に服用される、項3に記載の便中脂質排泄促進剤。
項5. 体脂肪率が25%以上でウエストサイズが85cm以上である状態が5年以上続いている人に対して適用される、項3又は4に記載の便中脂質排泄促進剤。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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